見出し画像

孵化させたヒヨコが奇形だらけだった件


七面鳥&鶏飼育ブログにおいて、表面的な耳障りの良い事だけを書いていても意味が無いので、今日は辛い話をします。

前回、「七面鳥はヤフオクで有精卵買って孵化させたよ〜」という話を書きました。その続きです。

私は七面鳥だけでなく、鶏やハッカンもヤフオクで卵を落札して孵化させました。

200坪以上ある荒地の草刈りをさせるには、1〜2羽では焼石に水だろうと考え、20羽以上を草刈り戦士として配備する計画で、孵化率30〜40%を考慮して合計78個の有精卵を4回に分けて孵化させました。予定としてはオス5羽メス15羽を8月までに大雛以上のサイズに仕上げたいです。

オス5羽、の根拠は大したものではありません。猛禽類や獣が多いので、メスを守る防衛担当のオスが東西南北真ん中各エリアに1羽づついた方がいいかな?という安易な素人考えです。大喧嘩や騒音で手に負えない場合は私が食べます。

で、七面鳥は餌代が尋常じゃ無いので、哨戒の役割で3羽だけ残し、メインの草刈りは鶏とハッカンに任せる予定でした。(残念ながらハッカンは早々に戦力外通告され、今はゆるキャラとして存在している)

ハッカンは常にやる気が無い。ダラダラしている。

Amazonで購入した家庭用孵卵器はかなりいい仕事をして、無事に47羽の雛がうまれました。

しかしながら、孵化してすぐに奇形が判明し処分した個体が非常に多かったのです。首が真上に固定されて餌を食べれない。脚が曲がっていて歩けない。指が足りない、等。その数15羽。無事飼育に至ったのは32羽という事になります。

なんとも恐ろしい結果で落胆したものです。せっかく産まれたのに、生きていけない気の毒な姿を見ると、いずれ私が肉として食べるという前提があったとしても、やるせない気持ちになります。

ヤフオクの出品者さんを批判するわけではありません。有精卵は「食用」として出品されるからです。孵化については自己責任なのです。

全く奇形が出なかったグループもありました。七面鳥と大軍鶏は1羽も奇形がでませんでした。最も奇形が多く出たのは薩摩鶏でした。2人の出品者さんから合計12個の卵を購入し、高い有精卵率で10羽の雛がうまれましたが6羽が重度の奇形。どちらの出品者さんの卵も奇形が出ています。

日本鶏は飼育者が減って個体数も少ないらしいので、血が濃いのかな?と思いましたが、小国のほうは1羽も奇形が出ず元気爆発しています。

「おいどんは薩摩鶏でごわす」
「小国でーす⭐︎」

私は鶏の繁殖の経験はありませんので詳しい事は分かりませんが、奇形が出ている原因は血統の維持管理が甘く、近親交配が起きているのではないかと愚公します。

同じ親から生まれた雛をオスメス分けずにずっと一緒に飼って子孫が生まれれば、そりゃ100%近親交配ですし、複数羽飼っていればどの個体とどの個体が親子、親戚、兄妹なのかわからなくなってしまう事もあるでしょう。ヒヨコは成長と共に色も形も凄まじく変わります。毎日1羽1羽丁寧に観察し必要に応じて小屋を分けて飼育しなければ血筋が訳分からん状態になりかねません。

種鶏を扱っているプロの方たちは、識別環などを使ってらっしゃるんでしょうか?過去にお邪魔した日本鶏の飼育者さんの御宅では、たくさんの個室に小さい群れ毎に分けて飼っていらっしゃいました。(その当時私は鶏を飼育しておらず、真剣に観察していませんでした。もっとよく見ておけば良かった!!)

うまれた時は真っ黒だったヒヨコが、、、
生後2ヶ月半。少しづつ胸毛が茶色くなって、、
生後4ヶ月。色が変わりすぎて誰だよお前?状態。
アチャモが進化してバシャーモになったような大変身

写真の個体はありがたい事に見分け易い特徴が現れましたが、他の鶏は全身茶色や真っ黒の個体が多く、パッと見では見分けが付かず苦労しました。そこで我が家では、同じ血統の中でオスだけ、あるいはメスだけを私が食べて間引き、近親交配を阻止した上で、いろんな品種の鶏をごちゃ混ぜで育てています。

種類がバラバラなので近親交配の心配は無いのです。
しかし血統の維持はできず次世代は雑種になります。
プロが聞いたら愚の骨頂かもしれないですね。
3世代目は取らず、新しい血をいれます。

ヤフオクの有精卵出品者さんにはいろんな方がいらっしゃいます。プロ、あるいは趣味だけども専門性の高い鶏飼育をしている方が多い事は分かっていますが、そのどちらでも無い出品者さんもいらっしゃるのは仕方のない事です。奇形がでたとしても落札後はノークレームノーリターンが大前提です。

まとめ

これからヤフオクで有精卵を購入し孵化させようと検討なさっている方は、こういったリスクをどうかご承知おきください。心を鬼にして奇形のヒヨコを殺すのか、息を引き取るまで大切に世話をするのか。辛い現実と向き合わなければならない時がやってきます。

いいなと思ったら応援しよう!