トラピスト修道院
130年前の1896年(明治29)
フランスからやってきた9人の修道士が
石ころだらけの原野に分け入り
トラピスト修道院が 函館近郊の当別に産声をあげた

この修道院は
フランス・ブルゴーニュの葦が生い茂る荒れ地を
発祥の地とする戒律にきびしいシトー会であった
朝3時半に起床 夜8時に床につく
沈黙のうちに祈り 働き 聖なる読書と
静かなる生活を送っている

大聖堂に吊りさげられた聖母子像
若き彫刻家の舟越 桂がはじめてとりくんだ木彫だ
カトリックの彼にとり修道院は重たい存在で
その注文は 祭壇の真上にたつ幼子イエスをいだく聖母マリア
1年間 手がつけられなかった
だが マリアさまも自分と同じく‶不安″を抱えていると
思い至ってノミを持つことができたと 彼は語っている

トラピスト修道院 アンジェラスの鐘の音
