「私はすごく変わった」 - 加藤ローサさんの決断のこと
先日、とあるニュースが目に止まった。サッカー元日本代表の松井大輔さんと加藤ローサさん夫妻が離婚していたことを公表したというニュース。テレビ番組「おしゃれクリップ」の中でお話しされたということだった。
加藤ローサさんは同世代(学年はどうやら一つ違い)。子供も男の子二人で歳が近い。そんな彼女が離婚を決断した思いがとても気になった。おしゃれクリップは私も拝見した。言葉一つ一つを選び、笑顔で話をされるローサさん。離婚は今年ではなく、少し前にされていたということ。笑顔でこの話をできるまでに、どれだけの葛藤があったのだろう。
世間では、ローサさんと松井大輔さん、それぞれのコメントの「温度差」に注目が集まっているらしい。お二人が籍を抜いていても同居を続けられていて、それは父親、母親という役割を続けるためだという。松井さんはインタビューの中で、「僕たちは変わらない」といったスタンスの言葉を繰り返しお話しされている。一方のローサさんは「私はすごく変わったなって思ってます」とコメント。籍があるなしは、ただの紙切れといえば紙切れだけど、この紙切れにどれだけの意味をもっていたのだろうということは、お二人のこのコメントからわかる。変わらない、と言えることは、もしかしたら男の人の強さだし、ロマンというか、ポリシーというか、そういうところはあるかもしれない。だけど、私は、家庭、育児、夫・・・そういった多くの環境に揉まれながら置かれたところで必死に咲いてきた妻、であるローサさんの決断に、一人の同世代として首がもげるほど頷いてしまった。
思春期の子供がいる夫婦の離婚・・・・これがどれだけの決断を意味するものか、想像はできるつもりだ。子どもはこれから離れていくかもしれないけど、でもまだ親としての責任はある。だけど、変わっていく夫婦の想い。そんな中で、”ただの紙切れ”の重さをこれからも背負い続けるのか否かを考え、悩んで、「同居離婚」という形を選んだはずだ。変わることは痛い。だけど、痛さを伴っても変わることを選ぶ。あんまり男性だとか女性だとかでものを語りたくない私なのだけど、どうしても、いつも変化を選んで味方につけてきたのは女性なんだよな、と思ってしまう。
番組の最後に、司会の一人である井桁弘恵さんが、「ハグしたい」とおっしゃっていたが、私もまさにそんな気分になった。どんな言葉をかけてもかけたりない。その決断に、心からハグを贈りたい。
