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天才『ジェイコブ・コリアー』から学ぶ、枠を超えて「人生を遊び尽くす」勇気

はじめに


僕が地元でよく通っていた喫茶店。

そこのマスターは無類のレコード好き。

洋楽なんて全く知らなかった僕に、
マスターはたくさんのレコードを見せては、
その針を落として聴かせてくれました。

レコード特有の、パチパチという
ノイズ混じりのアナログな音。
それに包まれながら飲むコーヒーは格別で、
今でも目を瞑るだけで、
あの芳醇な香りと温かな空気感が
脳裏を駆け巡ります。

ある日、マスターが僕にこう言いました。

「この世の中に、音楽は無数にあるけれど、
 一生大切にしたいと思う一曲には、
 そうそう出会えない。
 僕は、そういう音楽と出会いたくて、
 ずっと音楽を聴き続けているよ。
 だから、僕にとって音楽は『宝探し』なんだ。」

そして…その言葉に感銘を受けた僕には、
「一生大切にしたい宝物」のような曲が
いくつか存在します。


今日は、その中でも大好きな一曲

Jacob Collier(ジェイコブ・コリアー)の

『In My Bones』

自分を信じたいときに、是非聴いてください。

「僕の中には、
 まだこんなにたくましいリズムが
 眠っていたんだ」

と、自分自身を再発見させてくれる
元気が出るオススメの曲です。


【あらかじめお伝えしたいこと】
本記事は、筆者(田端うつ郎)による
個人的な考察・見解を多分に含みます。


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営利目的は一切ありません。
純粋に『アーティスト』『楽曲』の魅力を伝えたい、
その一心で執筆しています。




1. 理屈を超えた「自分」というエネルギーの全肯定

この曲の核心は、
「僕の骨(Bones)の中に」すべてがある、
という圧倒的な自己肯定です。

歌詞の中で繰り返される

「それは僕の骨の中に、
 血の中にあるんだ」という言葉。

これは、
誰かに認められたから自信を持つといった
「外側からの条件」ではありません。

何ができてもできなくても、
僕が僕として存在している中心にある
消えない光や、
止まらないリズム。

「自分という存在そのものが、
 すでに凄まじい熱量を持っているんだ」

そんな根源的なパワーを、
ジェイコブは迷いのない音で叩きつけてきます。


2. 音楽の概念を遊び尽くす「現代の魔術師」

ここで少し、
ジェイコブ・コリアーについて
触れさせてください。

彼はロンドンの自宅の寝室から、
多重録音という手法で世界を驚かせた天才です。

あらゆる楽器を一人で操り、
グラミー賞の常連でもある彼は、
まさに「音の魔術師」。

彼の凄さは、
どれほど複雑な音楽理論を駆使していても、
それが常に「純粋な遊び心」
満ちていることです。

この『In My Bones』という曲も、
重層的なハーモニーと強烈なビートで、
僕たちの理屈を軽々と飛び越えてきます。

彼の自由な発想は、
曲を通じて僕たちに
「枠を超えていいんだ」という勇気
をくれます。


3. 「考える」のをやめて、「骨」で聴くカオス

焦りの中にいるとき、
僕たちの意識はつい
「次はどうすればいいんだろう」と、
思考の檻に閉じこもりがちです。

けれど、
この曲の予測不能なカオスなリズムが、
その檻を強制的にこじ開けてくれます。

人生は綺麗に整ったものばかりではありません。

不協和音も、
予期せぬズレも、
すべてを飲み込んで
今この瞬間が鳴り響いている。

その騒がしさこそが、
僕たちが生きている証なのだと思います。

「頭で理解しようとするな。
 君の骨が刻んでいる振動を感じるだけでいい」

ジェイコブの音楽に身を任せ、
頭で考える「正解」よりも
骨が震える「実感」を信じたとき、
僕たちは再び自分自身の主導権を
取り戻せるのかもしれません。


さいごに

もし、
自分の内側の火が
消えかかっているように感じたら。

この曲を聴いてみてください。

複雑で、
騒がしくて、
自由なこのリズムが、
あなたの骨を震わせるはずです。

僕たちの中には、
まだこんなにも楽しもうとする気持ち
眠っている。

その感覚を気づかせてくれるはずです。


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