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🇷🇴 România mea(9)Râpa Roșie ルーパ・ロシエ

まるでレッドクリフのような景色が目の前に現れました。

シビウの帰り道、
Driver Dr.Raduが
ぜひ見せたいところがあるから・・
と連れていってくれた場所。

ここはルーパ・ロシエ
セベシュの北約4kmにある国の天然記念物です。

Râpa=渓谷・崖
Roșie=赤い

つまり
「赤い渓谷」レッド・クリフです。

赤く切り立った断崖。

幾重にも重なる地層。

塔のようにそびえる岩。

まるで別の惑星に来たかのような景色です。

何百万年も前に堆積した土や砂が、
長い年月をかけて風や雨に削られ、
現在の姿になったそうです。

自然が気の遠くなるような時間をかけて彫刻した作品。

まるで神さまの天地創造の続きをみているような気がします。

私はしばらく言葉を失って眺めていました。


その時、
ふと思い出したのです。

セベシュ博物館で見た恐竜の卵を。

あの時は「へえ、恐竜の卵なんだ」
と思っただけでした。

けれど、
この大地を前にすると話はべつです。

〜遠い昔、
この辺りを恐竜が歩いていたとしても不思議ではない〜
そう思えてくるのです。


そういえば・・・・
『ハリー・ポッター』の中で、
ロンのお兄さんチャーリーが
ルーマニアでドラゴンの研究をしていると書いてあったことを思い出しました。


なぜルーマニアなのだろう。

日本にいる時は大して考えてなかったですが、

ルーパ・ロシエの景色を見た瞬間、

「ああ、なるほど」

と思いました。

この赤い断崖の向こうから
ドラゴンが飛び出してきても、
なぜか違和感がないのです。

もちろん、
本当にドラゴンがいたわけではありません。

けれど、
人は昔から理解できないものに物語を与えてきました。


ルーマニアには
ドラキュラ伝説があり、
聖ゲオルギウスのドラゴン退治
の物語も語り継がれています。

この国には、
歴史と伝説が
自然に共存しているように感じます。

目の前にそびえる
ルーパ・ロシエを見ながら、
私は遠い昔の人々と同じように想像していました。

恐竜が歩いていた時代。

ドラゴンが空を舞う物語の時代。

赤い断崖は何百万年もの時間を刻み、
恐竜やドラゴンの物語を
想像させてくれる
不思議な場所でした。

けれど、
今、振り返って思うのです。

私が本当に嬉しかったのは、
Dr.Raduが
「ここはぜひ見てほしい」
そう思ってまさに、
マジックアワーをねらって
連れて来てくれた
その気持ちだったのですね。


そして、
最後にもう一つ・・・・

ルーマニアには
森の精霊イエレの伝説が
残っていることを
帰国してから、知りました。

月夜に森で踊る美しい乙女たち。

その踊りを見た者は
正気を失うとも言われています。

面白いことに、
イエレの魔除けはニンニクですって。

ルーパ・ロシエに吹く風の中には、
何かとても強い「気」を感じたのは、
もしかして、
彼女たちがいたのかもしれません・・
そんなことを
ふと、今、横浜の家で思う私です。


#ルーマニア
#ルーパ・ロシエ
#R âpa Roșie
#森の精霊イエレ

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