雑学note|USB-Aは、なぜ今も残っているのか?
「USB-Aはもうなくなっていても、おかしくないよね?」
チーフは答えました。
「確かに、新しい形のコネクタはUSB-Cです。しかし、USB-Aには、今も残る理由があります。」
USB-Aが使われているのは、主にパソコンや充電器などの接続する側です。
一方、USB-Cは新しい機器で急速に広がりました。
では、なぜ一気にUSB-Cへ置き換えなかったのでしょう。
理由の一つは、互換性です。
世の中には、USBメモリー、キーボード、マウス、プリンターなど、USB-Aを使う機器が数え切れないほどあります。
もし一斉にUSB-Aをなくしてしまえば、それらが使えなくなったり、変換アダプターが必要になったりします。
メーカーにとっても、利用者にとっても負担が大きくなります。
だから今も、多くのパソコンにはUSB-AとUSB-Cが並んで付いています。
また、USB-Aも形はほとんど変わっていませんが、中身は通信速度などが何度も進化しています。
形を変えずに中身を進化させながら、互換性も守り続けてきたのです。
新しい規格へ進めながらも、今までの機器も使えるようにする。
その「移行期間」が続いているのです。
この話を聞いて、私は昔のことを思い出しました。
昔は、同じプリンターでも、接続するコンピューターが違えば、そのまま使えないことがありました。
メーカーごとに独自の仕様が多く、互換性は今ほど当たり前ではなかったのです。
USBは、そんな時代を経て、「できるだけ共通に使える」ことを目指して普及してきました。
だからこそ、新しい規格ができても、古い規格を簡単には切り捨てません。
「新しいものを作るだけじゃなく、今まで使ってきたものも大切にする。」
それも、USBという規格が長く使われ続けてきた理由の一つなのかもしれません。

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