肩書を失う前に、55歳のいまから整える"3つの引き出し"|55歳の自分軸×退職前
異業種交流会の、受付。
名札に、何を書こうか、ペンを持ったまま、手が止まる。
、、、会社名と、役職。
それを書けば、ひとまず、自分が何者かは伝わる。
でも、ふと、思うんです。
「、、、あと数年で、この肩書、なくなるんだよな」
「、、、そのとき私は、名札に、何を書くんだろう」
55歳。
定年が、もう、ぼんやりとした未来じゃなくて、手帳の数ページ先に見えてくる年齢。
会社の肩書、役職、名刺、所属、、、長いあいだ、自分を「何者か」にしてくれていたものが、順番に、はずれていく。
肩書を失うのが怖いんじゃない。"肩書のない自分"を、何十年も見ていないことが、怖いんです。
タイトルにも書きました。
肩書を失う前に、55歳のいまから整えておきたい "引き出し" が、3つあります。
定年してからじゃ、間に合わないものばかりです(笑)。
、、、でも、いまから3つ整えておけば、肩書がはずれた日も、自分が空っぽにならない。
この記事では、肩書だけで生きてきた人が陥る3つの空白と、いまから整える3つの引き出し、そして、引き出しを整えた55歳の定年後の景色を、3分でお渡しします。
3分だけ、付き合ってください。

なぜ、肩書を失う前に "引き出し" を整えておく必要があるのか|3つの理由
まず、ここから整理します。
なぜ、定年してからじゃなくて、いまなのか。
理由は、3つあります。
理由①|肩書は、ある日まとめて、はずれる
肩書は、少しずつ薄れていくんじゃなくて、退職の日に、一斉にはずれる。
役職定年、再雇用、そして定年。
、、、肩書が抜けていく流れは、ある日、一気に来ます。
昨日まで「〇〇部長」だった人が、今日から、ただの「〇〇さん」になる。
これ、頭ではわかっていても、心が追いつくのに、かなりの時間がかかるんです。
だから、まだ肩書があるうちに、肩書ぬきの自分を、少しずつ準備しておく。
はずれてからゼロから探すのと、はずれる前に少し整えておくのとでは、その後の景色が、まるで変わります。
理由②|55歳は、肩書ぬきの自分を試せる "最後の余白" がある
会社という土台がまだあるうちは、肩書の外に踏み出しても、落ちても大丈夫。
55歳には、まだ、会社という足場が残っています。
これ、地味だけど、すごく大きい。
足場があるうちなら、肩書の外で何かを始めて、うまくいかなくても、また会社の自分に戻れる。
定年後にゼロから始めるのは、足場のない場所で、いきなり飛ぶようなもの。
いまなら、安全に試せるんです。
「肩書のない自分」を、リスクなく実験できる、最後の数年。
それが、55歳という余白です。
理由③|肩書がはずれたあとの人生は、まだ "30年" 残っている
定年は、ゴールじゃなくて、肩書なしで生きる30年の、スタートライン。
55歳の平均余命は、女性で35年前後。
、、、つまり、定年で肩書を失ったあとも、人生の3分の1以上が、残っています。
その30年を、「、、、私、何者なんだろう」を抱えたまま過ごすのか。
それとも、「私は、こういう人」と言える引き出しを持って過ごすのか。
この差は、30年分の差になります。
肩書は、人生の途中までの、借りものの名前。
その先の30年のために、いまから、自分の名前で開けられる引き出しを、整えておくんです。
、、、3つの理由、見えましたか。
肩書は一斉にはずれる。いまなら安全に試せる。その先に30年ある。
、、、だから、「定年してから考えよう」じゃ、遅いんです。
では、いま何もしないまま定年を迎えると、何が起きるのか。次の章です。
肩書だけで生きてきた人が、定年後に陥る "3つの空白"|いくつ当てはまる?

