NAロードスター:水没後の状態確認
※この記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を含みます。
はじめに
7月16日の大雨で、私のNAロードスターは半水没しました。
走行中にエンジンの調子が吹けなくなり、最後はストールしてしまいました。
ドア下端より上まで水が来たので、エンジンだけでなく、ミッション、デフ、足回り、ボディ内部まで影響が出ていてもおかしくない水位です。
今回は、以前から予定していたドライブシャフトブーツ交換のついでに、下まわりの点検と油脂類交換をしました。

ドライブシャフトブーツ交換
ドライブシャフトブーツは切れていたため、水没前から交換予定に入っていました。

ブーツが切れているとグリスが抜け、潤滑不良を起こします。
水や砂が入ってしまうため、ジョイントの劣化が進む原因にもなる。

今回の水没とは別に進めていた整備ですが、下まわりを細かく見る必要があったので、同じタイミングで作業しました。

オイルシールとロックナット
ドライブシャフトブーツ交換にあわせて、デフのサイドフランジ部にあるオイルシールも交換しました。
ドライブシャフトを外す作業になるので、分解したタイミングで替えておくと効率が良いです。
オイルシールは古くなると硬化し、デフオイル漏れの原因になります。
また、ドライブシャフトを固定するCクリップと、ハブを固定するロックナットも新品へ交換しました。
ハブロックナットは、約300N・mの締付けが必要になる箇所です。
小型のトルクレンチでは対応できないので、作業するなら対応トルクの工具を準備しておく必要があります。
デフサイドフランジのオイルシール交換については、以前の記事にもまとめています。

ブーツバンドは一般的なホースバンドとは違い、専用工具でかしめるタイプです。
ドライブシャフトブーツのかしめタイプのバンドを締める専用工具です。汎用ペンチよりも均一にかしめやすく、締め付け不足によるグリス漏れを防ぎます。
油脂類
水に浸かった車は、油脂類の交換が必須。
今回はエンジンオイル、ミッションオイル、デフオイルをすべて交換しました。
エンジンオイルとデフオイルには異常が見られませんでした。
少なくとも、乳化や明らかな水の混入はなし。

一方で、ミッションオイルは少し白く濁っていました。
通常のオイルとは明らかに違う濁りが出ていたので、ミッション内部へ一部水が入った可能性が高いです。

エンジンが無事だったのは嬉しいですね!
ミッションは様子を見ながら続投します。
クラッチの異音
クラッチペダルを踏み込んだときに、シャーという音が出るようになりました。
ペダルを踏んだときだけ音が出るので、レリーズベアリングあたりかなーと。
水分の侵入によってベアリングが傷んだとか、フライホイールやクラッチカバー周辺に錆が出ているんだろうな~とか。
クラッチ蹴ったら、ダンパースプリングとか破壊しそうな気がします(笑)
現状は走行できていますが、音が大きくなる、ペダルの踏み心地が変わる、クラッチの切れやつながり方に異常が出るといった変化があれば、ミッションを降ろして確認します。
残った水
下まわりとサイドシル内部も、見える範囲で確認しました。
発進または停止した際に、車両全体からチャポン、チャポンと水が動くような音がします。
少し試走したら音は多少減りました。
NAロードスターは年式的にも、錆との付き合いが避けられない車です。
塩水じゃないからそんなに深刻ではないだろうけど、良くはないよなー。
まとめ
今回の作業で、ドライブシャフトブーツ交換、デフサイドフランジのオイルシール交換、下まわりの確認、エンジン・ミッション・デフオイルの交換まで終わりました。

エンジンオイルとデフオイルに大きな異常はなし。
ミッションオイルには軽い白濁あり。
クラッチペダルを踏んだときには新しい異音あり。
車体内部には、まだ水が残っている気配もあります。
水没した車両はやめたほうがいい、という助言ももらいました。
間違いない(笑)
今は問題なくても、忘れた頃にに錆や電装不良としてアレコレ出てきたりするもんです。
そんなのも分かってはいるんですが、できるところまでやってみようかなーと。
ほーんと諦めの悪い性格って嫌ですねぇ。
水没後の状態確認、旧車の下まわり整備、緩衝装置の作業などで困っている方は、気軽にご相談ください。
ほな、またね~
