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【しくじり元塾長】詐欺被害、オンライン塾倒産……50代後半、独立後の「絶望」と「再起」

はじめに

理数系一筋30年以上。今は塾講師×家庭教師×複業でしぶとく生きている、元塾長のタロイモです。

[本編第3話]では、独立直後の収入激減から、コロナ禍という予期せぬ事態による「オンライン特需」で、収入を正社員並みにV字回復させたお話ししました。

しかし、世の中そんなに甘くはありません。特需はあくまで特需。

今回の第4話では、コロナの収束とともに訪れたオンライン仕事の減少、50代後半という「年齢の壁」、そして焦りから招いてしまった「詐欺被害」「取引先の倒産」という、二重、三重のピンチについてお話しします。

コロナ収束と「50代後半」という年齢の壁

前回お話しした通り、コロナ禍による「オンライン特需」で私のスケジュールは埋め尽くされていました。しかし、当然ながらコロナ禍は少しずつ快方へと向かっていきます。

それに伴い、あんなに押し寄せていたオンライン指導の依頼は、少しずつ、しかし確実に減っていきました。

そして、もう一つ私の中に大きな不安が芽生え始めました。 それは、「年齢」です。

とうとう私の年齢も50代後半に差し掛かっていました。 それまでは、家庭教師の派遣会社やオンライン家庭教師センターに登録する際、年齢はもちろん入力するのですが、失礼ながら「50代前半」として扱われることが多かったように思います。

しかし、55歳を超えると、表記上は明確に「50代後半」になってしまいます。

生徒や保護者からすると、「50代前半」と「50代後半」では、受ける印象が全然違います。そこら辺も、依頼が減ったことに影響しているのではないか、と肌で感じていました。

実際、ある大手の家庭教師登録所では、生徒(保護者)が希望する先生の年代をヒアリングしており、そこで選ばれないと案件が回ってこない、という状況でした。

焦りから迷走。動画クリエイターへの挑戦と挫折

オンラインの仕事が減っていく不安と、年齢の壁。

「他に何か稼げる手段はないか……」

そう焦っていた当時、「動画クリエイター」という言葉を頻繁に耳にするようになっていました。私は思い切って、動画クリエイター養成の専門学校に通うことを決めたのです。

昼間の空き時間を利用して、動画コンテンツを作るための専門学校に半年間通いました。ある程度の動画は作れるようになったのですが、ここもまた、私のような「50代になって初めて動画を作った人間」には、非常に厳しい世界でした。

クラウドワークスなどで仕事を探してみるものの、依頼が来てもものすごく単価が安い。 時給に換算すれば本当に数百円というレベルの仕事を、少しずつこなして経験を積んでいこうと思いました。

しかし、やはり「割に合わない」ということで、いつしか動画の仕事はやめてしまいました。

「投資しかない」と再び手を出した株・FX、そして訪れた一通のメール

「動画がダメなら、やっぱり投資しかない……」

一時やめていた株やFX、そして新たに仮想通貨も始めることにしました。

これも以前と同じで、ある程度最初は勝つことができるのです。しかし、暴落が起こったり、タイミングが悪くて買った直後に下がったり……。

そういったことが多くなり、やはり投資で安定して稼ぐことはできませんでした。

そんなときでした。私は色々なところで投資のニュースやメルマガなどを読んでいたため、ある一通の投資の勧誘のメールが届いたのです。

なぜかそのメールに目が留まってしまい、私はその会社に投資をすることを決めてしまいました。実際にその会社を訪れ、担当者とも会い、ビジネスモデルもいいと思ったし、何よりも東京の地価の高い場所に立派なオフィスを
構えていたので、信じていました。

……それが、詐欺の始まりでした。

絶望。数百万の詐欺被害と、大手オンライン塾の倒産

その会社は後々になって「詐欺会社」であることが分かり、私は数百万の投資資金を持ち逃げされてしまいました。

ただでさえ収入が減っている中での、数百万の損失。まさに「絶望」でした。

しかし、悲劇はこれだけでは終わりません。さらに追い打ちをかけたのが、大手オンライン学習塾の倒産でした。

私はその塾からオンライン指導の仕事を請け負っていました。倒産直前は、そこまで多く生徒を持っていたわけではないので被害額はそこまで大きくなかったのですが、働いた分の給料は振り込まれず、そのまま破産宣告をされたのです。

  • オンラインの仕事が減少

  • 「50代後半」で依頼が来ない

  • 数百万の詐欺被害

  • 取引先(オンライン塾)の倒産

三重、四重のピンチが、独立した私に一気に襲いかかったのです。

再起への第一歩。確実な収入を求めて「コールセンター」へ

「このままでは、終わる……」

まずは減ってしまった収入を埋めるために、昼間の時間帯に、塾とは違う「確実な仕事」を探そうと決意しました。

「時給は安くてもいいから、確実に働けて、塾の授業と両立できる仕事」

色々と探した結果、私はコールセンターの仕事を見つけることができました。

もともとトヨタでの営業経験はあったので、「電話応対業務ならできるかも」という軽い気持ちで突っ込んだのですが……。

これが、当時の私にとっては驚くほど「うまく」ハマったのです。

希望シフト制であったため、塾の授業が入っていない平日昼間の時間に効率よく入れることができました。そして、何よりこのコールセンターの仕事には、「想像以上の経済効果」があったのです。

その「経済効果」の正体については、記事ができ次第、詳しくお話しします。その前に、正社員が個人事業主になるときに、必ず頭を抱える社会保険についてお話しします。

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次回予告
「経験を形にする」ために、私が正社員から個人事業主になったときの社会保険についてお話します。




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