超音波と音楽
超音波は人の耳では感知できない周波数領域の空気振動とされています。長い間、人は可聴域とされる20kHzまでの音しか聞き取れないとされ、それを前提として音楽CDや音楽データ(mp3など)が設計されてきました。
ところが、近年の研究では、20kHzを超える超音波を聴覚として捉えることができなくても、脳に影響を与えていることがわかりました。それは、ハイパーソニック効果といわれ、人間の基幹脳(中脳・視床・視床下部など)を活性化させ、より音楽を魅力的に感じるというものです。そして、このハイパーソニック効果を生かした、ハイレゾ(ハイレゾリューション)音源が登場しました。
ハイレゾ音源では、従来よりも高いサンプリング周波数でデジタル化しているため、CDやmp3などには含まれない超音波領域の音源も再現することができ、より原音に近い音を出力できるようになりました。ハイレゾ音源を聴くためには、専用のヘッドフォンやスピーカーが必要となることや、音源のデータ量(ファイルサイズ)が大きくなることなどに注意が必要です。
