急に具合が悪くなる理由(貧血)と予防8
上級者や山岳ガイドでさえも、膝痛、腰痛の人が多くいます(中略)中高年登山者が山で遭う身体トラブルのうち、膝痛と腰痛は特別(中略)膝痛・腰痛は、山歩きの技術や経験では解決できません(中略)腰痛への対策も、前に述べた膝痛と同じになります。







危機的状況においては、不安の強い人たちのほとんどが、なすべきことにぴたりと照準を合わせて、まっすぐに突き進んでいった。何を頼まれても断り、親切心もかなぐり捨てて、危険を知らせて警告し、ただちに救援を得ることができた。危機的状況では、不安感の少ないハッピーな参加者よりも、不安の強い人たちの方がずっと有能だった(中略)不安には次のような意外な事実がある。状況によっては、不安感の強い人が望ましい。チームに1人は不安感の強い人間が必要だ。不安がなければ、小さな問題があっという間に大惨事に発展する(中略)不安感の強い人は、炭鉱内のカナリヤのような、あるいは歩哨のような役割を果たす。誰よりも早く危険の兆候に気づいて反応することで人々を助ける。




膝痛と腰痛はベテランにも多い(中略)登山者に最も多い症状は「変形性膝関節症」(中略)最大の鍵を握っているのが、太ももの前面にある大腿四頭筋である






「のみこみの悪い人」のような人材は、他人の意見に左右されることなく、自分が正しいと思うことをやる。こういった人材は会社や上司、同僚をひどく怒らせ、周りから拒否され、怒鳴られても、それでもなお、多彩なアイデアを出し続け、それを試すことを求める。このような反抗的な頑固者は、会社や上司、周りの人間の「間違いを証明する」ことを無上の喜びとし、粘り強く物事に取り組む(中略)創造性の高い人は、上の者の「間違いを証明する」チャンスを与えられると、一段と燃え、粘り強く努力することがわかっている。



抗がん剤の副作用による肺間質へのダメージ(間質性肺炎など)や、心肺機能の低下、そして何より造血幹細胞の抑制による「貧血」が、体内からのCO排出と酸素運搬を絶望的に困難にします。健康な人(トレーニングをしている人)であれば、標高1000mでの VO2max の低下は数%程度であり、安静時にはほとんど影響を感じません。しかし、がんの進行や抗がん剤によりヘモグロビン(Hb)値が正常の半分(例:14 g/dL から 7 g/dL)に落ちている患者の場合、平地にいる時点ですでに「標高3000m〜4000m」に相当する酸素運搬能力の低下を起こしています。その極限状態において、低気圧(台風や爆弾低気圧で 970 hPa 程度まで下がる)が到来することは、健常者がいきなり富士山の山頂にワープさせられるような深刻なインパクトを持ちます。初期の高山病に似た症状(頭痛、強い倦怠感、息切れ、あくび、思考力の低下)は、この「ギリギリの酸素供給」が低気圧によって閾値を下回った瞬間に一気に表面化。





いつの間にか、脚が太くなっていく。女性にとっては無視できない問題だ(中略)骨盤が歪み、股関節の動きにも影響が出て、腰痛やひざの痛みが発生してしまう(中略)両足の足裏全体をしっかり床につけて、左右均等に体重をかければ、骨盤が安定(中略)年齢がよく表れるのが、階段を歩くときの姿勢




歩幅は狭いほうが女性らしいと思っている方もいますが、実際は気持ちを広めにとったほうがエレガントに美しく歩けます。普段の1・2倍くらいの歩幅を意識して歩いてみましょう。ゆったりと優雅なウォーキングになるうえ、少ない歩数で速く進むことに驚かれると思います。また気をつけたいのは、歩き出しの姿勢。横から見て耳、肩、くるぶしが一直線になることがポイントです。上半身はそのままキープし、かかとから着地して歩きましょう。もちろん、和服をお召しになった際は別。逆に、普段より狭い歩幅にし、さらに内股ぎみで歩くことを意識して。装いによってサッと切り替えられる女性は粋ですね(中略)この歩き方はスマートさに欠けるだけでなく、つまづきやすくもなります。低めのヒールの靴で歩く際に、足のどの部分から着地しているか、一度試してみましょう(中略)腕はあまり前に大きく振り過ぎず、後ろ側に振ることも意識して歩けば、美しくエレガントなウォーキングとなります。






