ルーツの旅クイズ|今昔地図でたどる「吉田さん」の故郷はここ!?
いつもお読みいただきありがとうございます!
ルーツの旅好き山田です。
※本日のトップ画像は、
noteクリエイター「おかのくら」さん
の作品を使わせていただきました🌿
(みんなのフォトギャラリーより)
「吉田」と聞いて、
どこか縁起の良い印象を
持つ方も多いのでは?
それもそのはず。
この名字には、
日本人の“言葉への祈り”が
込められているのです。
気軽に読めて、ふと、
自分のルーツを考えたくなる。
そんな時間になれば嬉しいです。
今回は日本で11番目に多いとされる名字――
そう、「吉田」さんに注目します!(※1)
「吉」なんですから、
いいことありそうです!
それでは、ルーツの旅へ行ってらっしゃい!
「吉田」の由来とは?|言葉の言い換えが生んだ名字
「吉田」は、“良い田んぼ”
を意味します。
ただ、実はもう一つ、
面白い由来があります。
日本では昔から
「言葉には力がある(=言霊)」
って信じられてきました。
だから、ちょっとイヤなことを
思い出させる言葉――
たとえば「終わる」とか
「死ぬ」みたいな言葉――は、
できるだけ使わずに、
やさしい言い方に変えますよね。
たとえば、お祝いの席で
「解散です」じゃちょっと味気ない。
だから代わりに
「お開きにしましょう」と言うと、
ふんわりした雰囲気になります。
食べものの「スルメ」は、
“する=賭けで負ける”
を連想させるので、
あえて「アタリメ」
と呼んだり、
東京の「亀梨(かめなし)」
という地名も、“無し”は
縁起が悪いってことで
「亀有(かめあり)」に
変えられたんです。
面白いですよね。
名字でも同じようなことがあって、
「吉田」さんの“よし”は、
“葦(あし)”という植物が
“悪し”と聞こえるから、
「良し」に言い換えた
という話があるんですよ。
つまり「葦の田」→「吉田」と
表記されるようになったのです。
これは「忌み言葉」と呼ばれ、
日本人が縁起を大切にしてきた
証でもあります。
こんなふうに、
ことばの選び方ひとつで、
場の雰囲気も、
人の気持ちもやわらかくなる
ことがあります。
世界にも似た文化はありますが、
日本では特に、名前や地名、
暮らしの中の言葉にまで
“気づかい”が行き届いているんですね。
だからこそ、言葉を少しだけ
大事にしてみると、
もっと人にやさしくできるかもしれません。
おっと、少し話がそれてしまいましたが、
ここで・・・
ルーツの旅クイズ!
Q. 吉田さんが都道府県別で比較的多い地域はどこ?
A. 山口県
B. 富山県
C. 奈良県
「うーん…🤔」と悩んでいる方
のために、ヒントです!
お馴染み、、、になりましたが
この地図は100年以上前のものです!

これは、選択肢にある都道府県の
「ある地域」の1892(明治25年)~1910年(明治43年)
の様子を描いた地図です。
ん、よく見ると、なにやら
ドアのカギ穴の様な形の・・・
...
今回は追加ヒント欲しいと思っている方
いらっしゃいますかね。
いや、いないでしょう。
もうここしかありません!!!
・・・でも、
やっぱりヒント出しちゃいますね。
ズームしてみましょう!

さあ、どうでしょう?
よ~く見てくださいね。
これ、こふ・・・ん、ですよね
もう、わかっちゃいましたね!!
✅ 正解は… C. 奈良県!
奈良県は「吉田さん」が
全国で3番目に多い県。
吉田さんは、奈良(3位)
大阪(4位)京都(5位)
兵庫(8位)と近畿地方に
特に多いことがいえます。
「吉田さん」のお話をしてきましたが、
もしかしたらあなたの名字にも、
こんなふうに土地の地名と結びついた
物語があるかもしれません。
そんな“自分だけのルーツの旅”を
【ルーツの旅のしおり】を片手に
体験してみませんか?
ちなみに、先ほどの地図は
「奈良市周辺」のもの です!
では、今の奈良市周辺を見てみましょう!

今昔地図から時代の変化を読み解こう!

あなたなら、どんなところに着目するでしょうか?
地図を眺めながら妄想タイム!!
んんんっ、明治期の地図にはある鉄道が、
現在の地図には載ってないですね。
この鉄道は何でしょう???
(今回も鉄道ですね)
古地図でたどる“大仏鉄道”の記憶
幻の「大仏鉄道」って、
ご存じですか?
「大仏鉄道」は、
昔の奈良と加茂を
つないでいた鉄道です。
今はもう廃線となってしまいましたが、
かつては東大寺にお参りする人たちで
にぎわった、大事な路線だったそうです。
明治のころ、
関西鉄道(かんせいてつどう)
という会社が、奈良と加茂を
なるべくまっすぐ結ぶために
この線路を引きました。
奈良にあった「大仏駅」は、
東大寺のすぐ近くで、
参拝に来るたくさんの人が
利用したそうです。
でもこの鉄道、
山の中の急な坂道が多くて、
運転が大変でした。
明治40年になると、
もっと平らで走りやすい道――
今のJR関西本線ができて、
そちらにバトンタッチ。
その結果、「大仏鉄道」は
たった9年だけの営業で
終わってしまったんです。
今では線路も駅もなくなってしまって、
資料も少ないので、「幻の鉄道」と
呼ばれているんだとか。
ろ、ロマンで溢れてます(大好物!!)
今でも地図の中に、
昔の線路の跡が見える
場所がいくつかあります。
道の曲がり方や小さな石碑から、
かつての鉄道の息づかいが
感じられるかもしれません。
「大仏鉄道」は、明治の人々の旅や
願いを乗せて走った、
忘れられない一本の道なんですね。
実際に歩いてみよう!!(緊急企画っ!)
この大仏鉄道は、
坂道が多くて運行が
大変だったため、
平坦な新ルートに役目を
譲って消えてしまいました。
けれどもレンガ造りの橋台
や隧道(トンネル)など、
明治の面影が各地に
今も残っているのです。
というわけで、
実際に歩いてみたいですが、
ココは文明の利器を借りて
辿ることにしましょう!
今昔マップでたどる大仏鉄道ルート