ここで、自分の現在地を、正直に確認してください。
下の3つの空白、いまの自分に、いくつ近いですか。
空白は、定年の日に突然来るんじゃなくて、肩書に寄りかかってきた年月の分だけ、深くなる。
空白①|名刺を渡せない場で、自分を一言で説明できない
「会社名と役職」を抜いたら、自分の説明が、急に出てこなくなる。
休日に、知らない人と話す場面。
「お仕事は、何を?」と聞かれて、つい、会社名と役職を答える。
、、、でも、もし、その肩書が使えなかったら?
「、、、私は、えっと、、、」
、、、自分を一言で説明する言葉が、出てこない。
これ、能力がないからじゃないんです。
長いあいだ、自己紹介を、会社の肩書に外注してきたから。
肩書という便利な説明書きに頼っているうちに、「肩書ぬきの私」を言葉にする筋肉が、使われないまま、眠っているんです。
これが、空白①です。
空白②|会社の外に、肩書ぬきで会える人が、ほとんどいない
「部長だから集まる人」と「あなただから集まる人」は、別物です。
考えてみてください。
いま、定期的に会っている人の顔を、思い浮かべる。
、、、その人たちは、「会社の自分」を通して、つながった人ですか。
それとも、「肩書ぬきの自分」とつながっている人ですか。
、、、ここで、ハッとする方が、多いんです。
仕事関係、取引先、同僚、部下、、、気づけば、人間関係の9割が、会社の肩書を介したつながり。
肩書がはずれた瞬間に、その9割は、すっと、遠ざかります。
「部長だから集まってくれた人」は、部長じゃなくなったら、来なくなる。
これ、冷たい話じゃなくて、自然なことなんです。
だからこそ、いまから、「あなただから会いたい」という関係を、少しずつ育てておく必要がある。
これが、空白②です。
空白③|「明日、何をして過ごすか」を、自分で決められない
会社は、毎朝、行く場所と、やることを、勝手に決めてくれていた。
会社員でいるあいだは、朝起きたら、行く場所が決まっています。
やることも、会社が、ある程度、決めてくれている。
これ、当たり前すぎて、ありがたみに気づかないんですが、
定年した瞬間、この「決めてくれる存在」が、消えます。
朝、目が覚めて、
「、、、今日、何をしよう」
、、、この問いに、自分で答えを出せない。
最初の数日は、解放感かもしれない。
でも、1ヶ月、2ヶ月と続くと、「何をして過ごすかを、自分で決める」という、ずっと使ってこなかった力のなさに、直面します。
これが、いちばん深い、空白③です。
、、、いくつ、近いものがありましたか。
2つ以上なら、ハッキリ書きます。
肩書がはずれた日に、空っぽになるリスク、確実にあります。
ただ、ここで自分を責める必要は、まったくありません。
3つの空白は、会社という仕組みに、まじめに尽くしてきた人ほど、深くなるもの。
つまり、それだけ、あなたが、ちゃんと働いてきた証拠なんです。
で、ここからが本題です。
空白を埋めるのに必要なのは、すごい資格でも、起業でも、人脈づくりの猛ダッシュでもありません。
いまから、3つの引き出しを、少しずつ整えるだけ。
55歳のいまから整える "3つの引き出し"

ここから、肩書がはずれても、自分が空っぽにならない、3つの引き出しをお渡しします。
引き出しは、定年の日までに完成させなくていい。いまから、1段ずつ、中身を入れ始めるだけ。
順番通りに、できるところから始めてください。全部一気にやろうとしなくていい。
引き出し①|肩書のいらない人間関係の引き出し
「あなただから会いたい」と言ってくれる人を、いまから3人だけ、育てる。
これが、1つ目。
会社の肩書を介さない人間関係を、いまから、少しずつ作っておく。
といっても、いきなり大量に、じゃありません。
3人で、いいんです。
たとえば、
学生時代の友人に、肩書の話ぬきで、月1回会う
