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勉強が一番できないのに、社会に出たら一番活躍する。そんな子がいるとしたら、信じられますか?

私が働く放課後等デイサービスに
そんな高校生の男の子がいます。

漢字は小学生レベルのものすら書けません。算数もあやしい。
理科も社会も
知識が頭に入っていったことがない。
英語なんて、曜日すらピンときていない。

テストの点数だけを見れば
彼は「勉強が苦手な子」というくくりに
まっすぐ収まってしまいます。

でも私は、
この子が社会に出たとき
一番見込みがあるな

と思っているんです。

1.体で覚える子は、耳では覚えられない

きっかけは、調理のカリキュラムでした。

彼は、指示されたことを一番忠実に
守りながら、しっかり動くことができます。なんなら、言われた以上のことも
できてしまう。

家で調理をする機会があるからと
いうのもありますが
それだけではない気がしています。

彼は、体を使って覚えることが得意なタイプです。裏を返せば
耳から入ってくる情報を覚えることは
あまり得意ではありません。

座って話を聞き
頭の中で処理して
記憶する。
そういう学び方には向いていない。

でも、手を動かし、体を動かしながら覚えることには、ちゃんと強さがある。

これは「できない」ではなく
「学び方が違う」
だけなのだと
私は思っています。

2.洗い物までが調理だと、彼は分かっている

彼のすごさは
調理がうまいというだけではありません。

食べ終わったらすぐ
洗い物に向かいます。

まわりのみんなが
まだのんびりと自分の作ったものを
食べているような場面でも、彼だけは
「よし、食べ終わった。洗い物行くぞ」
と動き出す。

なぜかというと、洗い物までがカリキュラムであり、洗い物までが調理だと、彼はちゃんと分かっているからです。

そしてついでに、物を持っていく。
ついでに、洗っておく。
ついでに、戻しておく。
この「ついで」に関して
彼は抜群に気づきます。

3.「ついで力」は
大人になっても持てない人は持てない

「ついで」ができると、まわりが助かります。そして何より、本人の仕事が早くなります。

これができるのは
たしかにセンスもあるのでしょう。

でも、目をいろいろな場所に配れること
やっておいた方がいいと気づいたことを
自分から引き受けられること。

これって、社会人にとって、
めちゃくちゃあったらいい力だと
思いませんか?


本人には
「ついでに物をやったから褒められたい」
という気配は、まったくありません。
それぐらいできて当たり前でしょ
という顔をしています。

そんな彼に、私はいつも伝えています。

「そういう、「ついで」で気づいて動ける
力って、大人になってもできない人は
できないからね。
だから絶対、職場で可愛がられるよ」


机に座ってパソコンとにらめっこするような仕事には、向いていないかもしれません。

でも、
常に目を使い
足を使い
手を動かす
そんな仕事の現場では
彼の「ついで力」はきっと役に立つでしょう。

漢字が書けるかどうかより
テストの点数がいくつかより
もっと社会で必要とされる力を
彼はすでに持っている。

彼が近い将来
社会の中で役割を持って活躍する姿を
私はとても楽しみにしています。

みなさんの周りにも
「ついで力」の持ち主はいませんか?
ぜひコメント欄で教えてくださいね!

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はっしー@児童指導員/ソーシャルワーカー 応援ありがとうございます! さらにパワーアップして よりお役に立ちたいです!