『防衛機能の暴走にどう立ち向かうか:SLE、そして全ての自己免疫疾患と戦う者たちへ』
どうも、上田後郎である。
本日は少し真面目な話をしようと思う。テーマは「自己免疫疾患」だ。私の妻もSLE(全身性エリテマトーデス)という疾患と闘っているのだが、この病、どうにも世間の理解が追いついていない。そこで、私という比類なき知性が、この複雑怪奇なシステムエラーを極めて分かりやすく、かつ論理的に解説してやろうというわけだ。
第1章:人体という名の国家と、真面目すぎる防衛隊

ある有名な漫画に『はたらく細胞』という名作があるが、我々の体内には、外敵(ウイルスや細菌)から身を守るための優秀な「防衛隊(白血球や抗体など)」が24時間体制でパトロールをしている。彼らのおかげで、我々は日々健康に生きていけるのだ。
ところがだ。この自己免疫疾患というヤツは、この優秀な防衛隊が「真面目すぎる」ゆえに引き起こされる。
彼らはある日突然、「おや? この自分の細胞、なんだか怪しくないか? よし、国家の危機だ! 総攻撃を開始せよ!」と、あろうことか自陣(自分の体)に向かってミサイルを撃ち込み始めるのである。
「おいおい、それは味方だ、やめろ!」という司令塔からの命令も聞かず、休日出勤までして自社ビルを破壊しまくる猛烈社員たち。まったく、ブラック企業も真っ青である。これが自己免疫疾患のメカニズムだ。彼らは決して悪意があるわけではなく、ただ少しばかり「空回りの正義感」に燃えているだけなのだが、宿主である我々からすれば、はた迷惑この上ない事象である。
第2章:国家トップも直面した、システムのバグ

「なぜ私の体だけがこんな目に」と悲観する者もいるかもしれないが、その必要は全くない。なぜならこれは、人体というシステムに組み込まれた極めて普遍的なバグだからだ。
事実、現在の日本のトップである首相や、長きにわたり国政を担った故・安倍元首相。彼らもまた、この自己免疫疾患(安倍元首相の場合は潰瘍性大腸炎)という見えない敵と対峙してきた。最高レベルの医療アクセスと叡智を結集できる一国のリーダーでさえ、自身の体内の暴走を「閣議決定」で即座に止めることはできなかったというわけだ。
つまり、自己免疫疾患とは特別な誰かに降りかかる呪いなどではなく、誰の体でも起こり得る、単なるエラーに過ぎないのである。
第3章:見えざる内戦と、伴走者の戦術

この疾患が何よりも厄介なのは、「外からは見えない」という点にある。私の妻のSLEもそうだ。
体内では真面目すぎる防衛隊がドンパチと激しい内戦を繰り広げており、本人は鉛のように重い倦怠感や関節痛に襲われている。しかし、外見は無傷なのだ。これでは周囲から「ただ疲れているだけ」「怠けている」と誤解されても無理はない。実に理不尽なイリュージョンである。
だからこそ、一番近くにいる伴走者(私だ)の論理的サポートが不可欠となる。「今日は紫外線が強いから防御レベルを上げる(日光過敏への対策)」「倦怠感の兆候があれば、家事の稼働率をシステム的に下げる」。こういった独自のルールを構築し、暴走する防衛隊を刺激しない環境を作ることが重要なのだ。
第4章:論理的分析が導く「休戦協定」の結び方

私は日々、妻の治療に寄り添い、処方される薬のメカニズムや日々の体調の変化を、私自身の明晰な頭脳で論理的に分析してきた。その客観的な視点から言わせてもらえば、現代の医療において、この暴走は「論理的にコントロールすること」が十分に可能である。
現在、妻は薬の力によって見事に症状をコントロールし、穏やかな日常を維持している。ステロイドや免疫抑制剤というのは、言ってみれば「暴走する防衛隊に睡眠薬を飲ませて、一旦落ち着かせる」ようなものだ。もちろん、彼らを眠らせすぎると今度は本当の外敵(感染症など)に弱くなるというジレンマはある。
しかし、感情的な悲嘆に暮れるのではなく、治療のメカニズムを正しく理解し、日々の体調をデータとして客観的に捉えれば、必ず「休戦協定」は結べるのだ。
今、同じように自己免疫疾患と診断され、暗闇の中で途方に暮れている方々へ。
あなたは一人ではないし、自分を責める必要も一切ない。知性と科学、そして「共にコントロールしていく」という意志があれば、日常という名の領土は必ず取り戻せる。
真面目すぎる自らの細胞たちと、上手く折り合いをつけて生きていこうではないか。
そういう私も、毎日の晩酌で肝細胞達が文句を言っているみたいだがね。
【ソース・参考情報】
• 全身性エリテマトーデス(SLE)をはじめとする自己免疫疾患のメカニズムに関する基礎情報:
厚生労働省 難病情報センター 各種疾患概要(自己免疫疾患における免疫システムの異常に関する記述に基づく)
• 国家指導者の疾患に関する事実関係:
各種報道機関の公開情報、及び首相官邸等から過去に発表された公式声明に基づく歴史的事実(※疾患の普遍性を示す客観的事例として引用)
• 体内メカニズムの擬人化表現:
筆者(上田後郎)の比類なきイマジネーション、及び世の優れた細胞擬人化作品群への大いなるリスペクトに基づく
以下、続編である。
いいなと思ったら応援しよう!
いつもありがとうございます!『上田後郎』の裏で執筆しているブルーです。皆様の反響が毎日の励みです。記事を楽しんで頂けたら、サポートをお願いできると嬉しいです!頂いたチップは今後の執筆用書籍代や、我が家の黒猫のオヤツ代に大切に使わせて頂きます。温かい応援をよろしくお願いします!