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【医垫のチラシ】なぜいた"、医療者のプロダクトを䞀枚に重ねるのか ― 䞉぀の理由

先日は久しぶりに

チラシに぀いおの投皿を曞かせおいたたたした。

2023幎の春に、ほんの数枚から始めたあの共有サむトに、い぀の間にか30近いプロゞェクトが䞊んでいたす。
自分自身のもので終了しおいるものもありたすが、県科の県鏡店の遞び方から、聎芚障がいのある方のコミュニケヌション支揎、産業医の事務所、CAFEでのがん怜査、卵子凍結、芖胜蚓緎士の勉匷䌚、病院薬剀垫のため息を枛らすサヌビスたで――。

お気づきでしょうか。この䞭には、医垫"以倖"の方の手によるものが、たくさん混ざっおいたす。

薬剀垫さん、芖胜蚓緎士さん、産業保健の方、ヘルスケアのスタヌトアップ。それでいいのです。

「医療にかかわる人なら、どなたでも」。それが最初からの、たった䞀぀のルヌルでした。医垫の資栌は、参加のパスポヌトではありたせん。珟堎のため息を知っおいるこず――それだけが、たった䞀぀の入堎刞です。

なぜ、あんな地味なペヌゞを始めたのか。理由はい぀もず同じ、「ため息」です。

臚床の珟堎で患者さんず向き合っおいるず、ふず「これ、なんずかならないかな」ずいう小さなため息が挏れる瞬間がありたす。

そのため息を、自分のためにこっそり解決しようずしお手を動かしおいる医療埓事者が、実は党囜にたくさんいる。

でも、お互いのこずを、驚くほど知りたせん。ピッチコンテストで陜の目を芋る人はほんの䞀郚で、倚くは、もがきながら、誰にも気づかれずに、静かに続けおいる。

その「静かに続けおいる人たち」のチラシを、䞀枚のペヌゞに集めおみよう。それだけの、ささやかな詊みでした。

考えおみれば、これは「Familiar Stranger顔なじみの他人」の重なりなのだず思いたす。

毎朝すれ違う駅のホヌムの人のように、存圚は感じおいるのに、蚀葉を亀わしたこずがない。同じ「医療のため息」ずいう課題に向かっお、同じ時代に、同じように手を動かしおいるのに、お互いの顔を知らない。
近くにいるのに、遠い。この"惜しい距離"を、少しでも瞮められないか――医垫のチラシは、その最初の䞀歩でもありたした。

ずころが、ここ䞀幎ほどで、朮目がはっきりず倉わりたした。今日は、その話をさせおください。

朮目が倉わった ―「䜜れない」が、消えた

正盎に告癜したす。少し前たで、医療者が自分でプロダクトを"䜜る"こずは、ずお぀もなくハヌドルが高いものでした。

アむデアはある。ため息もある。でも、コヌドは曞けない。業者さんに頌めば数十䞇円から数癟䞇円、しかも仕様を䌝えるだけで䞀苊劎。
結局、頭の䞭のアむデアは、頭の䞭のたた消えおいく。私自身、そうやっお人知れず消しおいったプロトタむプが、いく぀もありたす。

それが、この䞀幎で、たるで倉わっおしたいたした。

いわゆる「バむブコヌディング」です。AI゚ヌゞェントやLLMに日本語で「こういうものが欲しい」ず話しかけるず、コヌドが曞けない私のような人間でも、動くプロトタむプが数分で出おくる。

私は毎日、本圓に驚かされおいたす。「ある」ず「する」の間にあった、あの分厚い壁が、静かに溶けおいくのを感じたす。

もちろん、分かっおいたす。お䜜法を知らない人間が勢いだけで䜜るず、いわゆる「スパゲッティコヌド」の問題が起きる。保守できない、拡匵できない、セキュリティが甘い――そういう指摘は、重々承知しおいたす。

倱瀌を承知で蚀えば、しかし、そうした技術的な課題も、いずれAIの進歩が解決しおくれるず、私は楜芳しおいたす。少なくずも「最初の䞀歩を、自分の手で螏み出せる」ようになったこず。この䞀点だけで、䞖界は倉わったず思うのです。

か぀おは、アむデアを持぀人ず、それを圢にできる人が、別々でした。これからは、ため息を持぀本人が、そのたたプロトタむプたで持っおいける。医療の珟堎を䞀番知っおいる人が、そのたた䜜り手になれる時代です。

これは、玠晎らしいこずです。  でも、玠晎らしいこずには、たいおい、新しいため息が぀いおきたす。

新しいため息 ―「䜜れる」ようになるず、今床は「埋もれる」

䜜れる人が増えれば、圓然、生たれるプロダクトの数も爆発的に増えたす。

そうするず、䜕が起きるか。せっかく生たれた、本圓にいいプロダクトが、その他倧勢の䞭に埋もれおしたうのです。抜け萜ちおしたう。誰の目にも觊れないたた、静かに沈んでいく。

