3歳坊主のメリット・デメリット
エン様(息子のあだ名)が坊主になった。
前にヘアカットしたときから
「ぼうずがいい」
と言われていた。
いやいや、さすがに。
美容師さんにも相談してみたら、
「一回坊主にするとその後生えてくる髪の毛がサボテンみたいになりますよ」
と言われて、このときはふつうにカッコいい感じにしてもらってた。
けれども続く坊主熱。
「つぎはぼうずにする」
ずーっと言われ続けた。
夫は反対していた。後悔するよ、とかやめといた方がいい、とか言って説得していた。
しかしそんなことではエン様の坊主熱は下がらない。
実は、坊主になりたいと言うようになったのはエン様の祖父(私の実父)のせいだった。
実父は長年坊主。今はソフトモヒカンという髪型らしいけど、スキンヘッド時代も長かった。会社員でスキンヘッドってどやねん、と今になると思う。実父が坊主なのはバスケが好きだから。若い頃はロン毛だったらしいが、バスケ好きになったタイミングで自分もマイケル・ジョーダンに(見た目だけ)なるべく、坊主にして日焼けしに行った。そして今はバスケじじ、と呼ばれている。
バスケじじは精神年齢3歳なのでエン様と気が合うらしく、エン様はバスケじじが大好き。ということで
「ぼうずになりたい」

私としてはまぁどっちでもいい。エン様は生まれたときから髪がしっかりあったから、その長さより短くなるのはちょっと寂しい気もした。
そんな折、なんとエン様のお友達が坊主になった。
こちらは本人が坊主になりたかったわけではなく、お母さんが勢い余って切りすぎたらしい。
お友達を見てエン様の坊主熱にも拍車がかかる。
「ぼくも⚪︎⚪︎くんみたいにぼうずにする!」
夫は引き続き抵抗していた。どうしたもんかなと思い、エン様に確認してみた。
私「なんで坊主になりたいの?」
エン様「お友達に笑ってほしいから。あとスポーツ選手になりたいから」
陽キャの鑑すぎるww
保育園でお友達と楽しく過ごしたい、そこに自分が貢献したいという健気な気持ち。
2つ目の理由のスポーツ選手はバスケじじにも通じる部分で、少し前にサッカーの前田大然選手を見たことも影響している。
しっかり理由を持って坊主を望んでいるので、okを出した。
美容室に行く。
私「今日は坊主にしてください」
美容師「いいんですか?!」
エン様「ぼくぼうずがいいの!」
バリカンが用意される。
美容師「よかったらお母さん、やります?」
私「え、いいんですか?!」
閑話休題。
この流れで「え、いいんですか?!」を言ったのはエン様出産時に助産師に「赤ちゃん出てくるとこ見ますか?」と言われたとき以来だ。脚の間に巨大な鏡をつっこんでもらって穴から出てくる胎児の頭を見た。私は楽しいことをやらせてくれるプロフェッショナルに恵まれている。
さて、バリカンを渡された私は人生初の経験に戸惑った。ふわふわした幼児の頭にどこからバリカンを当てたらいいのかもわからない。
美容師「どこでもいいですよ。最後きれいにするのは自分がやるんで」
ということで、ど真ん中からガーーーとバリカンを進めた。わぉ! 剃れた!
ちょっと楽しくなってきてガーーーガーーーとバリカンを進める。すると真ん中が剃れて両サイドはふわふわの髪の毛が残った。
落武者wwww
期せずして我が子を落武者にしてしまった母親。あとはプロに任せることにした。
あっという間に坊主になった。

なのにエン様は
「もっと短いのがいい」
エン様の理想はこれだったのだ。

しかしこういうスキンヘッドはカミソリなどで行う。
安全性の観点から2mmにしときましょうということで、なんとか2mmで我慢してもらった。
こうして晴れて坊主になったエン様。
坊主になると知らない世界が見えた。
⚫︎メリット
・シャンプー不要
ボディソープで全身ババババーーーってやったら終わり(語彙力)
・一瞬で乾く
タオルを頭にポン、と乗せたら終わり
汗をかいてもタオルを頭にポン、で終わり
・噴水に行くと小さな水の粒子が髪の毛についておもろい
通じるだろうか

・みんなに触ってもらえる
ついでに笑ってもらえたらエン様の本望
⚫︎デメリット
・頭皮が日焼けする
うん、日焼けしか思いつかん。でも坊主なので日焼け止めを頭にぐりぐり塗れる。
ということで今のところ坊主メリットがデメリットを上回っている。
なにより本人が気に入ってるのでよし。
〜後日談〜
義母が坊主を見に来て、たいそう気に入りグリグリしていた。
義母「実はね、⚪︎⚪︎(夫名前)も坊主のときあったのよ。サッカー部が連帯責任で、試合に負けたり誰かが悪いことしたらみんな坊主! バリカン持ってるおうちに集まってみんなでやってもらってたの」
まさかのカミングアウト!
だから夫は坊主を嫌がってたのか?
子が坊主になったことで新たなエピソードを発掘。家族の理解が深まるきっかけをありがとう。
≪終わり≫
