フォロワーゼロの私が商業出版できた、15年前のきっかけ
私は有名人でもインフルエンサーでもYouTuberでもありません。
それなのに、なぜ商業出版デビューできたのか。
その「最初の最初」のお話をします。
誰にも読まれなかった30投稿
15年前、会社員だった私は、匿名のTwitterアカウントで「毎日1冊、読んだ本をレビューする」というのを始めました。
全くのゼロからのスタートです。
最初の30投稿は、ほんとうに誰にも見られていない感覚でした。
「いいね」もコメントもない。
宛先のない手紙を毎日ポストに入れているような日々でした。
転機は、ある著者からの「ありがとう」
ある日、レビューを書いた本の著者ご本人から「ありがとう」というコメントが届き、リツイートまでしてくださったのです。
とても感激して、その日は何度も見返してニヤニヤしてました。
これをきっかけに、書き方を変えました。
作者にラブレターを書くつもりで書く
「この本が良かった」ではなく、
「この一文が好きです」
「ここを読んで、私自身のこんな経験を思い出して共感しました」
——なるべく具体的に、その作者ただ一人に届くラブレターのように書くようにしたのです。
すると、日に日に作者の方々からコメントやフォローをいただけるようになりました。
そして、それを見たファンの方々もフォローしてくださるようになったのです。
気づけばフォロワーは5万人を超え、当時のTwitterフォロワーランキング全国50位以内に入るほどになっていました。
そして10年の休眠
見てくださる方が増えた一方で、毎日大量のコメントをいただくようになると、返信が追いつかなくなりました。
アンチ的な方も少し増えて、そのアカウントは10年以上放置することになったことで、フォロワーもほとんどいなくなり、書くことからは遠ざかっていきました。
それでも、毎日書き続けた経験、「読んでほしいたった一人に届ける」という書き方は消えませんでした。
仕事にも活き、間違いなく今回の出版につながっています。
1年前、お世話になってる方の出版パーティに何度か顔を出してる中で、急に書いてみたいと思い立って一気に書いた1万文字くらいの文章を、出版社に紹介してくれることになったのです。
かつてTwitterをやってなかったら書けなかったことでしょう。書く楽しさはすぐに蘇ってきました。
先日、当時からフォローし続けてくれている樺沢紫苑先生の新作『知性大全』の感想を、久しぶりに投稿してみました。
10年止まっていたアカウントなので、なかなか反応は少ないですが、気長に続けてみようと思います。
noteを書いているあなたへ
noteを続けている皆さんは、文章を書く力が確実についています。
もし良かったら、誰か一人を思い浮かべて、その人に届くことを意識して書いてみてください。
不思議なことに、一人に向けて書いた文章ほど、他の多くの人にも届きます。
そしていつか、出版という話につながるかもしれません。
書評や映画レビューは、その練習に最適です。相手(作者や監督)が実在するからです。
誰か一人に届けようと書き続けている人の文章は、読んでいてとても楽しい。
わたしもフォロワーさんやいいねをくださる方々の記事を毎日読んでいます。
ぜひ、やってみてください。
