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なぜWhyを曞くだけで生産性が䞊がるのか



プロダクト開発をしおいるず、ナヌザヌや瀟内から改善芁望をもらうこずがよくある。でも、その芁望の倚くが「How」しか曞かれおいなくお、本圓に必芁な「Why」が曞かれおいない。

䟋えば、よくあるものだず

  • 「ナヌザヌ䞀芧をCSVでダりンロヌドできるようにしおほしい」

  • 「怜玢結果を50件ず぀衚瀺しおほしい」

  • 「削陀ボタンを赀色にしおほしい」

ずいったものだったりしたす。
瀟内の人には「HowはあっおもなくおもいいのでWhyを曞いおください」ず蚀っおいるんだけど、実際にWhyが曞かれおいるケヌスは少ない。
テンプレヌトみたいなものを甚意しおもひどいケヌスだず「◯◯機胜がほしいので◯◯機胜を䜜っおください」みたいなこずが曞かれおいる。

どうしおWhyが重芁かずいうず、"最適な解決策を芋぀け぀぀、将来の拡匵性も考慮した蚭蚈にしたい"からです。

このnoteではなぜ、芁望にはWhyが重芁でHowが重芁ではないか、どうしおWhyを曞くず生産性が䞊がるのかを少し䞁寧に解説しおいきたす。

䟋 カレヌの蟛さ問題


䟋えば自分が飲食店の料理人で店長から「カレヌをもっず蟛くしおほしい」ずいう芁望があったずしたす。

これは兞型的な「How」の芁望ずなっおいたす。
確かに「蟛くする」ずいう解決方法は曞かれおいる。でも、なぜ蟛くしたいのかがわからない。

  • 個人的に蟛いものが奜きだから

  • 倧切なお客さんが蟛党だから

  • 競合店ず差別化したいから

  • SNSでバズりたいから

  • 蟛いカレヌで流行っおいるお店がある

理由によっお察応は党く倉わっおくる。

Whyがないず起こる問題

料理人が「ずりあえず蟛くしたした」で察応するず、こんな問題が起きる。

過剰察応のリスク æ¿€èŸ›ã«ã—すぎお既存顧客が離れる
䞍適切な解決策 æœ¬åœ“は「遞択肢が欲しい」だけかもしれない
機䌚損倱 èŸ›ã•調敎機胜があれば、もっず倚くの人に察応できたかも

本圓の解決策を芋぀けるために

もし「今埌来店するむンフル゚ンサヌが蟛いカレヌが奜きで宣䌝しおもらうために奜みのカレヌを䜜っおほしい」ずいうWhyがわかれば、こんな解決策が考えられる。

  • テヌブルで蟛さを調敎できるトッピングを甚意

  • 個別に激蟛オプションを垞備

  • 蟛さレベルを遞べるメニュヌ開発

単に「蟛くする」より、ずっず䟡倀があり、倚くの人のニヌズを満たせる解決策になりたす。

How VS Why

プロダクト開発での䟋

ナヌザヌ䞀芧のCSVダりンロヌド

「ナヌザヌ䞀芧をCSVでダりンロヌドできるようにしおほしい」ずいう芁望が来た際は、「このCSVは経理ぞの提出甚なのかデヌタ分析甚なのか広告配信に䜿甚するのかただ芋たいだけなのか」、「ナヌザヌ䞀芧にはどんな項目が必芁なのか」ぱっず芋ではわからず、
そもそも解決したい枩床感もわからない。

結果、Whyを掘り䞋げるず「新機胜アップデヌトをメルマガで送りたいのでナヌザヌ䞀芧が欲しくお、名前ずメヌルアドレスの䞀芧がほしい」だけだったりする。
結果、実は別機胜で代替できたり、瀟内のダッシュボヌドツヌルから出力できたりするので機胜自䜓、必芁なかったずいう可胜性も充分ありえる。実際、よくありたす

䞊蚘の䟋で蚀えば、ちゃんずWhyが曞かれおいおば䜜る必芁がなかったり、
最䜎限のものを䜜るだけで充分な可胜性が高い。

チャットツヌルでの削陀機胜

䟋えば、チャットツヌルSlackやChatworkのようなものを提䟛しおいたずする。管理者から「ナヌザヌ削陀機胜を実装しおほしい」ずいう芁望が来た。

これは兞型的な「How」の芁望ずなっおいたす。でも、チャットツヌルでナヌザヌを削陀する堎合は実はすごく耇雑な話になり、考慮すべきこずが山ほどありたす。

  • そのナヌザヌが投皿したチャットコンテンツはどうする

  • 過去のメッセヌゞ履歎から完党に消す

  • 統蚈情報や監査ログはどう扱う

  • チャット内で衚瀺される名前はどうなる

    • 「削陀されたナヌザヌ」ず衚瀺それずも完党に匿名化

  • このナヌザヌが䜜成したチャンネルの所有暩は

ここで「なぜナヌザヌを削陀したいのか」ずいうWhyがあれば、適切な察応が掚枬できる。

䟋えば「退職者が出たのでチャットツヌルに情報を芋れないようにログむンできないようしたい」ずいうWhyがあったずする。
この堎合、本圓に必芁なのは以䞋のようなこずかもしれない。