腹圧とは、腹筋と横隔膜などの収縮によって起こる、腹腔内部にかかる圧力のこと。それが弱いと骨盤が前傾し過ぎて反り腰となり、腰痛の原因になります。また、前傾し過ぎた骨盤に引っ張られると大腿四頭筋は過度に緊張し、大臀筋は緊張が緩んでしまいます。その結果、膝へのストレスが増して痛みが出ます。

山では体重が多いと膝に負担がかかって膝痛の原因になります(中略)運動しながら体重を落とすことが必要(中略)安全に山に行くための対策としてトレーニングを行う(中略)下り対策は脚筋力とバランス力の強化がメインになる





膝蓋骨は、大腿四頭筋が伸縮する際にてこの役割(中略)膝が吸収する衝撃は体重の七倍以上(中略)加齢などによって緩衝材(※膝の軟骨)が劣化すると、軟骨は血液の供給を受けていないため自然に回復することは難しい ※引用者加筆.

膝関節の軟骨が少しづつすり減って骨が変形してしまう「変形性膝関節症」や、脊椎の骨や軟骨の変形などにより背骨がずれる「脊椎すべり症」

腰痛持ちの人は年齢にかかわらず多いと思いますが、腰に負担をかけない歩き方や、荷物の持ち方をして腰を守ることが重要(中略)ひざが痛まないようにと不自然な格好で座ったり、ひざをかばって歩いたりするようになるので、そのうち腰も悪くなります(中略)そもそもの原因である腰の使い方を改めなければ、症状がぶり返す(中略)体の重みを受けとめたひざの軟骨がすり減ってしまい、歩くたびに関節が痛くなります。痛みをこらえて歩いていると、やがて骨が変形して痛みが増し、ますます歩けなくなるという悪循環に陥ります(中略)腰を悪くして、行動範囲が狭まってしまうことで、認知能力が落ちていく(中略)日常での腰の使い方が悪いことから、徐々に骨が変形して起こることが多い。つまり生活習慣病

膝や腰の痛みは、その周囲の筋力が低下すると起こりやすい

膝を伸ばしきらない歩き方は、筋力に依存して上半身に伝わる衝撃を弱めているだけで、膝から下には大きな着地衝撃がかかります(中略)大腿四頭筋に負荷をけけすぎると、最終的には踏ん張りが利かなくなり、フラフラと「膝が笑う」状態になったり、膝痛が起こりやすくなってしまいます。


下半身の「センター」のラインは股の下(会陰)から腿の裏、それから膝の裏側を通っている。そして膝裏から脛骨(脛の太い方の骨)の下の内顆(内くるぶし)の真下の足裏に抜けていく(中略)「センター」が通れば足の裏側の筋肉の活動性が高まる(中略)「センター」がほぼ脛骨の直下にあれば、余計な力を使わずに「骨で立つ」ことができる(中略)足裏の少し内側に体重の中心がくることが大事(中略)腿の裏側に濃い意識が通っていないと、人間はどうしても大腿四頭筋を頼りにした立ち方になってしまう(中略)日本人は、残念ながらこの腓骨側で立っている方が非常に多く見受けられる(中略)腓骨の下は腓骨自体が終点で、その下につながっている骨はない。ということは足の外側に体重を載せている人は、頼れる骨がないということ(中略)弱い腓骨を筋肉で固めて補えば、体重は一応支えられるので、身体はそれでよしと判断し、脛骨をますます使わないようになってしまう(中略)いったん腓骨側に体重を乗せるようになると、どんどん、どんどん脛骨から体重が抜けていって、その分腓骨に体重が載る。腓骨に体重が載れば載るほど筋肉が固まって脛骨は不要だという信号を出す。この悪循環が繰り返されて膝の関節、さらには股関節まで変形


