『実習と現場は違った』未経験で介護職に飛び込んだ私が、恐怖で泣いた日の話(前編)
未経験で介護職に就職した私が、最初の半年間で感じたことを正直に書いてみようと思います。
これから介護の仕事を始めようと思っている人や、未経験で不安を感じている人の参考になればうれしいです。
① 実習で感じた温かさが、介護職を選んだきっかけ
私が介護職を選んだきっかけは、実習で行った施設での経験でした。
その時、職員さんたちはとても優しく接してくれて、利用者さんもよく話しかけてくれて、「介護の仕事っていいな」と素直に思えたんです。
人と関わることが好きだったこともあって、未経験でも挑戦してみたいという気持ちが強くなりました。
ただ、今振り返ると、あの時は『実習生』だったからこそ見えていなかった部分もあったんだと思います。
職員さんたちが優しくしてくれたのも、利用者さんがよく話してくれたのも、実習生だからという面があったのかもしれません。
温厚な利用者さんに付けてもらっていたことも大きかったんだろうな、と今なら思います。
それでも、あの時に感じたあたたかさが、私の背中を押してくれたのは間違いありませんでした。
② 初日は平気だった。でも少しずつ現実を知った
入職初日は、思っていたほど大変ではありませんでした。
挨拶をしたり、先輩の動きを見たりすることが中心で、「よし、今日から頑張ろう」という気持ちのほうが大きかったです。
正直、その日はそこまで深く落ち込むこともなく、このままやっていけるかも、という気持ちすらありました。
でも、少しずつ現実が見えてきました。
まず、覚えることが本当に多い。
利用者さんの名前や特徴、仕事の流れ、声かけの仕方、介助のやり方など、頭に入れなければいけないことが次から次へと出てきます。
職員さんたちの動きも想像以上に速くて、自分だけついていけていないように感じることもありました。
実習の時は見えていなかったことが、働き始めてから一気に見えてきた感じでした。
利用者さんとの関わりも、ただ優しく話せばいいわけではなくて、その人その人に合わせた接し方が必要で、思っていたよりずっと難しかったです。
さらに体力も必要で、仕事が終わる頃にはぐったりしている日もありました。
「実習と現場は全然違う」
それを本当に実感したのは、入職して少し経ってからでした。
③ 一番しんどかったのは、仕事より“人との関わり”だった
働き始めてからの期間は、とにかくしんどいことの連続でした。
利用者さんの名前と顔がなかなか一致しなかったり、何を優先して動けばいいのかわからなかったり、入浴介助や移乗介助に戸惑ったり。
メモをしても覚えきれなくて、自分だけできていない気がして落ち込むことも何度もありました。
でも、その中で一番ショックだった出来事があります。
私のことを「好き」とよく言ってくれていた利用者さんが、ある時「私につねられた」と私が知らないところで言っていたことがありました。
主任さんに呼ばれて、周りの職員さんたちから相談を受けたとのこと。「その利用者さんがそう言っているから、事実確認に来た」と言われた時は、本当にショックでした。
もちろん私はそんなことはしていません。
でも、その時に一番つらかったのは、「もしかして周りの人にそう思われていたのかな」と感じてしまったことでした。
あとからその利用者さんが「かまってほしかったから」と話し、他の職員さんや私にも謝ってくれました。
周りの職員さんも「そんなことする人じゃないと思ってたよ」とフォローしてくれました。
でも、正直なところ……めちゃくちゃ怖かったし、もうその利用者さんに近づくのが嫌になりました。
「本当は嫌だな……」という強い拒絶感がありました。
けれど、「これも仕事だし」と自分の中で無理やり割り切って、そこから少しずつ、ほんとうに少しずつだけど距離を縮めて関わるようにしていきました。
悲しさと怖さで泣いた日でしたが、介護の仕事は体力だけじゃなく、こうして人との関わりの中で心が大きく揺れる仕事なんだと痛感した出来事でした。
こんなにもショックを受け、泣いてばかりいた私ですが、気づけば半年間仕事を続けて来られました。
次回は、**「恐怖で泣いた私が、なぜ半年間続けられたのか」**その理由について書こうと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました🌸
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