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深型トロ舟ビオトープにてケラの繁殖を確認




2026/07/15
ビオトープの様子


夏本番となったビオトープでは様々な植物が生い茂っている。

適度な雨は降りつつも、水の減るスピードが非常に早い。
とはいえ、特大深型トロ舟(RISU G220)の容量は200L越えなので仮に1ヶ月近く雨が降らずとも渇水には至らず、かなり安心して放置できる。


トロ舟の角に繁茂するハッカは元々、トロ舟内にある株が地下茎を伸ばして殖えたもので、防草シートの隙間から生えている。

本来水切れに弱い本種がトロ舟の外でここまで勢いを保っているのは、地下茎を伸ばす大元の株の根が水際エコトーンで水を吸い上げているからだろうか。

防草シートがある程度水分を保持するとはいえ、通常の陸地にてハッカが単独でここまで生き生きとしていられるとは考え難い。


ハッカとオンブバッタ
葉には食痕が目立つ









減水したビオトープ

トロ舟中央の鉢内は、様々な水草が芽生えていた。
一度高温の下で陸地化した事により、種子の発芽スイッチが入ったのだろう。


鉢内で芽生える様々な水草。
キクモ、ヒロハイヌノヒゲ
キカシグサ、チドメグサなど。
昨年から生えるセリやコウホネは普段の勢い。







そして3日後にもビオトープに立ち寄る事ができたので、念の為ホースによる注水を行なった。

2026/07/18
ホースでの注水




すると何やら素早く水面を泳ぐ影が複数。










なんと泳いでいたのはケラだった。
それも全てが幼虫で、少なくとも4〜5匹は確認できた。

ミクリによじ登ろうとするケラ幼虫(左上)
流れに身を任せて浮くケラ幼虫(中央)


どうやら昨年から今年の春にかけて飛来したであろうケラが繁殖まで行なっていたようだ。


何度かビオトープエリアでケラの鳴き声を確認した事はあるものの、まさか繁殖まで成立しているとは思わなかった。


掬い上げたケラ幼虫

湿地帯では増水の度にこのような強制水泳が繰り返され、最終的にケラの生息域の拡大にも繋がっているのだろう。

そのワンシーンを庭の片隅で目撃できた事にいたく感動した。



実際の大雨の際は、この場に留まって観察を続けられる事が難しいため、このような人工的な注水でなければケラ幼虫達の存在に気付く事ができなかったはずだ。

そう考えると、ビオトープに陸地と水を接続する水際エコトーンを作る意義や、放置するだけではなく人為的なメンテナンスを行う意義がまだまだ沢山あるのだという事に気付かされる。

メンテナンスは「やっておいた方がいい事」であり、時には「やらなければいけない事」という義務になるが、それ以上に「やってみると発見や楽しみが何倍にも増える事」でもあると思えるようになった。





自力で飛来したケラが繁殖を行えるほどのビオトープになった以上、今後はケラの卵塊のみを食べて育つミイデラゴミムシが定着できる可能性も視野に入る。

ミイデラゴミムシは今までに十回以上目撃しており、自力で辿り着ける範囲である事は確実だ。

ビオトープの規模を拡大すれば、決して夢物語ではないだろう。






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