登山者が最も鍛える必要があるのは、大腿四頭筋です(中略)下りでは後ろ足の膝を安定させるために使われるので、登山ではとても重要です。



登山者の多くが経験する膝痛(中略)中高年登山者に膝痛を訴える人が多いが、最近は筋力不足のためか、若者にも見られる。とくに上りよりも、下り坂が続く下山時に起こることが多い。原因は、膝関節の老化による軟骨変性が基盤にある。また、大腿前面の膝関節を伸ばす筋(大腿四頭筋)が弱っていることとも関係している(中略)健康食品のグルコサミンやコンドロイチンが有効な場合もある。


山でも無理な歩き方をしたとすれば、身体に大きなストレスをかけることになる。それは身体の最も弱い部分を破綻させる(中略)山に行っても身体に負担のかからない歩き方を学んでおくことは、山に登る者の義務だといってもいいすぎではない(中略)山での病気やケガを予防し、より安全、快適、健康的に歩くにはどうすればよいかを教えてくれるのが運動生理学(中略)肩こりは、同じ姿勢や無理な姿勢を長く続けたときに、肩や首の筋肉の緊張が解けなくなって起こる(中略)歪みは膝関節にストレスを与える。また、膝の上にまで悪影響を及ぼし、腰痛、肩こり、頭痛などの原因にもなる(中略)膝関節痛にもいろいろな種類があるが、登山者に最も多いのは「変形性膝関節症」である。これは膝の骨の接触面にあって潤滑油の働きをしている軟骨が、加齢や激しい登山の影響ですり減って(変形して)、その部分がこすれて痛むものである(中略)大腿四頭筋の筋力を強化してやると動きが安定し痛みが和らぐ(中略)膝関節痛に対してはグルコサミンやコンドロイチン(エビやカニの甲羅に多く含まれる物質)を摂ることで、すり減った軟骨の再生に効果がある。

たとえば軟骨成分が入っているというサプリがありますが、軟骨は、そう簡単に再生しません。サプリで食品としてとっても、再生することはありません

猫背だと肺が広がらず呼吸がしにくくなる(中略)背中が丸まって前かがみになっていると、骨盤が動きにくい(中略)姿勢を変えるだけで下山が楽になる(中略)胃がふくれすぎると横隔膜が動きにくくなって呼吸が苦しくなる(中略)ジグリングは、貧乏ゆすりのように足を小刻みに動かすことによって、股関節や膝関節の周りの筋肉をゆるめるための運動です(中略)もとはといえば、変形性股関節症の治療の一環として推奨されている運動ですが、股関節の周りだけでなく、脚を大きく揺らすことで膝関節や脚関節などの柔軟性を向上させる効果もあります。

音叉〔楽器の調律に利用されるU字形の鋼鉄〕を叩くと発せられる三〇〇Hzの刺激は、関節や組織の奥深くにある、振動感知の機会受容体(パチニ小体)だけを活性化させる

全身振動治療(中略)ある特定の患者群では、振動が破骨細胞と骨芽細胞を活性化し、骨の破壊と修復が促進される


みっともいいものではないけれど、貧乏ゆすりだって、じっとして微動もしないよりは心臓の助けになります



フクシマ原発事故が起こる前の日本におけるセシウム137の放射能レベルは、ほとんどの食品で1キログラムあたり0・2ベクレルだったのに、その500倍の100ベクレルでも「安全な食品」だというのである。魚介類では、事故前の日本近海魚の平均値は0・086ベクレルだった



証拠を解釈することが重要なのだ。医学部の学生は〝オッカムの剃刀〟とも呼ばれる〝診断上の単純性原理〟を学ぶ。すなわち、最も単純な説明に正しいことが多い、ということだ(中略)〝危険地帯〟を繰り返し繰り返し明確に伝えよう。誰の言葉だったか「信念を持たない人間はあらゆることに流される」というが、まさにそのとおりだ。


タイはほかの国より厳しい基準を設けています。粉ミルクでは最高二一ベクレルが許容範囲です。日本は三七〇ベクレルです(中略)(※タイ厚生省食品薬品管理局長は)こう言っている。「人間が生活するうえで、どれほど小さくても危険があれば、それを減じるために私たちは厳密な基準を守る」行政官として素晴らしい言葉ですね。WHOや日本の厚生省の担当官に噛みしめてもらいたい(中略)日本人にはなかなか理解ができないのです ※引用者加筆.