私はこれを、い぀もの「千䞉぀せんみ぀」で考えたす。千の詊䜜から、圓たるのは䞉぀。もずもず打率の䜎い䞖界です。ずころが、母数の"千"が、AIのおかげで䞀気に䜕䞇にもなろうずしおいる。分子の圓たりも増えるはずなのに、数が倚すぎお、その"圓たり"を誰も芋぀けられない。これでは、あたりにもったいない。

䜜るこず自䜓のハヌドルが䞋がった今、次のボトルネックは、はっきりず「芋぀けおもらうこず」に移りたした。

䌁業なら、遞定者がいたす。

目利きがいお、宣䌝の予算があっお、埋もれないための仕組みが敎っおいたす。

でも、䞀人の医療埓事者がやせ我慢で続けおいるプロゞェクトには、そんな最沢なものはありたせん。
だから、いいものを䜜っおも、「近代的なものちゃんず動くプロダクト」を䜜ったずころで終わっおしたい、「実は、これ䜿えるずいいんですけどね  」ず、ため息たじりに぀ぶやいお、それきりになる。

私はここに、「医垫のチラシ」を"次の段階"ぞUPDATEする理由を芋぀けたした。

ProductHuntやGoogle Playのように、医療にかかわる人たちのプロダクトやプロゞェクトを、みんなで持ち寄っお、䞀枚に"重ね合わせる"ペヌゞ。䜜った人が埋もれず、探しおいる人がたどり着ける、そういう堎所。たさに、いたの時代にこそ、あっおいいのではないか――そう考えおいたす。

なぜ"いた"なのか。䞉぀の理由に分けお、曞かせおください。

理由① 䜜れる時代だからこそ、「光を圓おる」こずに䟡倀が移った


䞀぀目の理由は、いた述べたこずの裏返しです。

これたで散々、私は「玹介先ネットワヌク」でも同じこずを曞いおきたした。
足りないのは実力ではなく、その実力を必芁な人に芋えるようにする仕組みだけだ、ず。医療者のプロダクトも、たったく同じです。

これは、"名医ランキング"のような、優劣を぀ける堎ではありたせん。

「すごいプロダクト」ず「そうでないもの」を栌付けする堎でも、絶察にありたせん。

地域で、珟堎で、誰かのため息のために、こ぀こ぀ず䜜られた確かなものに、そっず光を圓おる。順䜍を぀けるのではなく、
すでにあるものを可芖化する。すごさを競うのではなく、必芁ずしおいる人に、むだなく぀なぐ。

䜜るこずが難しかった時代は、「䜜れた」だけで䟡倀がありたした。

たわりが䜜れないのだから、䜜れた時点で、それは垌少だったのです。ずころが、䜜るこずが易しくなった時代は、状況がひっくり返りたす。

誰もが䜜れるのなら、「䜜れた」こずそのものは、もう垌少ではない。

垌少なのは、その䞭から、本圓に珟堎で圹に立぀䞀぀を「芋぀けおもらえる」こずのほうです。

䟡倀の重心が、䜜る偎から、芋぀ける仕組みの偎ぞ、静かに移っおいく。だからこそ、光を圓おる堎所が芁る。これが䞀぀目です。

理由② 「プラン」ず「堎」があれば、䞀人の意思が、安心しお重ねられる


二぀目は、少し切ない話です。

個人が、たった䞀人の意思だけで掻動しおいるず、たわりはなかなか安心しおくれたせん。「この人、い぀たで続けるんだろう」「䜕か裏があるんじゃないか」「儲けたいだけでは」ず、身構えられおしたう。

でも、実際は逆です。私を含め、この界隈で手を動かしおいる医療埓事者の倚くは、それで儲けようずしおいるわけではありたせん。

目の前のため息を、たず自分のために解決したいだけ。そしお、できれば、同じため息を持぀誰かの圹にも立おたら、ず願っおいるだけです。

ただ、その"善意"や"やせ我慢"は、倖からは芋えにくい。

だからこそ、きちんずした「プラン」ず、集たっお芋える「堎」が芁るのだず思いたす。䞀人ひずりはニッチでも、みんなで䞀枚に集たっおいれば、

「ああ、こういう志の人たちが、確かにここにいるんだな」ず䌝わる。そうなっお初めお、䌁業の方も、VCやむンキュベヌションの方も、安心しお声をかけられる。「ちゃんずやっおいる人には、ちゃんず報いたい」ず思っおくださる方も、きっずいるはずなのです。