①スタート地点のJR加茂駅
②赤レンガの「ランプ小屋」
オランダ積みの赤レンガ。機関車に使用されていたランプの燃料の給油・保管のために使用されていた
③「観音寺橋台」(かんおんじきょうだい)
石積みがまるでお城のような迫力。
電車が通過する時間に
合わせて行くと、
さらに見応えあり!
④「鹿背山橋台」(かせやまきょうだい)
花崗岩の石積みの橋台。
よーく見ると
石の積み方が異なっていて興味深い。。。
⑤梶ケ谷隧道(イギリス積み)
アーチ部分はレンガ積み、
トンネル坑門(こうもん・出入口の意)は、
イギリス積み
⑥赤橋
御影石とレンガを
組み合わせて
作られているのだとか。
レンガの長い面だけの段、
短い面だけの段を
交互に積み上げる
のがイギリス式です。
⑦松谷川隧道跡地
道路(市道44号線)からは
見えませんが、
下ると現われるそうです
⑧黒髪山トンネル跡
トンネル跡・・・!?
今昔マップで見ると
トンネルだったことがわかります。
昭和39年道路拡幅で
山ごと取り壊されたとのこと。
山ごと...?
上にかかっているのは黒髪橋

⑨大仏鉄道記念公園(ゴール)
お疲れさまでした。
まるで中世の要塞のような
構造物が点在し、
鉄道好きだけでなく
歴史ファンや写真好き
にもおすすめ。
道中は田園や竹林が広がり、
まるで時間旅行のような
感覚が味わえます。
資料がほとんど残っていない
ことから“幻の鉄道”とも
呼ばれる大仏鉄道。
その痕跡をたどりながら、
明治の空気を感じてみませんか?
歴史上の「吉田さん」といえば…
歴史上の「吉田」と聞いて
思い浮かぶ人物のひとりに、
戦後の復興を支えた
政治家吉田茂がいます。
日本国憲法の施行や
サンフランシスコ講和条約
といった重要な局面で
首相を務めた彼は、
外交官出身らしく、
独特の風格とユーモア
でも知られていました。
ちなみに、彼の
“ことば遊び”が
光ったこんな逸話もあります。
あるとき憲法改正を急ぐ
理由を問われた吉田は、
「占領軍に一日も早く
帰ってもらいたいからだよ。
GHQって言うが、あれは
『Go Home Quickly(早く帰れ)』
の略だ、なんて話もあるくらいだ」(ニヤリ。)
冗談とも本気とも取れるこのひと言に、
場が和んだとか、ちょっと凍りついたとか
――真相はご想像におまかせします。
さてさて、激動の時代を駆け抜けた吉田茂が、
引退後の静かな時間を過ごしたのが、
神奈川県大磯町。
海沿いの高台に建つ旧邸は、
今も彼の晩年を静かに物語ります。
相模湾を望む広大な敷地には、
復元された母屋と庭園が整備され、
当時の生活の一端を
垣間見ることができます。
政治の表舞台を離れた
“ひとりの人間としての吉田茂”
を感じられる、
落ち着いた時間が
流れています。
まとめ
「吉田」という名字は、
古くは“良き田”を意味し、
さらには縁起を担ぐ
“ことばの文化”の中から
生まれたとされます。
そして近代日本の歴史にも、
「吉田」の名を刻んだ人物がいました。
激動の時代を背負い、
戦後日本の礎を築いた吉田茂。
彼が最期の時を過ごした
大磯の邸宅からは、
国の未来を案じつつ、
ひとりの人間として
穏やかに日々を重ねた姿がしのばれます。
もしかしたら、
あなたの名字にも、
そんな深い物語があるかもしれません。
“ルーツのしおり”を片手に、
あなた自身の「ルーツの旅」
を始めてみませんか?
この記事を読み終えたら、
ぜひ「#ルーツの旅のしおり」をつけて、
あなたのルーツをたどる旅を
シェアしてみてくださいね!
【おまけクイズ】
奈良県マスコットキャラクターと言えばせんとくん。
せんとくんが初めて発表されたのは、
何のイベントのマスコットキャラクター
としてだったでしょう?
A. 奈良国立博物館の特別展
B. 平城遷都1300年祭
C. 東大寺の大仏開眼記念祭
✅ 正解は、次回の
「山田さん」ルーツ記事で発表します🎉
【加藤さんのルーツ・おまけクイズの答え】
「清流の国ぎふ」のマスコットキャラクター
「ミナモ」からのクイズです!
Q. ミナモの得意なことは?
✅B.ダンス
【参考文献】
📖 姓氏家系大辞典 太田亮
📖 決定版 面白いほどよくわかる!家紋と名字 高澤等・森岡浩
📖 ルーツがわかる名字の辞典 森岡浩
※1 森岡浩氏による各地域の電話帳をもとにした独自集計ランキングより。
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