白饅頭日誌:7月6日「日本の若者は、あらゆる意味で『小さく』なっている」
さて本日は、日経新聞で出ていたこんな話題から。
身長190センチメートルを超え、米メジャーリーグでも断トツのパフォーマンスを見せるロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手。世界のライバルに引けを取らないバレーボールの選手なども見ると、日本人の体格が年々増しているような印象を受ける。
だがアスリートの活躍とは裏腹に、実は日本人の身長は伸び悩む。厚生労働省のデータでは近年下がり続け、20〜30代の若い世代も男性は170センチちょっとで足踏みしている。18歳時点の身長は中国や韓国に追い抜かれて久しい。
(2026年7月3日)より引用
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD011HM0R00C26A7000000/

(2026年7月3日)より引用
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD011HM0R00C26A7000000/
ってな書き出しから始まるので、ああはいはいまた日中韓の平均身長の話ね――と思いきや、読み進めてみるともっと広い意味で「日本の若者の小ささ」の話をしていました。かれらが暮らす住宅の小ささとか、食の細さとか、交友関係の狭さとか、向上心の乏しさとか、色々な意味で「こぢんまり」としているイマドキの若者の姿から、いまの日本の時代精神の変化を描く、とても興味深い記事になっていました。
身長が伸びない。カロリー摂取量も減っている。友達は多くなくていい。異性より同性のほうが居心地がいい。人生相談は仲間より母親。会社では上司より同世代の目が気になる。褒められても周囲から目立つから嫌。ニュースは見ない。買い物も自分で選ばずAIに聞く。生活に必要な最低限のモノしか持たない。独立開業するとしても自分ひとりで切り盛りできる最小限のスペースの店舗を借りる――ってな具合で、上の世代から見ればなんとも気の毒な姿をしているというか、若いのがそんな老人みたいなショボくれた生き様をしていて本当に大丈夫なのかよと同情を禁じ得ないでしょう。
しかしここが重要なのですが、記事では「だからといって若者たちは必ずしも不幸とは感じておらず、幸福感がある」というのです。
どう考えても「狭苦しい」生き方を強いられているように見えるのに、当人たちはそれを「苦しい」とは露ほども考えていない――これは一見すると直感に反するものです。
ではなぜこのようなことが起こってるのでしょうか?
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