半田市発・音楽マッチング制度で地域活性へ 週刊 なるほど!ニッポン 編集後記 立川晴の輔 #422
音楽家の方からはもっと発表の場が欲しいという声があり、一方で地域の方からはどこに頼めばいいか分からないという声がありました。
東京 有楽町 ニッポン放送をキーステーションに全国へお届けすラジオ番組『週刊 なるほど!ニッポン 立川晴の輔でございます。全国津々浦々、ニッポンには、市町村が1,700以上もあります。その町ならではの魅力を、私、立川晴の輔の目線で独自に調査!それを10分にギュッと凝縮してあなたへご報告します。
編集後記
本編をお聴きいただいたあとに、もう少しだけ深掘りしてみたくなる——そんな“こぼれ話”をお届けするのが、この編集後記。愛知県半田市で始まった音楽マッチング制度「アーティストバンクはんだ」は、音楽家派遣や地域イベントとのつながりといったキーワードでも注目されている取り組みですが、実は本編では語りきれなかった背景や現場のリアルも数多くあります。
そこで今回は、番組の余韻そのままに、半田市の音楽制度や地域とアーティストをつなぐ仕組みについて、もう一歩踏み込んでお話を伺っていきます。
そこで半田市教育委員会・生涯学習課の工藤ちおりさんに、本編ではお届けしきれなかった“裏話”も交えながら、その魅力に迫ります。
晴の輔 半田市内を中心に活動されている音楽家の方々にご登録いただき、地域のイベントや学校、福祉施設などへ派遣するマッチング制度である「アーティストバンクはんだ」この取り組みを始めるきっかけは何だったのですか?

工藤「きっかけは、音楽家の方と地域の皆様双方の声をつなぎたいと考えたことです」
晴の輔 ほう。
工藤「音楽家の方からはもっと発表の場が欲しいという声があり、一方で地域の方からはどこに頼めばいいか分からないという声がありました。その両方をつなぐ仕組みとして『アーティストバンクはんだ』はスタートしました」
晴の輔 これいい制度だなと僕も思いました。
工藤「ありがとうございます」
晴の輔 二つの要望を聞いているわけじゃないですか。

工藤「はい」
晴の輔 両方がマッチングするというのがいいですね。今どれくらいの音楽家の方が登録されているのですか
工藤「現在では12の個人や団体にご登録をいただいています」
晴の輔 ちょっと気になるのが、音楽家の方、地元のアーティストの方を呼ぼうとすると費用はどんな感じですか?
工藤「そうですね、費用については演奏の内容や時間などによって異なりますので、基本的に音楽家の方と依頼される側でご相談いただく形になります。ただ、より利用しやすい制度になるように、謝礼は上限三万円として定めています」

晴の輔 なるほど。でも地元のアーティストですから、こんなこと言うのもあれですけど、交通費はほぼかからないですよね。
工藤「そうですね、基本的には」
晴の輔 地元からすぐ近くに来てくれるという感じですもんね。

工藤「はい」
音楽家の「演奏の場を広げたい」という想いと、地域の「どこに頼めばいいか分からない」というニーズ。その両方をつなぐ仕組みとして生まれた「アーティストバンクはんだ」は、まさに地域密着型の音楽マッチング制度と言えるでしょう。愛知県半田市から始まったこの取り組みは、音楽家派遣や地域イベントの活性化、さらには学校や福祉施設での文化体験の充実といった面でも、今後さらに広がっていく可能性を感じさせます。
身近な場所に音楽が届くことで、日常が少し豊かになる。そんな当たり前のようでいて実は貴重な機会を、この制度が支えているのかもしれません。本編では見えなかった“現場のリアル”に触れることで、その価値がより立体的に浮かび上がってきました。
「地元アーティストを呼びたい」「地域イベントに音楽を取り入れたい」と考えている方にとっても、ヒントになる取り組みだったのではないでしょうか。
次回はどんな“なるほど”に出会えるのでしょうか。週刊なるほど!ニッポン、日本各地の話題をお届けします。
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