  • ナヌザヌのログむンを無効化するアカりントは残す

  • 過去のチャットコンテンツは業務蚘録ずしお残す

  • 衚瀺名は実名のたた維持誰の発蚀かわかるように

  • 新芏メッセヌゞの投皿や閲芧だけを制限

぀たり「削陀」ではなく「無効化」が正しい解決策になる。

B2B SaaSでよくある削陀芁望の難しさ

僕の経隓䞊、B2B SaaSプロダクトで「削陀」に関する芁望は特に耇雑になりやすい。

なぜかずいうず、削陀察象のデヌタが他の倚くのデヌタず関連しおいるから。そしお、ビゞネス䞊の芁求ず技術的な敎合性のバランスを取る必芁があるから。

実際にあった「削陀」芁望の䟋を挙げおみる。

「プロゞェクトを削陀したい」
→ 実は「アヌカむブしお怜玢に出ないようにしたい」

「叀いデヌタを削陀したい」
→ 実は「ストレヌゞコストを削枛したい」

「テストデヌタを削陀したい」
→ 実は「本番デヌタず混圚しないようにしたい」

「契玄終了した顧客デヌタを削陀したい」
→ 実は「法的芁件を満たし぀぀、分析甚の匿名デヌタは残したい」

どれも衚面的には「削陀」だけど、Whyを聞くず党く違う機胜が必芁になる。関連するデヌタも含めるず耇雑床ははるかに高くなりたす。

゚ンゞニアがWhyを聞く理由

゚ンゞニアがし぀こく「なぜ」ず聞くのは、意地悪をしおいるわけじゃありたせん。 "最適な解決策を芋぀け぀぀、将来の拡匵性も考慮した蚭蚈にしたい"からです。

「削陀」䞀぀ずっおも、論理削陀、物理削陀、アヌカむブ、無効化、匿名化など、様々な実装方法がある。Whyがわかれば、最適な方法を遞ぶこずができたす。

Whyがあるずなにが良くなるのか

ここたでWhyの重芁性を説明しおきたけど、改めお敎理しおみたす。
Whyがあるず、䞋蚘のようなメリットがありたす。

1. 最適な解決策が芋぀かる

「カレヌを蟛くしお」→「蟛さ調敎トッピングを甚意」のように、より倚くの人のニヌズを満たせる解決策が芋぀かる。

2. 開発スピヌドが䞊がる

䞀芋逆説的だけど、Whyが明確だずプロダクトの生産性は高くなる。
なぜなら、本圓に必芁な機胜だけを䜜れる。

3. 将来の拡匵が容易になる

蚭蚈を行う際にWhyがあるこずで将来の拡匵性を芋通した蚭蚈にしやすくなりたす。

4. チヌム党䜓の共通認識が生たれる

Whyが共有されおいるず、開発䞭に刀断に迷った時も「そもそもの目的は◯◯だから」ず立ち返れる。これが意倖ず倧きい。

5. 機胜の削陀刀断が的確になる

将来「この機胜芁らないんじゃない」ずなった時、圓時のWhyが残っおいれば刀断しやすい。「このWhyはもう存圚しない」ず分かれば、自信を持っお削陀できる。

機胜削陀の重芁性に関しおは䞋蚘noteを参照しおください

どうしおWhyを曞くこずができないか

僕の経隓䞊になりたすが、Whyを曞いおくれず䌝えおも芁望にWhyが曞かれおいないケヌスは本圓に倚いです。
でも、それは悪意があるわけじゃないのです。
以䞋のような理由がありたす。

1. Whyを曞く必芁性を知らない

倚くの人は「具䜓的な解決策を䌝えるこずが効率的」だず考えおいたす。「カレヌを蟛くしお」ず蚀えば、盞手もすぐに理解しお実行できるず思っおいたす。
でも実際は、その解決策が本圓に適切かどうかは、Whyを知らないず刀断できないのです。この認識の差は、職皮や経隓によるずころが倧きいず考えおいたす。

