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焚き火の向こうで、トールと会話した

皆様、こんにちは♪
前回此方の記事を書いた事を覚えているでしょうか…
前回はアトリエシリーズではありませんでしたが
今回から本格的にアトリエシリーズに組み込まれます。

 灯のアトリエ管理人の灯の旅人でございます♪
お疲れ様です。本日はですね

 違うキャラの組み合わせになります…
本日、北欧神話キャラの誰とアトリエキャラを組み合わせればいいのかを考えた時、ユノ×トールの組み合わせが良いと思いつきまして…思い付いたきっかけがこちらですね

でも今回は世界観が出来ました。速攻です。
尚、今回の物語は……そうですね…
恐らくシリーズものの最初になる筈です。



雷鳴の向こうで笑う神 ――ユノとトール

【画像①:灯のアトリエの焚き火。旅人・レイニャ・ユノ、そして現れたトール】

焚き火は、今日も静かに燃えていた。ここは灯のアトリエ。世界と世界の狭間。

どこにでもあり、どこにもない場所。

神話の神も、英雄も、旅人も、時には名も無き者さえ、この火へ導かれることがある。

旅人は薪を一本くべる。

レイニャは紅茶を淹れながら、静かに微笑んでいた。

その時だった。

遠くから、大地を震わせるような足音が響く。

次の瞬間。

森を揺らすような豪快な笑い声が聞こえた。

「ガハハハハ!!」

赤い髭。

巨大な槌。

雷をその身に宿す男。

「邪魔するぞ!」

ユノは勢いよく立ち上がる。

「えっ!?えっ!?」

「もしかして……。」

「トールさん!?」

男は笑う。

「そうだ!」

「雷神トール!」

ユノの顔が一気に明るくなった。

「本物だーーっ!!」

旅人とレイニャは思わず顔を見合わせる。

今日は、随分と賑やかな焚き火になりそうだった。


神様って、どんな人?

「トールさん!」

「その槌!」

「ミョルニル!!」

「持ってもいい!?」

トールは豪快に笑った。

「いいぞ!」

「持てるもんならな!」

ユノは両手で掴む。

「ん~~~~っ!!」

動かない。

「重いぃぃぃ!!」

トールは腹を抱えて笑う。

「ガハハハ!」

「気に入った!」

「俺を見て最初に武器へ飛びつく奴は初めてだ!」

ユノは少し照れ笑いを浮かべる。

「だって神話の武器だよ?」

「実物なんて見たことないもん!」

トールは焚き火の前へ腰を下ろした。

「怖くないのか?」

ユノは首を傾げる。

「うーん。」

「怖いより。」

「知りたい。」

その一言に。

トールは少しだけ笑みを変えた。


雷神トールという英雄

「ユノ。」

「神話は好きか?」

「うん。」

「全部じゃないけど。」

「少しだけ知ってる。」

トールは静かに頷いた。

「俺は北欧神話の雷神。」

「嵐を司り。」

「巨人と戦い。」

「神々を守るため槌を振るった。」

焚き火が静かに揺れる。

「だが。」

「神だからといって。」

「恐怖が無い訳じゃない。」

ユノは少し驚いた。

「神様でも?」

「ああ。」

「死ぬのは怖い。」

「仲間を失うのはもっと怖い。」

「それでも。」

「立たなきゃならない日がある。」

ユノは静かに耳を傾けていた。

「それが。」

「神だから?」

トールは首を横へ振る。

「違う。」

「守りたいものがあったからだ。」


神々の黄昏

「ラグナロク。」

ユノがその名を口にした。

「知ってるか。」

「うん。」

「神話の最後。」

「世界が終わる戦い。」

トールは頷く。

「俺は世界蛇ヨルムンガンドを討った。」

「だが。」

「毒を受け。」

「九歩歩いて倒れた。」

焚き火が静かに揺れる。

ユノは少し俯いた。

「悔しかった?」

トールは笑う。

「もちろんだ。」

「もっと酒も飲みたかった。」

「もっと笑いたかった。」

「もっと仲間と旅をしたかった。」

少しだけ空を見上げる。

「だが。」

「最後まで逃げなかった。」

「守れた。」

「だから俺は。」

「負けたとは思っていない。」


ユノの答え


しばらく沈黙が続いた。

やがてユノは小さく笑う。

「私。」

「神様って。」

「もっと完璧な人だと思ってた。」

トールは吹き出した。

「そんな奴がいるなら会ってみてぇ!」

二人は笑う。

ユノは炎を見る。

「怖くても。」

「泣きたくても。」

「守りたいから立つ。」

「それって。」

「神様だけじゃないんだね。」

「ああ。」

「人も同じだ。」

トールは静かに頷く。

「英雄って。」

「強い人じゃねぇ。」

「怖いまま。」

「前へ進める奴だ。」

ユノは大きく頷いた。

「ありがとう。」

「今日。」

「トールさんに会えてよかった。」


世界の狭間

トールはふと焚き火を見る。

「妙な場所だ。」

「九つの世界にも。」

「死者の国にも。」

「こんな火は無い。」

旅人は何も答えない。

レイニャも微笑むだけ。

トールは少し笑った。

「……そうか。」

「だから。」

「ここへ来られたのか。」

それ以上は聞かなかった。

聞く必要が無いと分かったから。

焚き火は。

答えを教える場所ではない。

語り合う場所だから。


また会おう

遠くで雷鳴が響く。

黄金色の光が空を走る。

虹の橋。

ビフレスト。

トールはミョルニルを肩へ担いだ。

「そろそろ帰る。」

ユノは笑う。

「じゃあ!」

「今度までに筋トレする!」

「次は絶対ミョルニル動かすから!」

トールは豪快に笑った。

「ガハハハ!!」

「その時を楽しみにしてる!」

ユノは大きく手を振る。

「またね!」

「ああ!」

「また会おう!」

雷鳴が空へ響く。

トールの姿は虹の橋とともに消えていった。

静かな森。

焚き火だけが揺れている。

旅人は薪を一本くべた。

レイニャは空を見上げる。

世界は違っても。

神話は違っても。

この焚き火だけは、今日も静かに誰かを待っている。

その火は。

世界と世界の狭間で。

どこにでもあり。

どこにもない場所で。

静かに燃え続けていた。

終?


この物語は‥果たしてこの段階で終わりというのだろうか。
そして死んだ神がどうして復活したのか。
ここから何が起きるのか…
それは誰もわからない
されど、神話という創作内部では死んだとしても彼らの世界は続いていくのだ…。

 以上になります(*^▽^*)
それでは、ここまでは灯のアトリエの管理人、灯の旅人がお届けしました。
また次回お会いしましょう。
以下の共同マガジンさんに入ってます♪



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