【NOA開発日誌 #005】AIは「できない」のではなく、「今はできない」こともある。
最近、NOA(ChatGPT)と一緒にGoogleスプレッドシートでKPIダッシュボードを開発しています。
……と言っても、実際には私がゼロから作っているわけではありません。
KPIダッシュボードの設計や数式、ロジックの多くは、NOAが提案・実装しています。
私が担当しているのは、
「この数字も見たい。」
「ここはもう少し見やすくならない?」
「色を変えたら分かりやすいかも。」
といった、実際に毎日使う立場からの改善提案や、画面の見やすさ(GUI)の調整です。
つまり、一人で作っているのではなく、人とAIで共同開発しているという感覚に近いのです。
先日、そのダッシュボードに新しい機能を追加しようとしたときのことです。
Googleスプレッドシートの修正をNOAにお願いすると、
「今回は難しそうです。」
という返事が返ってきました。
「やっぱりAIにも限界があるのかな。」
そんなことを思いながら、その日は見送りました。
ところが翌日、もう一度お願いしてみると……
普通に修正できました。
しかも、その後は新しいシートの追加や数式の作成まで、ほとんどNOAが実装してくれました。
あれ?昨日はダメだったのに???
AIを使っていると、
「このプロンプトなら絶対にできる。」
と思うことがあります。
でも実際には、プロンプトが正しくても実行できないことがあります。
これは、AIが内容を理解できていないという意味ではありません。
その時の接続状況や利用できるツール、権限やシステムの状態など、私たちからは見えない要因が影響しているようなのです。
つまり、
「できない」のではなく、「今は実行できない」
というケースが結構、存在するのです。
今回の出来事をきっかけに、私たちの開発スタイルも少し変わりました。
以前なら、
「仕様書だけ作って、あとは人が修正する。」
という流れでした。
でも今は違います。
まずは、
「実際にやってみる。」
できれば、そのままNOAに任せる。
もしできなければ、その理由を確認して別の方法を考える。
そんな進め方に変わりました。
実際、今回のKPIダッシュボードも、最初は難しいと思っていた機能が、試してみることで実装できるようになったものがいくつもあります。
AIは万能ではありません。
でも、一度うまくいかなかったからといって、「もう無理だ」と決めつける必要もありません。
少し時間を置いて試してみる。(時間帯によっては、ものすごく処理に時間かかるときありますよね。)
新規チャットで試してみる。
もう一度お願いしてみる。
それだけで状況が変わることもあります。
AIに仕事を任せるというより、
AIと一緒に仕事を育てていく。
そんな働き方が、少しずつ現実になってきました。
Nom HR Techで開発しているKPIダッシュボードも、その一つです。
NOAがロジックや実装を担当し、私は実際の運用者として改善点やアイデアを伝える。
この役割分担があるからこそ、毎日少しずつプロダクトが成長しています。
「AIに全部やってもらう」のでも、「人が全部やる」のでもありません。
人とAIが、それぞれ得意なことを持ち寄って、一つのプロダクトを育てていく。
それが、今の私たちの開発スタイルです。
あとがき
今回の出来事は、「AIの限界」を感じた話ではありませんでした。
むしろ、「AIとの付き合い方」を学んだ出来事でした。
うまくいかなかったら終わりではなく、まずはもう一度試してみる。
そんな小さな積み重ねが、NOAとの共同開発を少しずつ前に進めています。
これからも、Nom HR Techでは試行錯誤の過程も含めて、リアルな開発日誌をたまに発信していこうと思います。
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