2. 蚀語化するこずが難しい

「なんずなく䞍䟿」「䜕か違う」ずいう感芚的な課題を、明確な蚀葉にするのは実は高床なスキルずなりたす。
日垞業務で感じる違和感を論理的に説明するには蚓緎が必芁。
゚ンゞニアは日垞的にドキュメントやコヌドで蚀語化を匷いられるが、他職皮はその機䌚が少ない。

3. 本質的な課題を理解しおいない

「Excelでダりンロヌドしたい」ずいう芁望の裏に「CRMにむンポヌトしたい」ずいう目的があるこずに、本人が気づいおいないケヌスも倚い。
日々の業務に远われおいるず、「今のやり方」に瞛られおしたい、本圓の目的を芋倱いがち。

4. 「機胜のラむフタむム」ぞの期埅倀の違い

「ずりあえず今だけ䜿えればいい」ず思っおいる人ず、「3幎埌も䜿い続ける前提で䜜る」ず思っおいる人では、必芁な情報の粒床が党く違う。
この期埅倀のズレが、「なんでそんな现かいこず聞くの」ずいう反応に぀ながる。

どうしたらWhyを曞いおもらうようにできるか

Whyを曞いおもらうために僕が行ったもので効果があったものを曞いおみたす。
前提ずしお

  • Whyを必芁性を劎力をかけお理解しおもらうこず

  • いきなり完璧なWhyを求めないこず

が非垞に重芁です。

1. テンプレヌトを䜜る

すぐに実践できる方法です。
テンプレヌトがあるだけで少なくずも埋めなきゃいけないずいう気持ちが働きやすく、確認する人も埋たっおなければすぐに気づくこずができたす。

Beforeよくあるテンプレヌト:

##タむトル

## 詳现

AfterWhyファヌストテンプレヌト:

## 目的

なぜこの改善が必芁なのか、目的を蚘茉

## 圱響を受ける人

## 珟存する課題

## 期埅される効果

## 解決策なくおも可

## 解決策を䜿うシヌンなくおも可

2. 䞀緒にWhyを䜜る

最初から䞀人で完璧なWhyを曞くこずはできないので䞀緒にWhyを䜜り䞊げおみる。䞀床䞀緒に䜜るだけで䜜り方や考え方を孊んでもらうこずができたす。

3. 「困りごず」から始める

完璧なWhyを最初から曞こうずするず挫折したす。たずは「困っおいるこず」を玠盎に曞くこずから始めおもらう。

悪い䟋「ナヌザヌ䞀芧をCSVでダりンロヌドしたい」
第䞀歩「毎月、経理にナヌザヌデヌタを提出するのが面倒」
これだけでも、゚ンゞニアは「定期的な経理提出」ずいう文脈を理解できる。

4. 「5W1H」で掘り䞋げる

困りごずを曞いたら、次はこの質問に答えおみる

  • Who誰が経理郚門が

  • Whenい぀毎月月末に

  • Whereどこで管理画面から

  • What䜕をアクティブナヌザヌの䞀芧を

  • Whyなぜ請求曞䜜成のために

  • Howどのように珟圚は手動でコピペしおいる

これを組み合わせるず自然にWhyが曞ける。はず

5. 「珟圚 → 理想」のギャップを説明しおもらう

フォヌマット
【珟圚】毎月、管理画面を開いお、ナヌザヌ情報を1件ず぀コピペしおいる30分かかる
【理想】ボタン䞀぀で必芁な情報をダりンロヌドできる1分で終わる

このギャップがWhyになりたす。

6. 実際の䜜業を芋せおもらう

蚀葉で説明するのが難しければ、今やっおいる䜜業画面を芋せおもらう

芁望を出す人に「今どうやっおいるか䜜業を画面共有しお芋せおください」ずお願いするこずで䞀緒にWhyを考える際の解像床が栌段に䞊がりたす。


最初は䞋手でもいいから曞いおもらい、䞀緒にWhyを曞いおいくこずでWhyを蚀語化する方法を孊んでもらい぀぀、良い解決策が生たれるずいう成功䜓隓を積んでもらうこずで
垞にWhyを曞いおもらう文化にしやすいなず思っおいたす。
実際、最初はみんな、Whyを曞くこずができなかったのですが埐々に曞くこずができるようになりたした

最埌に


プロダクトマネヌゞャヌや゚ンゞニア、デザむナヌは、Whyから本圓の課題を芋぀け出すプロフェッショナルです。圌らに正しいWhyを枡せば、想像以䞊の解決策Howが返っおくるはずです。



プロダクトマネゞメントにお、お困りごずありたしたら、問い合わせいただけるず幞いです。



いいなず思ったら応揎しよう

すおぃお よろしければ応揎お願いしたす いただいたチップはおいしいご飯を食べるのに䜿わせおいただきたす。