䌁業の方にずっおも、これは決しお䞀方的な"お願い"ではないはずです。医療の珟堎で、実際にため息を持぀本人が䜜った、生きたプロトタむプが䞊ぶ堎所。
そこは、机䞊のマヌケティングでは決しお芋えおこない、本物のむンサむトの宝庫でもありたす。「どんな課題に、珟堎の人間がわざわざ手を動かしおたで挑んでいるのか」――それを䞀望できる堎は、そうそうありたせん。

売り蟌みの堎ではなく、珟堎の声が可芖化された堎。だから、䌁業やVCの方が関わるこずも、宣䌝ではなく、"珟堎ぞの理解"ずいう、健党な圢で成立するのだず思いたす。

䞀人だず"怪しい個人"に芋えおしたうものが、重なるず"信頌できる動き"に倉わる。プランず堎は、そのための噚です。これが二぀目です。

もちろん 勝手に連絡しおいただければ結構です

理由③ 「重ね合わせ」が、次の「重ね合わせ」を生む


䞉぀目が、私がいちばん䌝えたいこずです。

私はずっず、「重ね合わせ」ずいう蚀葉を䜿っおきたした。

それぞれの先生の頭の䞭にある玹介先の地図を重ねる。

それぞれのクリニックの"名説明"を重ねる。

薬局ずクリニックの圹割を重ねる。

䞀぀ひず぀は小さくおも、重ねるず、䞀人では決しお届かない堎所に届く。

プロダクトやプロゞェクトも、同じです。

誰かのプロダクトを芋た人が、「あ、これなら自分のあのため息にも応甚できる」ず気づく。

応甚しお、たた新しいものが生たれる。それを芋た別の誰かが、たた䞀぀䜜る。GIVEした人が、めぐりめぐっおGIVENされる。合成の誀謬――みんなが良かれず動いおかえっお党䜓が沈む、あの珟象の、ちょうど逆です。みんなが少しず぀持ち寄るず、党䜓が、静かに、確かに、豊かになっおいく。

たずえば、ある先生が、お子さんが薬を頑匵ったこずを芪子で蚘録できる小さなアプリを䜜ったずしたす。


それを芋た薬剀垫さんが、「服薬指導のあずに、これを枡せる」ず気づく。さらにそれを芋た蚪問看護の方が、「圚宅でも同じ仕組みが䜿えそうだ」ず応甚する。䞀぀のため息から生たれた小さな道具が、蚺療科も職皮も飛び越えお、少しず぀圢を倉えながら広がっおいく。䜜った本人が想像もしなかった堎所で、誰かのため息を軜くしおいる。これが、私の蚀う「重ね合わせ」の、いちばん幞せな圢です。

これは、たさに「レバレッゞ」です。

おこの原理。自分の小さな䞀手が、共有ずいう支点を埗お、思いもよらない倧きさに倉わる。私が2017幎から、毎週月曜の倜に週2時間だけ、现々ず定䟋䌚を続けおきたのも、い぀かこのレバレッゞが効く日を信じおいたからでした。䜜るこずのハヌドルが消えたいた、その"い぀か"が、ようやく珟実味を垯びおきた気がしおいたす。

重ね合わせが、次の重ね合わせを生む。この連鎖こそが、ペヌゞを䞀枚぀くる、いちばんの理由です。これが䞉぀目です。

それでも、むりなく・安心しお・少しず぀

最埌に、い぀もの䞀蚀だけ、曞かせおください。

これは、バズらせるための堎ではありたせん。誰かを出し抜くための堎でも、ありたせん。むりなく、安心しお、少しず぀。それで十分だず、本気で思っおいたす。

プロゞェクトを始めるのに、勀務先を蟞める必芁も、特別な才胜も芁りたせん。幎間100時間――週に2時間です。スマホを觊っおいる時間を思えば、絞り出せない時間ではないはずです。そしお、いたはその2時間が、AIのおかげで、以前よりずっず"効く"時間になっおいたす。

医垫の1%でいい、ずい぀も思いながら、私はこの掻動を続けおいたす。党員でなくおいい。ため息を、少しでも前に進めようずする、ほんの䞀握りの方ず、ゆっくり茪を育おおいければ。あなたの手元にある、あなたにずっおは"普通"になっおしたったその工倫が、遠くの誰かにずっおは「なるほど」の䞀歩になる。私は、そう信じおいたす。

冒頭で、私たちは「Familiar Stranger」だず曞きたした。

すれ違うだけで、蚀葉を亀わさない者どうし。
でも、䞀枚のペヌゞに集たっお、お互いの手の内をそっず芋せ合ったずき、その"顔なじみの他人"は、はじめお"仲間"に倉わりたす。重ね合わせずは、぀たるずころ、Familiar Strangerが仲間になっおいく、そのプロセスの名前なのかもしれたせん。

たずは、あなたのため息を、䞀枚のチラシにしおみたせんか。䜜り方が分からなくおも、倧䞈倫。いたは、日本語で話しかけるだけで、最初の䞀歩が圢になる時代ですから。



今日はここたで






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