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🇷🇴 România mea(8)Sibiu(シビウ) 遠くまで来たのに、なぜか懐かしい街

ルーマニア中部、トランシルヴァニア地方に位置するシビウは、中世にドイツ系ザクセン人によって築かれた歴史都市です。

ドイツ語ではヘルマンシュタットです。


美しく保存された旧市街には、石畳の広場や教会、塔や城壁が残り、街全体がまるで屋外博物館のような雰囲気を漂わせています。

2007年には欧州文化首都にも選ばれ、ルーマニアを代表する歴史都市として多くの人々を魅了しています。

一方でシビウは、歴史だけの街ではありません。

洗練されたカフェやレストラン、文化イベントが充実し、ヨーロッパらしい落ち着いた暮らしと活気が共存しています。

街を歩けば
歴史的建造物の向こうに
雄大なカルパチア山脈が広がり、
中世と現代、文化と自然が
美しく調和する街であることを実感できます。

Piața Mare
クリスマスマーケットが
開催される広場



セベシュから車を走らせること約1時間。

私はルーマニアで最も美しい街の一つと言われるシビウを訪れました。

実は
カール・フィルチュの兄ヨゼフが若き日に学んだ街でもあります。

ヨゼフはカールが生まれる前に
故郷セベシュを離れ、
この街の音楽学校で学びました。

石畳の道を歩きながら、
私は何度も思いました。

「ヨゼフも、この景色を見たのだろうか」と。

遠くには、ルーマニアを代表するカルパチア山脈の高峰、ファガラシュ山脈が雪をいただいていました。



Lutheran Cathedral of Saint Mary
(聖マリア福音ルーテル大聖堂)

シビウのシンボルともいえる教会です。

14世紀に建設された
ゴシック様式の教会で、
高さ約74メートルの尖塔は、
現在もシビウの街を
見守るランドマークとなっています。

シビウは中世に
ドイツ系ザクセン人によって
築かれた町であり、
この教会も彼らの
信仰と文化の中心でした。

内部は
カトリック教会の
華やかな装飾とは対照的に、
落ち着いた雰囲気に包まれています。

宗教改革後、
この教会はルーテル教会となり、
現在もトランシルヴァニアの
ドイツ系住民の歴史を伝える
大切な存在です。

また、
大きなパイプオルガンでも知られ、
多くの音楽会が開かれています。
セベシュやオラシュテイエの教会を訪ねてきた私にとって、
シビウの聖マリア福音ルーテル大聖堂は、
その延長線上にある存在でした。



音楽家フィルチュ兄弟を訪ねる旅を続けてきた私は
この静かな空間に響くオルガンの音は、
どこか懐かしく感じられました。


   Holy Trinity Roman Catholic Church
   (聖三位一体ローマ・カトリック教会)


シビウの大広場に面して建つ
聖三位一体ローマ・カトリック教会は
18世紀に建てられた
バロック様式の教会で、
落ち着いた雰囲気の
福音ルーテル大聖堂とは対照的に、
華やかな祭壇や天井画が印象的です。

教会の内部に差し込む光は美しく、
思わず足を止めて
見上げてしまいます。

同じ広場に、
異なる歴史と信仰を持つ
二つの教会が並んでいることに、
シビウという街の
豊かな文化を感じました。


楽しいティータイム

石畳を歩き疲れたころ、
ふと目に入ったのが
「Casa Petra」というカフェでした。

シビウの旧市街には、
おしゃれなカフェがたくさんあります。

ちょっと、ひとやすみの
ティータイム。

旅先で飲む一杯のお茶は、
その町を味わう時間でもあります。

バナナローフ
教会バザーで慣れしたんだ風味が
ここでも味わえて感激!
ルーマニアのお茶
美味しいです!

シビウは、
歴史ある建物や教会が
美しいだけの町ではありませんでした。

石畳の道を歩き、
教会の扉を開き、
カフェでお茶を飲み、
遠くにファガラシュ山脈を眺める。

その一つひとつの時間が、
ゆっくりと心に染み込んでいきました。



シビウは、
華やかさを競う町ではありません。

けれども、
歩けば歩くほど好きになる
不思議な魅力があります。

遠くまで来たのに、
なぜか懐かしい街。

それが、私の出会ったシビウでした。


#ルーマニア
#シビウ
#カール・フイルチユ
#ヨゼフ・フイルチユ

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