趣味のサークルや講座に、「〇〇会社の人」じゃなく「ただの私」として参加する
近所の、利害関係のない人と、世間話ができる関係を作る
ポイントは、そこで、会社の肩書を出さないこと。
「〇〇会社の」を言わずに、自分の話をしてみる。
、、、最初は、落ち着かないかもしれません。肩書という鎧を脱いだ感じがして。
でも、肩書ぬきで会ってくれる人が3人いると、定年の日が来ても、人間関係の9割が遠ざかった、にはならない。
「あなただから」で残る人が、ちゃんと、いる。
これが、引き出し①です。
引き出し②|「誰にも頼まれないのに、やりたいこと」の引き出し
会社は「やるべきこと」をくれた。これからは「やりたいこと」を、自分で持つ。
2つ目は、「やりたいこと」の引き出し。
会社員でいるあいだは、「やるべきこと」が、毎日、向こうからやってきました。
、、、でも、定年後に余る時間を埋めるのは、「やるべきこと」じゃなくて、**「誰にも頼まれないのに、やりたいこと」**です。
ここで、ちょっと立ち止まってください。
「、、、私、頼まれてないのに、やりたいことって、何だろう」
すぐに出てこなくても、大丈夫。それが普通です。
だから、いまから、こうやって、少しずつ探します。
「ちょっと気になる」を、メモに1個ずつ書き溜める
気になったものを、1つ、実際に試してみる(続けなくていい)
「やってみて、心が動いたか」だけを、記録する
大事なのは、いきなり「一生の趣味」を見つけようとしないこと。
向いてなかったら、やめていい。
「試して、違ったら手放す」を繰り返すうちに、心が動くものの傾向が、見えてきます。
その傾向が、引き出し②の中身です。
引き出し③|「私は、こういう人」と言える、自分の物語の引き出し
肩書は"所属"の説明。物語は"あなた"の説明。後者は、誰にも、はずせない。
3つ目。、、、ここが、いちばん大事です。
肩書は、「どこに所属しているか」の説明でした。
でも、これから必要なのは、「私は、こういう道を歩いてきて、これからこう生きたい人です」という、自分の物語のほう。
、、、物語は、会社が、はずせない。
退職しても、役職定年でも、あなたの物語は、あなたのまま残ります。
じゃあ、どうやって整えるか。
これまでの人生で、「本当は嬉しかった選択」を、5つ書き出す
「本当は嫌だったけど、やった選択」も、5つ書き出す
その10個を眺めて、「私は、こういうものを大事にしてきた人だ」を、1行にする
たった、これだけ。
でも、この1行が、肩書がはずれた日の、新しい名札になります。
「〇〇部長」の代わりに、「私は、こういうことを大事に生きてきた、こういう人です」と、自分の言葉で言える。
これが、引き出し③。3つの中で、いちばん深く、いちばん長く効きます。
、、、3つ、見えましたか。
全部一気にやろうとしなくていい。
最初の1週間は、引き出し③の「嬉しかった選択を5つ」だけ。慣れたら引き出し②の「気になるメモ」を始める。次の月から引き出し①の「肩書ぬきで会う1人」を、、、と、段階的でOK。
これだけで、肩書がはずれる日までに、自分の引き出しが、少しずつ、埋まっていきます。
3つの引き出しを整えた55歳女性の、定年後の景色
3つの引き出しを整えた55歳の女性は、定年後、こんな景色を見ています。
景色①|名刺がなくても、自分を、自分の言葉で説明できる
「会社名」じゃなくて「私の物語」で、自分を語れる人は、肩書がはずれても揺れない。
肩書のない場で、「あなたは、どんな方ですか」と聞かれて、
「私はね、こういうことを大事に生きてきて、いまは、こういうことに心が動くんですよ」
、、、と、自分の言葉で、すっと答えられる。
名刺がなくても、自分が何者か、わかっている。
これが、引き出し③が育った景色です。
景色②|定年の日に、人間関係が、すっと残る
