投資#727 カジノに行く前に本で予習した人が、現場で「カモ」にならなかった理由
書籍の情報
書名:本を読む人はうまくいく
著者:長倉顕太
発行所:株式会社すばる舎
発行日:2025年6月14日
書籍の抜粋
まずは1冊でもいい。名作との出会いだけでも人生は変わる。
私は学校に講演に行くことが多い。先日も大阪の中学校1年生向けに話す機会があったが、そこで伝えたのは「世界は広い。今いる場所が嫌でも他の場所がある」ということだ。
日本は残念なことに、小中高生の自殺者が多い。2024年は過去最高の529人だ。全体の自殺者は減っているのに、小中高生は増えているのが現実だ。こんな悲しいことはない。
当たり前だが、まずは世界がどのようになっているのか知らないとゲームは攻略できない。地図を手に入れ、その後にルールを知る。そこまで行けばゲームの攻略は簡単だ。でも、親や学校はこういったことを教えてくれない。
私が『親は100%間違っている』という過去の著書を出している理由は、子供は人生の戦略について教えてもらえないからだ。それが自殺者の増加につながっていると思う。
では、どうすれば地図が手に入るのか。その第一歩が「読書」だ。例えばアメリカ人の著者が書いた本を読めば、アメリカのことを知ることができる。日本にいながらしてアメリカのことを知ることができるのだ。このように読書をすることで、自分が体験しなくても、自分が出かけなくても、知識や体験を手に入れることができる。
私の体験で言えば、**阿佐田哲也の『麻雀放浪記』**を読み、麻雀の魅力に引き込まれた。さらに同じ作家の本を読み漁り、いろんなギャンブルを知った。それまではせいぜいパチンコや競馬くらいしか知らなかったし、麻雀をしていたが奥深さまでは気づけていなかった。さらにギャンブル小説を読むようになり、カジノを知ることになる。その結果、私は20代の頃、アメリカでカジノに入り浸る生活をすることになる。
この辺の話は詳しくすると長くなるからここまでするが、しかしこの経験が、後に編集者になった時に生きることになる。
今、この『本を読む人はうまくいく』という本を書いてあなたに読んでもらえているのは、こういった経験・経緯があるからだ。一冊の本との出会いから、ここまで人生が広がっていくのだ。
抜粋した理由
一冊の本との出会いから
人生変わったという人を
ちらほら聞きます。
興味持ちますよね?
感想
著者は、学校や親は
「人生というゲームの
攻略法(地図とルール)」
を教えてくれないと
警鐘を鳴らしています。
いい大学入って、
いい会社入って、
人生安泰の道が
なくなってしまいました
からね。
学校や親は、答えを
持ち合わせていないのです。
一緒に考えること
ぐらいしかできないな
というのが率直な感想です。
また、その地図を
自力で手に入れる
第一歩こそが「読書」だ
と断言しています。
ここまでは、よくある
読書啓発本かもしれ
ません。
しかし、本書がぶっ飛んで
いるのはここからで、
エピソードとして
「ギャンブル(カジノ)」
を挙げている点です。
普通、遊びやギャンブル
といえば、まず現場に
行って体で覚えるのが
王道だろうと思います。
覚える気がなくても。
しかし著者は違いました。
本を読み込んで、
満を持して20代で
アメリカのカジノへ
と飛び込んだのだのです。
この「体験と読書の順序
の逆転」に、おおきく刺激
されました。
あらかじめ本で「地図」を
手に入れて現場に臨むこと
には、2つの大きなメリット
がありそうです。
第一に、現場での「解像度」
が最初から圧倒的に高く
なることです。
何の知識もなければただ
「勝った負けた」の
金銭的な損得に
一喜一憂して終わる場所
なはずです。
著者はプレイヤーの心理、
ディーラーとの駆け引き、
空間の構造といった
「知的な要素」を観察
していた思われます。
第二に、ルールを
知ってから挑むため、
無駄に「カモ」に
されないサバイバル能力
が身につくことですかね。
これはギャンブルに限らず、
現代社会を生き抜く
上でも全く同じことが
言えそうです。
誰もが欲望や感情に
溺れる場所で、
一人「構造」を見つめ、
着眼点をずらしています。
だから、著者は他人が
気づかない切り口で
「あっと驚くベストセラー」
を世に送り出し続け
られるのでしょう。
単に「本を読もう」と
勧める本ではなく、
自分だけの視点(地図)を
手に入れると、
人生をうまくいくよと
言っている気がします。
まとめ
カジノに行く前に本で予習した人が、現場で「カモ」にならなかった理由