放射能の障害は、活性酸素によるものです(中略)ヒアルロン酸は活性酸素にやられやすいので、変形性関節症ではこれが問題になってきます(中略)ヒアルロン酸を分解する「ヒアルロニダーゼ」の活性がビタミンCによって抑制される(中略)変形性関節症患者の「関節腔」を調べてみると、ヒドロキシアパタイトや、これによく似たカルシウム塩の微結晶が観察されることがあります。この硬い鉱物質の砂があるために「関節軟骨」が動くたびにこすれて、かなりの刺激を受け、または傷をつけられたりする(中略)関節が刺激されると、滑膜などからタンパク分解酵素のような軟骨を破壊する酵素が出てきて、炎症を起こしながら軟骨組織を溶かします。軟骨はすり減るというより、溶けるのです。そして、それは液状になります。関節に水がたまる、というのがこれです。またこのときの痛みは、炎症からくる(中略)股関節の場合も、膝関節と同じように、関節軟骨の破壊が起きる(中略)軟骨には血管がありませんので、栄養物質を取り込ませるためには、圧縮と膨張とを繰り返すことが必要です。これは歩行によって可能になります。

活性酸素の酸化力はあまりに強く、大量発生すれば、人体の細胞もサビつかせてしまう(中略)がん細胞は、細胞分裂の際にコピーミスをした細胞だと前に述べましたが、このコピーミスにも活性酸素が関与


医者は症状を和らげるのが精一杯で、被曝した臓器については打つ手がない(中略)とくにたちの悪いのがストロンチウム90だ。軽いので、それほど大規模な核爆発でなくても地球全体を覆い、食物連鎖に深く入りこむ。科学的性質がカルシウムに似ているために、ひとたび体内に摂取されたら吸収されて骨に取り込まれる(中略)ストロンチウム90が骨の中に居座ると、崩壊しながら放射線を出しつづけ、細胞のDNAを破壊







(チェルノブイリ)事故に対するソビエトの対応には、2011年の福島第一原子力発電事故に対する日本政府と東京電力(TEPCO)の対応と、多くの共通点があります。どちらも、原子炉がメルトダウンした事実をすぐに公表しませんでした(中略)両政府は事故の環境および健康への影響を過小評価しています(中略)牛乳から放射性ヨウ素を検出し続けていた(中略)放射線量が高すぎて飲めない牛乳やめまいを起こして学校で気絶する子供たち(中略)食物連鎖に、そして人体にどのような影響があるのかを知る必要があった。そして、牛が重要な線量計の役割を果たすことに気づいた。野原で草を食む牛は、草に含まれる放射性セシウムやヨウ素を吸収し、その乳とともに放出するのである(中略)「比較的汚染されていない(1平方キロあたり15キュリー以下)」とされたところであっても、放射能が多すぎて飲料不可の乳が生産されたのである(中略)母乳サンプルでの22%では、放射能レベルが許容限度を超えていた(中略)(※役人は)パニック防止のため、ベラルーシの研究機関から放射線測定器を没収するよう命じたのである(中略)「ラジウム・ガールズ〔文字盤作業に従事して被ばくした女性たち〕」は最初、顎、腰、膝に痛みを感じ始めた。歯は痛々しく揺れ、崩れ落ちた。歯医者が腐った歯を抜いたとき、傷は治らなかった。貧血になり、体重が減り、慢性的な疲労感に付き纏われた。摂取したラジウムは崩壊するにつれて、骨を蜂の巣状に分解し、関節に食い込んでいった。若い彼女たちの顎の骨の大部分が崩れ落ちた。大腿骨は折れ、股関節は動かなくなった(中略)ニュージャージー州オレンジ郡の新しい主任法医学者であるハリソン・マートランド博士(中略)(※ハリソン・マートランド博士)はある塗装工の遺体を掘り起こした。墓地の骨の断片は暗闇で光った(中略)(※チェルニヒウの羊毛作業者)もラジウム・ガールズと似た健康上の不調を挙げていた──骨と関節の痛み、慢性的な歯の問題、貧血(中略)ラジウム作業者は主に骨に集まる元素であるラジウムにさらされた(中略)ラジウムを最初に分離したポーランド生まれのフランス人の科学者マリー・キュリーは頻繁に貧血に苦しんだ。彼女は、自分と研究室の助手が病気になった時、研究室の仕事から離れて休み、血液細胞が再生されて健康を取り戻すまで待つ必要があることを学んだ(中略)しかし、放射線被曝が続くと病気は複雑で持続的になり、致命的になることもある。再生不良性貧血死亡したマリー・キュリーもそうだった。※引用者加筆.


