見出し画像

無課金で仕上げる面接対策


1. はじめに

1.1. 自己紹介

Xで就活情報を発信しています、「就活オタクだった人」と申します。

昼間は都内某社に勤務しつつ、夜な夜な就活生から届く質問箱に回答しています。
就職してn年が経過した今もなお、わざわざ就活というステージに降り、学生相手に講釈を垂れることで、日中に失った自尊心を取り戻す哀しき社会人です。

1.2. 当方の就活実績(参考)

  • 三大商社、五大商社、二大海運、トップインフラ、外資系コンサル等に内定

2. 概要

2.1. 当noteの狙い

「情報戦」と叫ばれる現代の新卒就活において、就活生間の情報格差を少しでも是正することを目指し、不定期で記事を連載していこうと思います。

2.2. 前回のおさらい

前回の記事では、「Webテストの実態」というテーマで、今の就活市場に蔓延するハック術を紹介しました。(記事は以下参照)

2.3. 今回のテーマ

今回は実践編として、「面接対策」をテーマに、今の就活強者達が愛用するサービスや、面接対策のヒントを紹介していこうと思います。

3. 前置き

3.1. 就活は面接力で決まる

既に気付いている就活生もいるかと思いますが、就活は「面接力」で決まると言っても過言ではないです。
どれほどスペックが高くても、どれほど立派なESが書けたとしても、どれほどWebテストの正答率が高かったとしても、内定を取るためには面接力が必須です。

面接対策に向き合わない限り、内定には辿り着けません。難関企業の内定を目指す就活生は、面接対策に時間を投下することを推奨します。

3.2. 有料の面接対策noteは不要

「このnoteを読めば面接通過率爆上がり!」

こんな宣伝文句で情弱学生向けにnoteを売る情報商材屋を見かけませんか?

まず初めに、ほとんどの就活生にとって面接対策に課金は不要です。一部の投資銀行や戦略コンサルを除けば、日系企業志望はネットで拾える面接tipsだけで十分対策が可能です。

私からも一つ、お勧めの教材を紹介します。
外資就活ドットコムで連載されるコラム記事は勉強になると思います。推察ですが、外資就活ドットコムを運営するハウテレビジョンが、難関企業内定者をアルバイトとして雇って記事を書かせているのでしょう。

私も何個か拝見しましたが、面接のお作法を学ぶには十分な内容です。
全業界・全企業で役立つ普遍的な面接tipsから、総合商社やコンサルなど業界に特化した面接tipsまで幅広く解説されています。

有料noteに課金する前に、まずは無料の教材で勉強してみて下さい。

3.3. 暗記に逃げない

「想定質問集を作ってそれを覚えれば大丈夫」

大量採用業界の内定実績だけを根拠に面接tipsを語ってしまう就活生、いますよね

最近も27卒の就活生と意見交換をしましたが、私の持論としては想定質問集を暗記して対策することはお勧めしません。理由は、応用力が身に着かないからです。

では、どうすればいいか。私はAIを活用した壁打ちを推奨します
面接では深掘りに対する打ち返しが最重要です。想定質問集の暗記では、その打ち返す策を網羅的に用意することが事実上不可能です。
そのため、その場で即興で回答できる応用力を身に着けない限り、最難関企業の面接は突破できません。(具体的な手法は後述)

3.4. 使えるものは使う

私のスタンスは「使えるものは全て使う」です。前回noteのWebテストにも関連しますが、結果を出すためには手段は何でもいいと思っています。(あくまでも私個人のスタンスです)

無料教材、無料サービス、裏技的な解説動画、OBOG等々、使えるものは使い倒していきましょう。そんなノリでtipsを紹介していきます。

4. 面接対策のヒント

4.1. ワンキャリアは信用できるのか

「ワンキャリアは、アマギフ目的の学生で汚染されている」

ワンキャリアの口コミって事実なのでしょうか?

国内最大手の就活口コミサイトである「ワンキャリア」。使っていない就活生を見つける方が難しいほど、就活生の間では普及していると思います。

面接対策の一丁目一番地と言えばワンキャリアです。ここで選考体験記を参照して想定質問を洗い出します。つまり、「過去問」を入手できる点がワンキャリアの最大の魅力です

ただ、私はここ数年のワンキャリアには懐疑的です。
よくXで「○○社の内定者ES」的な投稿が流れてきますが明らかに質が低いですよね。

その理由は、報酬(アマギフ)を目当てとした「フェイク情報」が横行しているからです。就活生でも、ワンキャリアのESや選考体験記を、それほど信頼していない層もいるのではないでしょうか。

これまでワンキャリアの内定者ESや面接の質問内容は、非常に秘匿性の高い情報、「過去問」として就活生に重宝されていました。
過去の質問内容を事前に把握し、対策を練る。これこそ定番の面接対策の流れでした。

