嘘のつき方を眺める
適した嘘の比は。
嘘のつき方
Geminiに嘘のつき方を聞いた。
嘘のつき方を10個列挙して2個だけ抜粋して載せる。
1. 真実の中に嘘を混ぜる(カモフラージュ)
100%の嘘をつくのではなく、90%の真実に10%の嘘を混ぜる手法です。話の大部分が事実であるため、聞き手は違和感を抱きにくく、見破られにくい方法と言われています。
2. 「沈黙」による嘘(隠蔽・省略)
あえて重要な部分を言わないことで、相手に誤解させる方法です。積極的な嘘(捏造)ではないため、「嘘はついていない(ただ言わなかっただけ)」という言い訳が立ちやすく、心理的ハードルが低いのが特徴です。
ポーカーにおけるブラフ
ポーカーというゲームにおいて、多くのプレイヤーが目指すのはチップの期待値の最大化だ。負けたら当然チップを失うのだが、それはそういう世界線。全く同じシチュエーションが200万回あったとして、例えばその中には勝ちが99万回、負けが99万回、そして引き分けが2万回になる世界線がある。これは一例で、様々な比率の世界線が無数にある。
バリューとブラフ
自分が勝っている状況で相手からチップを引き出し、利益を拡大するために行うのがバリューベットという。対して、負けている状況で相手を無理やり降ろす目的で行うのがブラフベットだ。ベットに対する対応を迫られた相手には、3つの選択肢がある。同額を支払って勝負に乗るコール、さらなる上乗せで相手に判断を迫るレイズ、そして支払いを拒否してそれまでのポットをすべて相手に渡すことになるフォールドだ。
やりたいこと
ポーカーにおけるブラフがどんなものかを確認したいので、自分の中で整理してみる。全てのプレイヤーがGTO(最適戦略)をとるものとする。ルールや用語の説明、状況設定の詳細は省略する。
具体例
プリフロップ
あなたは UTG で 6h5h を持っている。2.5BB にレイズしたところ、BB が 3bet を打ち、あなたはそれにコールした。



中略(省略部分は記事の最後に記載)
状況はこうだ。あなたはUTGで 6h5h を持ち、BBの3betをコールしてリバーまで辿り着いた。
ボード: Kh 7c 2h 3s 3d
自分の役: 3のワンペア(極めて弱く、相手の持ちうる全てのハンドに負けている)
相手のアクション: チェック
相手のレンジには強いハンドが残っているが、BBの相手はここで「チェック」を選択した。あなたは今、チェックして負けを受け入れるか、レイズして相手を降ろしにいくかの二択を迫られている。
GTOによれば、この状況での 6h5h は、ポットの6割もしくは8割のサイズでベットを打ち、相手に過酷な決断を強いるべきだと提示する。これを受けた相手は、自身のレンジの約7割をフォールドせざるを得ない。


同じ行動をとる世界線で持ちうる全てのハンドを考慮し、相手に判断の責任を押し付ける。これはある視点から見れば性格が悪く、別の視点で見ればこの上なく悩ましく、面白い。
ブラフ失敗はバリューを取るためのコスト
勝っている状況で利益を最大化するバリューベットと、負けている状況で相手を降ろすブラフベット。この両者は、裏返しの関係だ。ブラフを打てば、AAのような、めちゃ強ハンドに捕まり、チップを失う世界線も当然発生する。しかし、これは失敗ではなく、バリューを通すために必要な「コスト」だ。 相手は、こちらにブラフの可能性があると思うからこそ、負けているかもしれないハンドで苦渋のコールを選び、同時にバリューを恐れるからこそ、勝っているかもしれないハンドを投げ捨てる。バリューとブラフが混じり合っているからこそ、判断に迷うのだ。
相手のズレを突く戦略
GTOは、相手に利用されないための守りの戦略だ。こちらに隙がないので、相手がどれほど格上でも、こちらの得を奪われることはない。一方で、相手が明らかに正解からズレた打ち方をしているなら、そこを積極的に狙い撃ちするエクスプロイトという戦い方がある。
じゃんけんで言えば、GTOはグーチョキパーを等しい頻度で出すことだ。相手がチョキしか出さないなら、こちらもバランスを崩してグーを出し続け、利益を最大化するのだ。GTOで搾取されない守りを固めつつ、相手のズレを見つけたらエクスプロイトに切り替えて利益を奪う。この鎧と剣を使い分けることが、ポーカーのテーブルで生き残るための秘訣といえる。
チェックは沈黙
リバーでチェックを選択したBBの心理を考えてみる。 彼は何も言わないことで、あなたに判断の責任を丸投げした。この沈黙は、弱さを隠すための省略かもしれないし、あるいは致命的な罠の隠蔽かもしれない。あるいは中程度の強さで、ショウダウンバリューがあるのかも。ポーカーというゲームにおいて、この沈黙こそが、胃を焼くような悩みの正体となる。 ここで再び GTO が登場する。もし100%の頻度でブラフを打つなら相手はすべてコールすればよく、100%バリューならすべて降りればよい。 だからこそ、95%の check 群の中に、5%の AAやKヒットを混ぜる。この絶妙な配分こそが、相手の戦略を無効化する数学的なカモフラージュとして機能するのである。

ポーカーの面白さ
多くの人にとってGTOを完全に再現することは困難だ。再現しようとしてもムラが生じる。そしてそのズレを正確に測ることもまた困難だ。その不完全さ、計算しきれない人間味の中にこそ、ポーカーの面白さの肝があるのだと思う。
詳細
ハンドヒストリーの詳細をこちらに記載した。
プリフロップ
あなたは UTG で 6h5h を持っている。2.5BB に open raise したところ、BB から12BB の 3bet が飛び、あなたはそれに call した。



フロップ Kh7c2h
あなたはボードにヒットしなかったものの、あと1枚ハートを引けばフラッシュが完成する状態となった。
BB は 33%bet を行い、あなたは call した。


ターン 3s
BB は check し、あなたも check した。あなたの 6h5h は、次に 4 を引ければストレートが完成する状態だ。


リバー 3d
あなたのハンドは、ストレートもフラッシュも完成しなかった。6h5h で出来上がった役は 3 のワンペア。内訳は 3s 3d Kh 7c 6h だ。これはかなり弱い。相手が最適戦略をとっていた場合、あなたより弱いハンドは、相手のレンジに残っていない。
BBは少し思考し、checkを選択した。

あなたは今、チェックして負けを受け入れるか、レイズして相手を降ろしにいくかの二択を迫られている。相手からみた自分を想像してみる。相手から見たあなたのレンジにはKKやAK、KQs、KJsなどのめちゃ強ハンドがある。次点でQQ~88までのポケットペアやA7sなどのミドルヒット、Axs、Kxsといったところだ。
GTOに従うと、65sはポットの6割もしくは8割のベットを織り交ぜて相手に決断を迫る。同じアクションをするハンドにはKKのセットやKヒットのバリューハンド、JTsや54sなどのブラフハンドが含まれる。これを受けた相手は、自身のレンジの約7割をフォールドせざるを得ない。


ベットを受けたBBはAAやKK、A7sの一部をチェックレイズオールインに回す。緑のレンジがブラフキャッチャーとなる。
ハンドヒストリー
#1 3bp
Kh7c2h3s3d
ES 200
PF
UTG r2.5/c 6h5h
BB r12
flop 24.5
BB 8.1
hero c
turn 40.7
xx
river 40.7
BB x/?
hero r34
参考記事
びねがー氏の以下の記事のハンドヒストリーの形式を参考にした。
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