ベクレルの成果に続いて、マリー・キュリーとピエール・キュリーがピッチブレンドという鉱石からウランを抽出した。またその過程でふたりは、一部のエネルギーが別の元素から出ていることを見出した。彼らはそれをラジウム(radium)と名づけ、その新しい形態のエネルギーを出す性質を「放射能(radioactivity)」と呼んだ(中略)今では放射能が死の危険をもたらすことがわかっている「生きている」とはどういうことか


彼女(※キュリー夫人)はラジウムのかけらをポケットに入れて持ち歩いていた。放射性元素とその気体が彼女の小屋にも彼女の論文にも染み込んでいた。文献類は今日、未来の世代の放射線被爆を防ぐため、鉛の箱に入れてパリのフランス国立図書館に保管されている(中略)今になってようやく、彼女のおかげで私たちが何を発見できたかかがわかる。それは、原子放射線は悪性細胞も健康な細胞も両方殺す可能性がある、ということだ。キュリー夫人は、彼女が言う「悪魔」の悪影響に気づいてはいたが、彼女自身は1920年代まで、ほとんど何の安全策も採っていなかった。彼女は66歳で再生不良性貧血という珍しい病気により亡くなった。骨髄となかの造血細胞が損傷を受ける病気だ。キュリー夫人の娘、イレーヌ・ジョリオ=キュリーもまた、ラジウムの研究でノーベル賞を受賞し、同様に白血病で亡くなった。58歳であった。※引用者加筆.



たとえば、放射能は神話ではない。放射線放射は、人類が発見するよりもはるか前から起こっていたし、人々がその存在を信じていないときにさえ危険だ。放射能の発見者の一人であるマリー・キュリーは、長年にわたって放射性物質を研究している間、放射性物質が自分の身体を害しうることを知らなかった。彼女は放射能で自分が死にうるとは思っていなかったが、それでも放射性物質への曝露が引き起こした再生不良性貧血で亡くなった



最も危険性が高いのは、「高レベル放射性廃棄物」だ。使用済み核燃料やその再処理後の廃棄物にふくまれる放射能は、核廃棄物によって発生する放射能の九九パーセント以上を占める(中略)プルトニウムや放射性ヨウ素のように、核廃棄物のなかには、驚くほど致死性の高い物質がある。何千年も放射能を出し続け、砂粒より少ない分量でも死を招く。


がんの中で、相対的に生存率が低いのは、図で見られるとおり、男女とも肝臓がんと肺がんです(中略)肺と肝臓のがんは生活習慣でリスクを減らす



肺線維症は、肺の血管に炎症が起きている状態だ



自分のまわりの世界を深く知ることで、命が救われることもある。


西洋医学の致命的な判断ミスは、慢性疾患に何千もの種類があると思い込んでいることだ。実際にあるのはたったひとつの大きな原因、炎症だけだというのに(中略)まずはその炎症がどこから来ているのかを理解しようとすべきだ