しかし、昨今は生成AIの普及もあり、ゼロベースでAIに創作させやすくなりました。とすると、「偽りの体験記」が出回っているはずです。
なぜなら、投稿する側の就活生はアマギフが手に入ればそれでいいので、わざわざリスクを負ってまで本当の情報を載せる必要がないんですよね。

ワンキャリア側が、投稿内容の真偽を100%見抜くことは事実上不可能だと言えます。実際、巷では「サイトの審査を通過しやすい体験記」を生成するためのプロンプトまで出回っているとも聞きます。

結果として、アマギフという金銭的インセンティブと身バレのリスクの兼ね合いから、学生は「実体験」ではなく「AIで出力した嘘情報」を投稿する流れが強まっていると言っても過言ではないです。

ネットで拾えるテキスト情報が「誰でも生成できるそれっぽい体験記」で溢れ、情報の希少価値が消滅しつつあるとも言えますね。
"気付いている就活生"は、もはやワンキャリアの情報は参考程度であり、鵜呑みにはしなくなってきているというのが、最新の就活の現場だと思われます。

最難関企業ともなると体験記1件で5,000円で取引されていますね

4.2. 面接音声データで「正解」を知る

先ほどはワンキャリアの信憑性について問題提起を行いました。

では何を信じればいいのか。今時点で私がお勧めしたいのは「ボイスキャリア」です。これは過去の面接やOBOG訪問の実際の録音データを聴くことができるサービスですね。簡単に言えば「音声版ワンキャリア」です。

ワンキャリアと比較して、音声データは改ざんが困難であり、情報の信頼性が圧倒的に高いです。
音声を聴くことで、面接官の深掘りや、それに対する回答など、実際の面接を疑似体験できます。私も就活の面倒を見ている学生には利用を勧めています。

ボイスキャリアについては、以前Xでも賛否が巻き起こっていましたね。斬新かつ前衛的なサービスゆえ、リーガル面を懸念した意見も挙がっていました。
まだ就活生全体に普及してはいない印象ですが、今は旧帝早慶以上の就活生をターゲットとし、就活上位層が受けているような企業のデータが充実している印象です。

ボイスキャリアのお勧めする理由がもう一つあって、それは「内定者の面接音声」も載っている点です。
つまり、ボイスキャリアを通して「面接の一つの正解の形」を知ることが出来ます。面接の正解が分からない就活生にとっては大きなヒントとなるのではないでしょうか。

実際の内定者の面接音声が掲載されていますね

4.3. 録音・録画でセルフレビュー

ここからは面接練習をするうえでの、お勧めの手法を簡単に紹介します。

まず、私が最も推したい練習方法は「セルフ録画」です。これが一番効果があると思います。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、これをやらずして成長は無いと言っても過言ではありません。

「面接ではノンバーバルが重要である」という話をよく聞くと思いますが、このノンバーバル練習の第一ステップがセルフ録画です。
録画して自分の面接の様子を見てみて下さい。表情、姿勢、身振り手振り、声色、話すスピード、フィラー等々、自分が面接官の立場だったらどう評価するか。自分で感じた違和感は間違いなく面接官も感じます。そこの修正していくのです。

一人で行う想定質問集の読み上げや、友人と行う模擬面接でも、何でもいいのでまずは録画してみましょう。それを客観的な立場に立って視聴し、ジャッジして下さい。これを繰り返して修正していくだけでも大きく成長します。

余談ですが、本番の面接も録音することを推奨します。今はオンライン面接が主流ですから、録音自体もそこまで難しくはないでしょう。

選考全体を通して大切にしてほしいこととして、「一貫性を持つこと」が挙げられます。本番の面接では当然緊張していますから、その場で突発的に何かを言ってしまうかもしれないし、発言内容を完璧に覚えておくことも困難です。

そこで、面接を録音しておけば、後からフルで漏れなく振り返ることができます。録音データをAIに食わせて文字起こしをさせることもできます。
上述したような、面接練習の録画に対するセルフレビューを、本番の面接の録音データに対しても行うのです。そうすることによって、選考全体を通して発してきた内容の一貫性の担保に加え、本番での自分の癖や修正点を見つけることが出来ます。

スポーツでは「練習でできないことが本番の試合でできるわけがない」とよく言いますよね。面接もそれと同じです。本番の面接の録音こそが、自身の面接の成長に最も役立つデータとなります。

4.4. AIと壁打ち

面接で話す内容面、つまりバーバル面はAIとの壁打ちを通して鍛えることが出来ます。

手法としては大きく2パターンあると考えていまして、1つはテキスト型、もう1つはオーラル型での練習です。

テキスト型練習では、AIを「なぜなぜ分析を永遠にしてくる面接官」と見立てて練習するのがいいでしょう。ChatGPTやGeminiで簡単に実施できます。参考になるプロンプトも置いておきます。

