#11 5分健康室 30回噛んだらアゴが疲れた?顔の筋肉をこっそり鍛えて「勝手に燃える体」を起動する隙間1分ワーク
【第8回】6月8日(月)配信分:運動回
かつて根性と気力だけで乗り越え、心身を崩した経験から、毎日たった5分で自分の体を守る「5分健康室」を始めました。
今まさに必死で頑張りすぎているあなたへ。10年先、20年先も若々しく動ける体を作るための、簡単な運動をお届けします!
週末、「そういえば、金曜日に『30回ガシガシ噛むと脂肪が燃える』って書いてあったな」と思い出して、実践してくださったあなたへ。
……もしかして、少し試しただけで「アゴがめちゃくちゃくたびれた」
「30回も噛むの、意外としんどい!」と思いませんでしたか?
もしアゴが疲れてしまったなら、運動個所を見つけられたラッキーサインです。
コロナによる長いマスク生活の後遺症とも言える表情筋の筋力低下。
それに加え1週間ノンストップでマルチタスクを回し、ストレスによる食いしばりが増え、顔面や首まわりの筋肉が少し弱くなっているいる可能性があります。
アゴが疲れるからといって、噛むのを諦めて飲み込んでしまうのはもったいない!
家の中でわざわざ表情筋のトレーニングをする時間なんてありませんよね。それなら、一歩外に出た移動中や、職場のデスクといった「自宅外の隙間時間」を使って、周りにバレずに顔と首の筋肉を鍛え、勝手に脂肪が燃える体を起動する時間に変換しませんか?
1. 道具も時間も不要!「こっそりお口の内側プレッシャー」のやり方
今日のついで運動は、外にいる時にマスクの下や、デスクでうつむいたフリをしながらできるこれです。
名付けて、「こっそりお口の、内側プレッシャー」
やり方は、外から見たら完全に「すまし顔」のままできるくらい簡単です。
口を閉じたまま、舌の先を「上あごの天井」にギューッと強く押し付けます。
そのまま心の中で5秒数えます。(1、2、3、4、5)
パッと力を抜きます。
これを通勤の乗り物の中や、パソコン画面を見つめる隙間に、3回ほど繰り返してみます。
2. 【最新科学】なぜ「口を動かすだけ」で脂肪が燃えやすくなるのか?
「外にいる時に、口の中で舌を動かすなんて意味あるの?」
そう思うかもしれません。ですが、これが驚くほど体に火をつけてくれるのです。
実は、よく噛む(咀嚼する)という行為は、ただ食べ物を細かくするだけでなく、顔や首の筋肉を通じて脳の「視床下部」という場所に「今からエネルギーが入るぞ!」という強力な電気シグナルを送っています。
最新の研究(※1)でも、しっかり噛む刺激が交感神経を介して全身の「褐色脂肪細胞(脂肪を燃やす細胞)」を物理的に目覚めさせ、食事誘発性熱産生(DIT)を底上げすることが分かっています。

3. 【シチュエーション別】外出先でこっそり首・アゴをスッキリさせる3つの工夫
外で過ごしている時の環境に合わせて、こっそり取り入れやすいものを選んでみてください。
パターンA:通勤の電車やバス、移動中で「完全に1人」のあなたへ
マスクを逆手に取りましょう。マスクの下で、**「舌の先で、歯の表面をなぞるようにぐるぐると大きな円を描く(レロレロ回し)」**を左右に5回ずつやってみてください。アゴのたるみや首のラインがすっきりするだけでなく、唾液がじわっと出てきて、消化工場の準備が完璧に整います。
パターンB:職場のデスクで「パソコンに向かっている」あなたへ
書類をチェックするフリをして、少しだけうつむきます。そして**「奥歯をグッと3秒噛み締め、パッと緩める」**を繰り返してください。耳の下あたりにある「咬筋(こうきん)」という大きな筋肉が刺激され、頭のモヤモヤがすっきりして月曜日の集中力が一気に跳ね上がります。
パターンC:出先のトイレや洗面所で「鏡の前に立った」あなたへ
個室や手洗いの鏡の前で1人になった瞬間がチャンスです。鏡に映る自分に向かって、**「ニコッと口角をこれ以上ないくらい高く上げ、目をパッと大きく開く」**のを5秒キープします。最新の心理学(※2)でも、笑顔の形を作るだけで脳のストレスホルモンが減り、首まわりの血流が良くなって肩こりまで軽くなることが分かっています。
日本は40代女性が各世代の中で最も多忙であり、50代女性は睡眠時間が極めて短い傾向にあることが公的データ(※3)でも報告されています。
月曜日の張り詰めた空気の中、こうして時間を作って「健康室」を読みに来てくださって、本当にありがとうございます。時間がある時に、またふらっとお立ち寄りくださいね。
どうせ移動するなら、顔まわりを鍛えて燃焼体質に切り替える時間に。
さあ、今日も10年前のハツラツとした自分をイメージして、心地よく一歩を踏み出しましょう!
5分健康室
10年前の自分をイメージして今日も一日過ごしましょう
【出典・エビデンス】
※1 東京工業大学・林直亨教授らの研究チームによる論文(2021年12月発表、および2022年追加検証)。「咀嚼行動が食後の熱産生に与える影響」において、口のまわりの筋肉や神経への刺激が、消化管への血流を増加させ、食事誘発性熱産生(DIT)を有意に増加させることが科学的に実証されています。
※2 北アイルランドのクイーンズ大学などの研究(2018年発表)。口角を上げる(笑顔の形を作る)動作が、脳のストレス反応を軽減し、自律神経のバランスを整える効果が報告されています。
※3 総務省「社会生活基本調査(2021年データ)」および厚生労働省「国民健康・栄養調査」
【今日のひとこと】
アゴの疲れは、あなたの細胞工場が「これから生まれ変わるぞ!」と動き出した嬉しいサイン。月曜日の今日も、こっそりお口を動かして、自分だけの秘密の燃焼スイッチを押していきましょう♪