まずしなければならないのは、生活の中の不必要な炎症の原因を粘り強く探し続けること



炎症が続くと、傷の治りは遅くなります。炎症を抑える効果のある水素は、筋肉の損傷の改善を促してくれます。

真実こそが科学の目的だ

燃える原子炉から数キロ離れた大都市プリピャチを含む廃墟への帰還は、委員会の主要議題であった。モスクワの指導者たちは、人々を故郷に帰すことは、災害の終息と日常への復帰を示すことになると考え、これを強く推し進めた。委員会のメンバーであるアンドレイ・ヴォロビヨフ博士は、ソ連の核兵器産業の科学者が事故前に、1平方キロあたり5キュリーの汚染された土地でも安全に生活できる計算していたことを回顧録で語っている。しかしそれは、住民が食物を別のところから購入することを前提としていた、楽観的な数字だった(中略)核に汚染されたプリピャチ(中略)アスファルトを剥ぎ取り、建物を水で洗い流し、表土を取り除く。居住放棄された地域に再び住人を戻す計画だった。しかし、風向きが変わる度に、辺りはさらに多くの放射性降下物が運ばれ、兵士たちはまた最初から清掃作業をやり直さなければならなかった(中略)人気のなくなったプリピャチでは、放射能にまみれた品々を他の地で売り飛ばそうと、泥棒が絨毯やオートバイ、家具などを盗んだ(中略)ウクライナ保健省は5000部のパンフレットを発行した(中略)次の指示に従って行動して下さい(中略)地元産の肉や牛乳は摂らない。自宅は定期的に全体をよく洗い流す。庭の表土を取り除き、村から離れた場所に掘った埋め立用の大きい穴に埋める。乳牛の飼育は断念すること(中略)パンフレットはまさに、生き残るためのマニュアルである。

放射線と電磁波は、可能な限り避けるようにしましょう(中略)原因のなかでも、癌になったことが、癌患者さんの最大のストレス(中略)そのストレスを和らげ、なくすために必要なことは、癌になった理由をつきとめ、その対策を立てることです。本書は、そのために書いています。



ストロンチウムはカルシウムと同じように体内に取り込まれる金属で、主として骨や歯のなかに蓄積する

起こるはずがないと思いたい災難の多くは、起こりえないのではなく、起こるまでに時間がかかるだけのことである。



X線によるレントゲン写真が発表されたと同じ一八九六年に、フランス人のアンリ・ベクレルが、偶然にも、写真の乾板のかたわらに鉱石を置いていたところ、この乾板が強く感光していることに気づいて、おやっと首をかしげた。その鉱石を黒い紙で包み、光を通さないようにしていたのに、写真の乾板が感光するのは不思議なことだった。この鉱石は一体、何だろう。その鉱石が、ウランというものであった(中略)こうして彼が、プラスの電気を帯びている未知の光線(アルファ線)が出ていることを発見し、自然界にあるこの放射線を「放射能」と命名した(中略)パリ市民がバスティーユの監獄を襲って、フランス革命が勃発していた頃、ちょうどその一七八九年夏のことだったが、ドイツ人の化学者マルティン・クラプロートが、ピッチブレンドという鉱石から抽出した酸化物を〝奇妙な半金〟 と呼び、一七八九年九月二四日にベルリン科学アカデミーに論文を提出した。彼は、この新元素の名前を、当時発見されたばかりの天王星ウラナス(Uranus)にちなんで、ウラン(Uran)と名付けた(中略)プルトニウムは、自然界には存在しないが、地球上で最大の原子であるウランに中性子を吸収させると新しい巨大原子に成長し、危険な核分裂を起こしやすい原子に変わることが分かっていた。これを、地獄の魔王プルートンに因んで、プルトニウムと命名(中略)キュリー夫人は、一九三四年七月四日に放射線被爆による白血病で死去(中略)キュリー夫人に続いて、(※娘の)イレーヌ・キュリーと、その夫のフレデリック・ジョリオ=キュリーの3人が白血病で死亡した。放射能を扱いながら白血病で死ななかったのは、荷馬車に轢かれたピエール・キュリーだけであった(中略)パストゥールが警告したウラン鉱山の採掘労働者の相次ぐ癌による死亡、エジソンの助手ダリーの悲惨な死に方、あるいはキュリー夫人一家の相次ぐ白血病を考えれば、放射能の危険性は、人類にとって、早くから気づいていたはずのことであった(中略)ラジウムは放射能が半分に減るまでの期間(半減期)が1600年という長期間にわたり、そのあいだアルファ線とガンマ線を出す。アルファ線は猛毒プルトニウムが出す放射線と同じで、きわめて強力なエネルギーを持っている。一方、ガンマ線は、フクシマ原発事故で放出されたセシウムが出す放射線と同じである(中略)ラジウムはカルシウム系列の元素なので、ストロンチウムと同じように骨に蓄積する ※引用者加筆.