私の考えとしては、AIとのなぜなぜ分析こそ想定質問集の上位互換だと思っています。
いきなり話す練習を始める前に、自分が話すべきことの内容・思考をテキストベースで整理することが重要です。

面接で話す内容が固まったら、AIを使ってAI面接官と壁打ちをするとよいと思います。

基本的にはChatGPTやGeminiで出来ます。テキストコミュニケーションを音声入力にすればいいだけですからね。これで完結します。

一つ専用サービスを紹介するならば、「CaseMatch」ですね。
元々は戦略コンサル志望のケース面接対策ツールとしてリリースされたものであり、今もそちらが主流だと思いますが、それに加えて、「話し方」や「表情」といった非言語情報にまでフィードバックをくれるようです。

これを活用することで、ノンバーバル面の訓練にもなると思います。

完全に余談ですが、私はこのCaseMatchをビジネスとしても非常に注目しています。
リリース約1年でATカーニーやADKの公式な選考にも採用されているのは異例です。ビジネスポテンシャルが高いサービスだと思います。

これらAI面接ツールも活用しながら、テキストコミュニケーションだけではなく、実際の対話形式で志望動機やガクチカを深掘らせて、それを口頭で話す練習を積んでようやく一人前になります。

4.5. 生身の人間は「模試」

ここまで紹介してきた面接対策は全て自己完結できるものです。

しかし、最後は生身の人間と会話をして練習することが重要です。学生同士の模擬面接でもよいですが、私としては内定者・社会人にフィードバックを求めることを推奨します。

面接が上手い学生の特徴を挙げるとすれば「社会人と話し慣れている人」です。ですので、OBOG訪問などの機会を活用して積極的に社会人と対話する経験を積んでください。

OBOG訪問の定番は「ビズリーチ・キャンパス」ですね。正直、これだけあれば十分だと思います。私のお勧めの使い方としては、企業の現役社員へ訪問する前に、まずは内定者を訪問することです

参考までにですが、総合商社の選考では一般的には現場社員が面接官を担当するケースがほとんどです。
つまり、ビズリーチ・キャンパスで中堅社員を捕まえることができれば、本物の面接官に面接のアドバイスを貰える可能性もあります。OBOG訪問はあくまでも採用プロモーションの一環ですが、そもそもOBOG訪問を受け付けている時点でお人好しな社員が多いので、必要以上に怖がらずに助言を求めてみてもいいと私は考えます。

4.6. 余談

先ほど面接を録音することの重要性を述べましたが、実は企業側もあなたの面接を録画・録音しています。

ここ数年、AI面接や動画選考が加速的に増えていますね。 これらオンライン面接ツールは企業側の採用活動を飛躍的に効率化させています。
例えば、「HireVue」を代表とした録画面接では、話す内容だけでなく表情や視線といったノンバーバル要素までがデータとして解析されています。

こういった選考への対策としてお勧めしたいのは、「ツール自体の特徴を分析すること」です。
その面接ツールのアルゴリズムの癖を事前にリサーチしておき、AIに高評価されやすい「型」を演じるのです。

「企業名 + AI面接」などで検索をすると、導入事例の情報が出てきたりします。
例えば、住友商事は以下のように「AI面接官」というツールを導入しています。ツールを特定するのも簡単ですね。

このように、れるお題を収集するのは当然として、「録画ツールの運営元はどこか」「どのような癖や特徴があるのか」といった情報まで調べ上げ、ツールの癖も理解しながら万全の状態で臨むことを推奨したいです。

例えば、「HireVue」はYouTubeで検索すると海外の対策動画が何件かヒットしますね。

また、総合商社や外資系企業がよく導入している「harutaka」でも、面接内容が録画され、次回の面接官へ精緻に引き継がれています。

harutakaによって、「発言の整合性チェック」が行われており、前回面接との微小なズレさえも違和感として検知されかねません。 企業側が選考を「データ」として蓄積している以上、学生側も自身の発言を完璧にログ管理し、データ上の矛盾を排除した「完璧な一貫性」を担保しなければなりません

そういった意味でも、本番の面接を録音することは有効と言えます。

5. おわりに

今回の記事内容含め、就活に関する相談は以下mondまでお寄せ下さい。
私の気分で回答させていただきます。学生から社会人まで、どなたでも歓迎です。


6. Disclaimer

  • 当アカウントの発信内容は全て個人による見解であり、所属組織を代表するものではありません。

  • 当アカウントは、X及びその他サービスを通して一切の収益化を行っていません。

  • 当noteは事実の整理であり、記載内容を推奨、または肯定や否定をする意図はございません。

  • 当noteで知り得た情報について、一切の責任を負うことはできません。


7. おまけ

いいなと思ったら応援しよう!