肩書で集まった人は遠ざかる。でも「あなただから」の人は、ちゃんと残る。
退職して、会社関係のつながりが、自然に遠ざかっていく。
、、、でも、不安にならない。
なぜなら、肩書ぬきで会ってきた人が、ちゃんと、残っているから。
「部長じゃなくなったから」じゃなく、「あなたに会いたいから」で、連絡が来る。
その関係が、定年後の毎日を、あたたかくします。
景色③|朝、「今日、何をしよう」に、ちゃんと答えがある
会社が決めてくれていた毎日を、自分の"やりたい"で、設計できるようになる。
朝、目が覚めて、
「、、、今日は、あれをやろう」
、、、と、自分で決められる。
誰にも頼まれていないけど、やりたいこと。会いたい人。書き残したい言葉。
引き出しの中身が、毎日を、自分の手で、組み立ててくれる。
これが、肩書を失う前に引き出しを整えた女性の、定年後の景色です。
実は、似たような道を歩いた55歳の女性がいます。
Hさん(55歳)。会社員で、定年と両親の介護が、ちょうど同時に見えてきた、独身の方。
Hさんは、最初、こう言っていました。
「退職後、どう生きればいいのか、輪郭がつかめない」
「、、、仕切り屋を、封印してきた」
「会社の自分しか、知らない気がする」
「弱さを、人に見せたくない」
、、、まさに、肩書がはずれる前の、55歳の岐路ど真ん中でした。
そんなHさんが、ある一文と出会ったとき、すべてが切り替わりました。
、、、その一文を境に、Hさんは「会社の肩書で立っていた自分」から「自分の名前で立てる自分」に、切り替わったんです。
切り替わったあとのHさんは、こう変わりました。
AI活用コミュニティで、5人チームを結成。会社の肩書とは関係ない場所で、リーダーシップを発揮できるようになった
自分独自のモデル(ブランディング×商標)を確立し、自分の名前の看板を持てた
初めてのセミナーを開催(8名お申し込み)
友人に、素直に「聞いてもらえる?」と頼れる自分になった
両親の介護を「家族の目標につながる時間」として捉え直せるようになった
、、、魔法のように、ではなく、順番に、自然に、引き出しが埋まっていきました。
(その「ある一文」が、何だったのか。Hさんがどうやってそこにたどり着いたのか、、、詳しくは、後で紹介する7日間の実践プログラムで、丁寧に書いています)
最後に、もう1回だけ。
肩書を失うのが怖いんじゃない。"肩書のない自分"の引き出しが、空っぽなことが、怖いんです。
そして、
引き出しは、定年の日までに完成させなくていい。いまから、3つを、1段ずつ整えるだけ。
今日、寝る前に、ノートを1冊、開いてみてください。
そして、最初の1ページに、こう書いてみてください。
・これまでの人生で、本当は嬉しかった選択を、1つ ・最近、頼まれてないのに「ちょっと気になる」と思ったことを、1つ ・肩書ぬきで会いたい人の顔を、1人
、、、それが、肩書を失う前に、自分の引き出しを整える、最初の1歩です。
次の一歩|30代・40代・55歳の事例で、7日間ワーク全手順を見る
「肩書がはずれても、空っぽにならない自分で、定年を迎えたい」
、、、ここまで読んで、そう感じた方へ。
30代の恋愛。 40代の子育て。 55歳の退職前と介護。
、、、年代は違っても、岐路で問われている「たった一つの問い」は、同じです。
その問いに、7日間で1本、自分の答えを通すワーク全手順を、年代別の女性たちの実例とセットで公開しています。
連絡が来ない夜の30代Sさん。 子どもを怒鳴ってしまった夜の40代Yさん。 「このまま定年でいいんだっけ?」と立ち止まった55歳Hさん。
3人が、それぞれの岐路で、どんな問いを置いて、どんな景色にたどり着いたか、、、
7日間で、あなたも同じ道を歩けます。
1,980円。 今日から、始められます。
