橋は、ただそこにあるものじゃなかった。
朝の橋を渡る。
橋の上に出ると、
風が少し強い。
川面に、
細かな波が立っている。
自転車が一台、
横を通り過ぎた。
かごの中の袋が、
風に少し揺れている。
向こうには、
朝の住宅街。
いつもの景色だった。
この橋は、
子どもの頃から知っている。
何度も渡った。
学校へ行くときも、
遊びに行くときも。
橋は、
ただそこにあった。
ある日、
橋の歴史について話している番組を見た。
昔は、
橋をつくることも命がけだったという。
高いところで。
川の上で。
今のように、
十分な機械もない時代に。
その話を聞いてから、
次にこの橋を渡ったとき。
少しだけ立ち止まって、
川を見下ろした。
風が吹いている。
そのとき、
ふと思い出した。
子どもの頃、
この橋の上から
花火大会を見たことがあった。
夜の川。
人のざわめき。
少し遅れて届く、
花火の音。
暗い空に、
大きな花火が開いていた。
あのときも、
この橋はここにあった。
今朝も、
誰かが橋を渡っていく。
自転車が通る。
車が通る。
川は、
いつものように流れている。
橋は、
ただそこにあるものじゃなかった。
風が、また吹いた。
川面が揺れる。
自転車が一台、
橋の向こうへ走っていった。
私は、
いつものように橋を渡った。
🌸楽曲を作ってみました🌸
この文章を元に、Suno(AI)で静かなピアノと、やわらかな歌声の楽曲を作ってみました🎵
朝の橋を渡る風や、川の流れ。
子どもの頃に見た花火の記憶。
いつもの景色が、少し違って見えるようになった朝の情景を、
音楽にしてみました♬
よければ、朝の時間に聴いてみてください😊 こちらはご無理なくで🙇
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