『道を彩るオレンジ色の花』にほっこりしていたら、実は危険な存在だった…!? 【本当に?】
春になってからというもの、サイクリング中に『オレンジ色の花』をよく見かけるようになった。
花に関する知識が乏しい自分だが、なぜだか『ポピー』という単語が頭に浮かんだので、あれはポピーだ。

(こうやって花を気にしていられるうちは、心に余裕がある証拠かもな☺️)
そんなことを思いつつ過ごしていたら、とあるニュースが入ってきた。↓
いや自分が見てた植物、完全にコレだわ!!
そう、あのオレンジ色の花で目を楽しませてくれていたのは、ポピーではなく『ナガミヒナゲシ』だったのである!
なんだか和風っぽい名前だが、普通に外来種なナガミヒナゲシ。
そしてこの植物には、様々な厄介な特徴があるらしい。
一つ目は『凄まじい種の数』。
一株で15万粒という圧倒的な数の暴力により、風に飛ばされてそこら中で生えてくる能力を持っているのだ。
二つ目はアレロパシーによる『他の植物の生育阻害』の能力。
セイタカアワダチソウなんかでよく知られるアレロパシーだが、ナガミヒナゲシにもその能力があるという。
それによって在来種が消滅し、ナガミヒナゲシだけになったらもう大変!
そして三つ目は葉や茎から出る乳液に含まれる『アルカロイド(有毒物質)が危険』ということ。
無学ゆえ、アルカロイドがなんなのかは全然知らないのだが、東京農業大学のXアカウントがその危険性を大々的に周知しているのだから、そりゃもう凄まじい毒性なのだろう……!
綺麗ですよね。鮮やかなオレンジの小さなお花。
— 東京農業大学 / 東京農大 (@tokyonodaipr) April 10, 2026
何時ごろからかタンポポやつくしよりもよく見るようになりました。これからの時期できる果実の中には約1,500粒以上もの種があり、等比級数的に大繁殖しています。
名前は「ナガミヒナゲシ」。
触ってはいけません。… pic.twitter.com/2QCImllPt8
画像で『触れたらあかん。』と伝えていることからして、これはもう『ダメ。ゼッタイ。』レベルの勢いを感じる。(ケシ科だし)
更には、全国182の自治体で「安易に触らないで!!」と警告しているそうなので、非常に危険な植物だと思わざるを得ないだろう。
もしかしてジャイアント・ホグウィードに匹敵するのか……!?
見た感じは可愛らしい花なので、子どももついつい触りたくなるであろう、ナガミヒナゲシ。
となればこれは、日本の子どもたちの危機なのでは!?
そう思った自分は、毒性の情報を求めてネットの海へとダイブした!!
……いやすまない。
言うほどダイブしてないです。
正直なところ、ニュース動画のコメント欄や、先程の東京農業大学のXについたコメントを見ただけだ。
そしてその結果を述べると、「今まで素手でブチブチ駆除してきたけど、別に問題ないけど?😕」という人が結構いるようなのである。
また一部の人は、「毒性について過剰に煽り過ぎでは……?🤔」という苦言も呈している。
実際のところ、こういう植物に関しては毒性を煽りすぎるのは問題なのだ。
先程挙げた『ジャイアント・ホグウィード』などは、樹液がついた皮膚に光が当たると重度の火傷のような尋常じゃないダメージが入るので、素人が駆除するのは本当に危険なのである。
なのであまり煽りすぎると、駆除に対する忌避感を生む。
東京農業大学の『触れたらあかん。』というフレーズは、ジャイアント・ホグウィードを想起するのは行き過ぎにしても、漆レベルのなにかが起きそうな雰囲気は感じさせるのではないだろうか?
……しかしながら、実際にはナガミヒナゲシの毒性は弱い。
漆を『100』とすると、ナガミヒナゲシは『ほぼ0』なくらいに。
(まあ漆やジャイアント・ホグウィードの害は、アルカロイドによるものではないのだが)
そして、アルカロイドの種類は2万種類以上ある。
カフェインやニコチンもアルカロイドだし、『犬や猫にチョコを食べさせてはいけない』という理由であるテオブロミンもアルカロイドだが、人間にとってはリラックス効果や血管拡張作用がある有用なものだ。
今回のナガミヒナゲシの毒性に関しては、「人によってはかぶれたりするかも?」くらいのレベルであり、過剰に恐れさせるのはやりすぎ感が強い。
いやもちろん、何かが起きる可能性はゼロではないので、言っていること自体は正しいのだ。
素手での駆除にこだわるよりは、順当に軍手か何かを装着したほうが良いだろうとは思う。
だが広島市の花であるキョウチクトウのような、ほぼ全部が毒というレベルの植物ならまだしも、ナガミヒナゲシにこの報道はどうなんだろう……?
まあでも、過剰に危険を煽ったほうが情報は拡散されるからね……。
・・・
もしかして、今回のもそういうことなの!?
というわけで、情報拡散の片棒を担がされた気がする。
あまりにも各種ニュースで「危険!」「外来種!」と煽っていたのでつい調査してしまったが、これはしてやられたな……。
だがそれはそれとして、皆さんの家の花壇にナガミヒナゲシが咲いていた場合は、各種作用で他の植物が駆逐される可能性があるので、さっさと駆除したほうが良いのは確かだ。
そしてもしナガミヒナゲシを駆除する場合は、そこまで怖がる必要はないにしても、念のために軍手などを装着して排除してほしい。
そういえば、隣の家の花壇にナガミヒナゲシが2株くらい咲いていたっけ。
あれは確実に去年風で飛ばされてきた種が花壇で発芽したんだと思うが、さすがの拡散力だな……!
隣の家には申し訳ないが、あの花壇はちょっとだけ観察の対象にさせてもらうとしよう。
果たして家主がナガミヒナゲシに気付いて駆除するのか、それとも恐ろしい量の種とアレロパシーによって『ナガミヒナゲシの花壇』になってしまうのか。
そして自分の住む自治体は、道端のナガミヒナゲシの拡散に気付いて、大規模な駆除を選択するのかにも注目である。
来春の答え合わせが楽しみですね……!!
(今のうちに比較用の写真をたくさん撮っておかないと……)
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