見出し画像

ガット弦こぼれ話。

みなさん、こんにちは。名古屋を拠点に、音楽活動をしているヴィオラ弾き、竹内賢司です。

ガット弦について続けて記事を投稿しました。その際、話の流れで書くことができなかったエピソードを紹介します。


 

裸ガット弦のメンテナンス。

 

すでにご紹介したように、裸ガット弦は、ナイロン弦やスチール弦はもちろん、金属の巻線のあるガット弦と比べても寿命が短いです。

せっかくのいい弦ですから、できるだけ長持ちさせたいものです。

 検索すると様々なメンテナンス法がネット上に紹介されていますが、私が実行しているのは、オイルを塗る、というものです。

ガット弦は動物の腸から作られていますから、放っておくとどんどんしなやかさを失ってしまいます。革の靴やカバンと同じです。

そこでオイルを塗るわけです。

オイドクサなど、金属の巻線のあるガット弦には塗ってはいけません。あくまで、裸ガット弦のメンテナンス法です。

裸ガットを使い始めたと言ったら、バロック・ヴァイオリンを弾く音楽仲間がオイルを塗ると長持ちする、と教えてくれました。

どんなオイルか聞くと、一番おすすめなのは、「エクストラバージンオリーブオイル」だとか。

 ハイレベルなイタリア料理を作る?みたいで現実的でない(楽器ケースにも入れられないし)ので、他にないか聞いたところ、「ベビーオイルでもいい」とのこと。

赤ちゃんに優しいものは、ガット弦にも優しそうです。

探したところ、ジョンソンのベビーオイルに携帯用のものがありました。

ジョンソンベビーオイル。持ち運び用の125mlのもの。ドラッグストアで購入。

それ以来、これを愛用しています。

 塗りすぎには要注意。ちょっとで大丈夫です。ボディの木にはつかないように。

弦の中でも、弓と接するところは避けます。弓が滑ってしまうからです。

弦の、弓の接する部分。

 塗ってすぐ弾くと、指に油がついてヴァイオリン本体にも油がしみてしまうので、塗るタイミングは練習が終わった後にしています。そうすると、次に弾くときまでには油がなじんでいます。

 毎回塗る必要はなく、あるサイトでは1週間に1回ぐらいと書いていました。

私は、ヴァイオリンは必要ある時期や気が向いた時に弾くので、週一では塗っていません。難しく考えると続かないので、「気づいたら塗る」ぐらいにしています(私は模範的ではありません)。

 今回のために少しメンテナンスについて調べたら、オイドクサなどの弦を作っているピラストロ社などが専用のオイルを販売していることを知りました。

ピラストロ社のストリングオイル。

50mlで3,410円。

私は◯ョンソンベビーオイルでいいや(持ち運び用の125ml、586円。いずれも税込。2026年8月17日調べ)。

 

 

クリストフ・コワンの弦。

 

フランスのチェリストのクリストフ・コワンは、この記事に何度か登場しているあっちゃん(チェリストの酒井淳くん)の先生の一人です。バロック・チェロの演奏で知られています。

私も何度か聴いたことがありますが、素晴らしいチェリストです。

コワンは凝り性で、あっちゃんによると、なんと自前の弦を作るようになったそうです。

自分ので羊を飼って(自分の城・・・世界が違いすぎる)、その羊から作るとか。

新鮮な弦は、ちょっとにおうそうです。

・・・生々しいお話でごめんなさい。

今日はガット弦こぼれ話でした。 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 



この記事を気に入ってくださった方、スキをおしていただけたらうれしいです。フォローも大歓迎です。

 



 コンサートのご案内

 

レクチャーコンサート 「ヴィオラで聴くバッハ」 Vol.1

10月12日(月・祝) 午後2時開演
スタジオ・フィオリーレ(名古屋市中村区)
プログラム J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番・第2番
詳細未定
                    6月28日の公演と同内容です。

レクチャーコンサート 「ヴィオラで聴くバッハ」 Vol.2

2027年1月31日(日) 午後
スタジオ・フィオリーレ(名古屋市中村区)
プログラム J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第3番・第4番
詳細未定

ぜひお越しください。

いいなと思ったら応援しよう!

竹内賢司 よろしければ、応援をお願いします。いただいたチップは、さらなる音楽活動に役立てていきたいと思います。