【エッセイ】金曜日(前編)
※加筆、修正をしました(内容はほぼ同じです)
金曜日、パパさんが有給をとった。
もちろん、W杯【日本vsスウェーデン】をリアルタイム視聴するためだ。
マジか!?
有給、こんなことに使っていいの?
しかし。
彼はタバコは吸わない。
酒も飲まない。
賭け事もしない。
遊びにも行かない。
趣味は「テレビでスポーツ観戦」と「イラロジ」。
はい、いいでしょう。
存分に楽しんでください!!
その朝、パパさんは誰よりも早起きだった。(遠足の日の子供みたいでかわいいな)
いつもの時間に朝食を食べ、新聞を読み、トイレに行く。(ルーティンを大事にする男だ)
子どもたちは登校し、家にはわたし達2人だけになった。
8時前。
2人で部屋の掃除をして、洗濯物も干した。
パパさんのアップは終了した。
「ここから、サッカータイムに入ります」とのこと。
(やることを終わらせてから、思いきり観戦を楽しむ。大した男よ)
2人きりのリビングでパパさんはテレビをつけ、わたしは文庫本を棚から取り出した。
大学時代サッカーサークルのマネだったわたし。
2年生ぐらいまでは甲斐甲斐しくみんなのお世話をしていたが、いろいろあって、少しずつ行かなくなってしまった。
卒業式に後輩から花束と寄せ書きをもらったけど、一年生の顔と名前がさっぱりわからなくて‥‥。
サークルのみんな、不義理な真似してごめんね。
あの頃、サークルの○○先輩のことが好きだったの。
○○先輩
「俺には好きな人が2人いる。1人はA子。もう1人はうどんだ」
謎のクソ発言だけど、頭がお花畑だったわたしは嬉しかった。寧ろ、正直者なんだと思った。
先輩の1番になりたかった。
でも、悲しいかな、わたし2番だったみたい。
先輩はA子と付き合いはじめて数ヶ月でフラレたと、噂で聞いた。
わたし、昇格して1番になれると信じてた。
でもね。
あのクソ男、
すぐに別の女に告白したの。
好きだったのに。
2番は2番って、やっと気づいた。
‥‥ううん、本当は2番目ですら無かったんだよ。
みんなぁ、あいつを呪ってくれ!!
そんなわけで、今はあまりサッカーが好きではない。
(森保JAPANは、もちろん最高!)
つづく。
