【男2人の日常】親友の話
「今度さ」
アキくんが言ったのは夜のコンビニの前だった。
「親友、紹介してもいい?」
その言い方がやけに軽い。
でも、その軽さの奥に少しだけ慎重さがあった。
「……なんで急に?」
「いや、会わせときたいなって思って」
“会わせときたい”。
その言葉にちょっと身構えたと同時に、
嬉しさがあった。
親友。
その存在は前から聞いてた。
中学からの付き合い。
ほぼ家族みたいなやつ。
何でも知ってるやつ。
そう言ってた。
つまり、アキくんの“昔”を知ってる人。
色々聞きたいような、聞きたくないような
複雑な気持ちではあったけど。
でもやっぱり会ってみたい。そう思った。
あれよあれよと会う日程が決まった。
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