息をして、食べて、愛される官能美。
ただ、息をしているだけでありがたい。
ただ、空を見ているだけでありがたい。
ただ、体にお肉がついているだけでありがたい笑。
息が途切れとぎれになり、
空も見えなくなり、
体にお肉がつかなくなった彼がこう言う。
『なおみ、生きていてくれてありがとう。
俺ができなくなったことをしてくれて、
ありがとう。
ただ、勘違いするなよ。
なおみは、何かができるから美しいんじゃないんだ。ただ、いるだけで美しいんだよ』
たのしいこと、うつくしいことが
今いる場所にないと
私はとたんに存在していいんだろうか?
と思ってしまう。
今いる場所で
美をみつけることができないほどに、
わたしは情報しかみていない。
彼は、風となり光となり、全てになって、
わたしを抱きしめている。
『ただ息をしているだけでいい。
食べてお肉がついて太ってもいい。
どんななおみでも、ずっと俺のもの。
愛してるよ』
わたしの女性性が満たされて
自然と男性性が立ってくる。
何かをする前に、
【何もしなくても愛されている自信】
が必要なんだよ、と彼が教えてくれた。
それが私の官能美。

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