文法用語は覚えたのに英文が読めない、の正体
〜9月7日 11:00
参考書は分かるのに、英文の前で手が止まる
関係代名詞の説明を読めば「ああ、そういうことか」と納得できる。仮定法の章も、受動態の章も、解説を読んでいる間は理解できている。なのに、いざ知らない英文を目の前にすると、最初の数語で止まってしまう。読み進めているうちに「あれ、さっきの主語は何だったっけ」と前に戻ってしまう。
これは英語力の問題ではありません。文法知識と、英文を読み進める力が、そもそも別のものだからです。
文法用語は「説明する道具」であって「読む道具」ではない
参考書に載っている文法用語は、すでに完成した英文を分解して説明するために作られています。関係代名詞が何を指しているか、受動態がなぜこの形になっているか。これらはすべて、文が出来上がったあとに「なぜこうなっているか」を後づけで説明するための道具です。
一方で、英文を読むという作業は、左から右へ、単語がひとつずつ現れていく中で意味を組み立てていく作業です。まだ完成していない、途中経過の文を相手にしています。
完成した建物の設計図を読める人が、建築現場でその場の判断ができるとは限りません。文法用語を知っていることと、英文を読み進める手順を持っていることは、似ているようで別の技能です。参考書で分かった気になれるのに実際の英文で止まる人には、ほぼ例外なくこの区別がついていません。文法を「もっと覚えれば読めるようになる」と思い込み、同じ参考書を何周もして、それでも読めるようにならず挫折する。これが繰り返されるパターンです。
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8月24日 11:00 〜 9月7日 11:00
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