🇷🇴 România me(5)イコン作家フローリン一家の食卓
セベシュ滞在中、
とりわけ心に残っているのが、
イコン作家フローリンさんご一家との出会いです。
初めてお宅を訪ねた日、
まるで親戚の家に遊びに来たように
温かく迎えてくださいました。

Florin Poenariu フローリンさんは、
ルーマニア・アルバ県ラズ(Laz)に続く伝統的な「ガラス絵イコン」の名門、
ポエナリウ家の後継者です。
何世代にもわたって受け継がれてきたイコン制作の伝統を
現代に伝える代表的な作家として知られています。
元々は家具や額縁を作る木工職人(大工・家具職人)でしたが、
叔母様のマリア・ポエナリウからイコン制作を学び、
自ら額縁も彫刻し、
伝統的な手吹きガラスや金箔を使ってらっしゃいます。
そして、
一族の技法を忠実に継承しています。
そして2020年には、
ルーマニア文化省から「生きた人間国宝(Tezaur Uman Viu)」
の称号を授与されています。
これはユネスコの無形文化遺産保護の考え方に基づく
大変名誉ある称号です。
しかも当時47歳で、
非常に若い受賞者として話題になりました。
でも、
私が出会ったフローリンさんは、
そんな肩書きを感じさせない、
穏やかで優しいお父さんでした。
温かい食卓を囲みながら、
私はルーマニアの伝統文化が「博物館の中」ではなく、
「家族の暮らしの中」で受け継がれていることを実感したのです。


奥様手作りの
なすのペースト
ミートボール、
イチジクケーキ、
トマトもチーズも
ワインによくって
とてもおいしい!

でも今日は赤ワイン
私は孫娘が卒業式に来た袴を持って行きました。
私の年では派手ですが、
思い切って着て行きました。
8才のお嬢さんに
「着てみる?」と尋ねると
にっこり頷きました。
そこで私は持参した洋服に着替え、
彼女に着付けしました。
写真をジブリ風にしてもらいました。

めちゃくちゃかわいいですよね。
ピッタリ。
お父さんいわく、
「お兄ちゃんより、
この子の方か向いてる。」
彼女は将来、
イコン製作者として伝統を継ぐ女性となるでしょう。
そして、
きっと日本に来るでしょう。
大人になった彼女が、
「私が8歳のとき、
うちに日本人が遊びに来ました。
その時、
日本の袴を着せてもらったのです。」
と語る姿が目に浮かびました。



壁に飾られたイコン、
そして実際に使う道具たち
どれも珍しいものばかり。
もっと写真を撮っておけばよかった・・・

私がルーマニアから持ち帰った一番のお土産は、
人との出会いだったのかもしれません。
“Mulțumesc pentru mâncarea delicioasă, conversațiile plăcute și amintirile minunate.
Vă voi păstra mereu în inimă.
Cu drag,
Toshimi“
