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10年かけて“話を聴ける男”に育てた夫が、結婚半年で退化した話

挙式半年。熟年のラブラブ夫婦ですが
びっくりしたことがあったので報告します。

発端は、前日の出来事をわたしが話そうとしたことでした。

「あのさ、帰り道でさ…」
「何の帰り道?」
「……」

数秒たって彼は言いました。

「主語がないからいつもわからない」
「なんの帰り道って言えばいいかなって考えてた」
「そこ考えなきゃ出ないの?」
「自分的にぴったりくる言葉がいいの。ていうかなんの帰り道でもいいじゃん、関係ないし。しかもそれ主語じゃなくね?」
「…そこで空白があるのがストレスなんだけど…」
「えー。考えながらしゃべりたかったのに。じゃあもういいよ」
「俺がおかしいの?まとめてから話してほしいよ」
「はあ? このわたしにまとめてから話せと?」

わたしはとてもびっくりしました。

他の夫婦だったらこんなの当たり前の日常かもしれません。
でもわたしは彼のカウンセリングの先生なのです。
彼は、話が聴けない男から、話が聴ける男に10年以上かけて進化したはずでした。
昨日の友達へのお披露目でもそれを自慢してたではないですか。

急かしたり、まとめた話を要求するなんて日常会話であり得ません。
むしろほんとに言いたい言葉って話しながら見えてくるものです。
それがコミュニケーションのよさなのに、
そんな楽しくない話だったらしないほうがマシです。
嗚呼、こうやって夫婦はちょっとした会話を飲み込んで、あきらめ、不満をためていって爆発するのでしょう。

という未来はさすがに新婚としては受け入れがたかったので、
わたしは彼に質問しました。

「何がストレスなの?」

すると彼は自分を振り返ったようでした。
「ほんとだね。考えてるなら待てばいいだけなのにね…」

新婚なので素直で可愛いです。

それはさておき、
あんなに相手のペースを尊重して話を聴くことをトレーニングした彼でも、結婚したら妻の「どこへいくともわからない話」がストレスなのはわたしにとっても発見でした。
そりゃあ、世の男性は奥さんに話してもらえなくなるわけですね。

でも彼は最後に軌道修正してくれました。
「話を聴く力」はちゃんと残存していてほっとしました。
わたしのkindle本『3stepで心を晴らす 人を育てる話の聴き方』に、
「聴く力」を即効で鍛えるための基本部分を書いているのでよかったら読んでみてください。
250円です。
夫婦にも、親子にも、仕事にも。聴く力って最強ですよ。


2ヶ月前にはこんな記事を書いていた!



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