Volvo V40 アライメント調整|高速が安定するカスタムセッティング(千葉県・柏市)
基準値ではなく、「オーナーの走り方」に合わせたセッティング
今回ご紹介するのは、Volvo V40 のアライメント調整です。
ただし、一般的な「基準値に戻す」作業ではありません。
ご来店いただいたオーナー様は、
普段から高速走行が多く、ステアリングの反応にもこだわりがある方。
「もっと高速で安定してほしい」
「ステアリングの戻りを自然にしたい」
「コーナーでの反応をもう少しシャープにしたい」
そんなご要望をいただき、
今回は オーナー様の走り方に合わせた“性能寄り”のアライメント を行いました。

■ 入庫時のアライメント数値
まずは調整前のデータです。
● フロント
左:トー -0.2mm / キャンバー -1°27' / キャスター +4°33'
右:トー +0.0mm / キャンバー -1°38' / キャスター +4°39'
フロントのトーは左右でわずかに差があり、
高速域では軽い不安定感が出やすい状態でした。
● リア
左:トー +1.6mm / キャンバー -1°47'
右:トー +1.3mm / キャンバー -1°35'
リアのトーインがやや強めで、
直進安定性は高いものの、コーナーでは少し“重さ”が出る傾向です。
■ オーナー様の走行スタイル
ヒアリングと試走から、以下の特徴がありました。
高速走行が多い(80〜120km/h)
ステアリングの戻りをしっかり感じたい
コーナーではフロントの反応を速くしたい
タイヤ摩耗よりも「走りのフィーリング」を優先
このような走り方の場合、
純正基準値では少し物足りない ことがあります。

■ 調整後のアライメント数値
こちらが最終的なセッティングです。

● フロント
左:トー +0.7mm / キャンバー -1°26' / キャスター +4°28'
右:トー +0.7mm / キャンバー -1°39' / キャスター +4°37'
→ 高速安定性と戻りの強さを重視したトーイン設定

● リア
左:トー +0.1mm / キャンバー -1°42'
右:トー +0.1mm / キャンバー -1°36'
→ リアのトーインを大幅に減らし、コーナーでの軽快さを向上
● スラスト角
-0°00'(理想的な状態)
■ セッティングのポイント
◎ フロント:高速での安定感を強化
トーインを増やすことで、
直進時の安定性とステアリングの戻りが自然になります。
◎ リア:旋回時の“重さ”を解消
リアのトーインを抑えることで、
車全体の動きが軽くなり、フロントの入りが良くなります。
◎ 全体のバランスを最優先
前後のトー量を揃え、左右差を極力ゼロに近づけることで、
高速域でもストレスのない直進性を実現しました。
■ 試走後のオーナー様の感想
調整後に試走していただいたところ、
「高速がすごく安定するようになった」
「ステアリングの戻りが自然で気持ちいい」
「コーナーの入りが軽くなった」
と、とても喜んでいただけました。
■ まとめ
アライメントは「基準値に合わせる」だけではありません。
走り方・好み・車の状態に合わせて最適化することで、
クルマ本来の性能をさらに引き出すことができます。
Volvo V40 のように足まわりが繊細な車種ほど、
こうした“オーナー仕様のセッティング”が効果的です。

