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#17 5分健康室 がんばり屋のあなたが、週に1度だけ「自分を最優先」にするためのマインドセット

【第14回】6月14日(日)配信分:マインド回

かつて根性と気力だけで乗り越え、心身を崩した経験から、毎日たった5分で自分の体を守る「5分健康室」を始めました。

今まさに必死で頑張りすぎているあなたへ。10年先,20年先も若々しく動ける体を作るための、リアルな経験と簡単な運動をお届けします!


穏やかな日曜日をお過ごしでしょうか。
今週も仕事に、家事に、大切な誰かのために、時間と力を注ぐ。
本当にお疲れ様です。

「日曜日の夕方になると、明日からの1週間を考えてなんとなく心が重くなる…」
「休みの日なのに、頭のどこかでずっと仕事やタスクのことを考えていて休まった気がしない」

そんな風に、無意識のうちに心が緊張し続けていませんか?

公的な調査(※1)でも、働く女性の約7割以上が「日常的に強いストレスや疲労を感じている」と回答しており、特に家庭と仕事を両立している世代では、自分の時間が24時間の中で1分もないという過酷な現実があります。

誰かのために100%のがんばりを届けているあなただからこそ、週に1度、この日曜日だけは「自分自身」を1番の特等席に座らせてあげてほしいのです。

今回は、忙しい心をフッと緩め、明日からのエネルギーをチャージするための「自分最優先」のマインドセットをお届けします。


1. なぜ、がんばり屋ほど「休むこと」に罪悪感を持ってしまうのか?

「ちょっと時間が空いたから、のんびりソファーで横になろう」
そう思った瞬間、頭の中で「あ、あの家事を先にやらなきゃ」「メールの返信を忘れていたかも」と、もう一人の自分が責めてくることはありませんか?

実は、責任感が強くて優しい人ほど、「何もしない時間」=「サボっている、悪いことだ」と脳内で自動的に変換してしまう傾向があります。

心理学の分野(※2)では、これを「過剰な責任感のフィルター」と呼びます。

この状態が続くと、心と体には次のような「目に見えない危機」が忍び寄ります。

  • 危機①:脳の「危険センサー」が24時間鳴りっぱなしになる
    常に「何かをしなければ」と焦っているとき、脳の扁桃体(へんとうたい)という部分が興奮し、自律神経の交感神経(アクセル)が狂ったように働き続けます。これでは、寝ている間も体が回復しません。

  • 危機②:心に溜まった「小さな我慢」が、ある日突然あふれ出す
    「私さえがんばれば丸く収まるから」と自分の気持ちを後回しにし続けると、心のダムは少しずつ削られ、些細なきっかけでドカンと涙があふれたり、無気力になったりします。

  • 危機③:大切な人へ「優しさの配給」ができなくなる
    自分の心のコップがカラカラの状態で、他人に優しくすることはできません。自分が満たされて初めて、周りにも自然な笑顔を向けられるようになります。

つまり、「休むこと」は決してサボりでも贅沢でもありません。

あなたがあなたの大切な役割を果たし続けるための、科学的に絶対に欠かせない「命のメンテナンス時間」なのです。

心のコップのイメージ

2. 脳科学が証明!心を完全にリセットする、究極の「5分間・マインドフル思考」

「休むのが大事なのは分かったけれど、具体的にどうすれば頭のスイッチをオフにできるの?」

そう思われた方に、医療やビジネスの最前線(※3)でも劇的な効果を上げている、最もシンプルで強力な方法をご紹介します。

それが、自分の「感覚」だけに意識を集中させる「マインドフル思考(瞑想)」です。

難しい座禅を組む必要はありません。デスクやリビングの椅子に座ったまま、たった5分で脳の疲労を驚くほどスッキリ解消することができます。

  • 効果①:脳の「ゴミ箱」が空っぽになる
    過去の後悔や未来の不安をぐるぐると考え続けてしまう脳の回路(デフォルト・モード・ネットワーク)の無駄遣いをピタッと止め、脳のエネルギーを温存します。

  • 効果②:自律神経が「お休みモード」に切り替わる
    呼吸を深く意識することで、副交感神経(ブレーキ)が優位になり、血管がふわっと広がって、全身の血流や内臓の働きが活発になります。

  • 効果③:自分の「本当の心の声」に気づける
    周りの雑音が消えることで、「あ、私は今、本当はすごく疲れていたんだな」「温かいスープが飲みたいな」という、大切な自分の本音をキャッチできるようになります。

予定を詰め込むことだけが、充実した休日ではありません。
あえて「何もしない時間」を5分だけ自分にプレゼントしてあげてください。


3. 今日からできる!自分を大切にするための「ファーストステップ」

それでは、この日曜日の夜からすぐにできる、あなたの心をお守りにするファーストステップをお伝えします。

今日1日の中で、どんなに小さくても「がんばった自分」を3つ褒める

ノートの切れ端でも、スマートフォンのメモ機能でも構いません。今日あなたがやり遂げたことを、3つだけ文字に書き出してみましょう。

「朝、眠いのにちゃんと起きた。えらい!」
「家族のために美味しいご飯を用意した。本当にすごい!」
「5分健康室を読んで、自分の体に向き合えた。素晴らしい!」

どんなに小さなことでも構いません。
他人に褒めてもらうのを待つのではなく、あなたが1番の理解者になって、自分の努力をしっかりと認めてあげるのです。

書き終えたとき、胸の奥がじんわりと温かくなり、明日からの1週間を乗り越えるための「本当の味方」が自分の中にいることに気づけるはずです。

来週も「5分健康室」は、いつでもあなたの味方として、ここで温かく扉を開けて待っています。

心をふんわりと緩めて、まずは今夜、心地よい眠りにつけますように。


5分健康室
10年前の自分をイメージして今日も一日過ごしましょう


4. 出典・エビデンス

※1 厚生労働省「労働安全衛生調査(実態調査)」における、働く女性のストレスおよび精神的疲労に関する最新の統計データ。

※2 認知行動療法(CBT)における「責任の過大評価(Overestimation of Responsibility)」の理論、および精神生理学におけるストレス対処行動(コーピング)の臨床データ。

※3 米国マサチューセッツ大学医学部マインドフルネス・センター(Center for Mindfulness)が開発した「MBSR(マインドフルネス低減法)」に基づく、ストレスホルモン(コルチゾール)の減少および脳の安静時ネットワーク安定に関する脳神経科学的検証。


5. 今日のひとこと

「休むこと」は、次に力強く進むために弓をギュッと引き絞る時間と同じです。

誰かのために生きるあなたが、週に1度、自分自身に「お疲れ様」を伝える優しい日曜日になりますように。

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