我々は大人になるまでのどこかの時点で、しつこく疑問を問う習性を失ってしまうらしい。与えられた問題には正しく答えることばかりに焦点が当てられる正規教育は、なんとも罪深いといえる。社会評論家のニール・ポストマンはいまから数十年前にそのことに気づき、修辞的ではあるがいかにも彼らしい次のような疑問を問うた。「人間が身につけられるもっとも重要な知的スキルが学校で教えられないというのは、なんとも奇妙なことではないだろうか?」(中略)学生が質問することを阻み、探究を進めることを妨げるのは、「人間を独自の意思決定から遠ざける暴力行為である」(中略)「自分が操られていることに気づかない人は、自分の意志で新しい考えを受け入れたのだと信じようとする」(中略)知識の重大な欠落をそのまま放っておくと、学習もカオスになってしまう。知識の小さな欠落が爆発的に拡大して、苦しみをますます重く感じてしまう(中略)放射線問題単独で出された場合、それを解くには創造的なひらめきが必要で、ほとんどの人には手が届かないようだ(中略)放射線問題に有効な回答を出せる人はわずか10パーセントだ

1にも2にも情報

彼らはルールを大切にした。そしてルールを守ったばかりに死んだ。世界貿易センターの悲劇では、当局の指示に従って規則を守った多くの人たちが死んだ(中略)職員のひとりは、いったん脱出を図ったが、やがてオフィスに引き揚げてきた。警備員がビルは安全で、避難命令が出るまでオフィスにとどまるよう指示したからだという。死ぬ前に彼は、父親に電話した。「なぜぼくは警備員の言うことを聞いてしまったんだろう。そうすべきではなかったんだ」(中略)何を考え、どのような決断をしたかはわからないが、そこを動かず救援を待つのが得策と考えたのはまちがいない(中略)わたしは三十年あまり、さまざまな事故報告書に目を通した。無神経で冷酷だと言われるかもしれないが、その事故報告書は無声映画のコメディでも観ているようだった。


東日本大震災の時、被災した福島第一原発は地震から3日目ですでにメルトダウンしていた。ところが、東電はその事実を2ヶ月間も公表しなかった。
感情を揺さぶるイメージがようやく公の舞台に出てくるころには、もう行動を起こしても手遅れなことが多い(中略)危機の規模が大きすぎて、関心どころか無関心を生んでいるのなら。人間の問題に対するわたしたちの考え方やとりくみ方を、変えてみるのも手だ。


私がこれまでに会った多くの内部告発者に共通して感じたことがある。それは彼らがヒーローではなく、普通の人間だということだ(中略)コルム・オゴーマンがいったように、我々は知らないふりをしたときに力を失う。これが見て見ぬふりのパラドックスだ。見て見ぬふりで安全になると我々は思うが、本当は危険に陥っている(中略)「町の人たちが病気になって死んでいくのに、ビジネスは通常どおり行われていました。子どもたちはいまも、学校で遊んでいるときに危険にさらされているんです!けれど私は町の人たちに私の両親にはなかったすべてを持ってほしいんです。毎日帰宅していただけで死ぬような、無一文で死ぬような目にあってほしくないんです」(中略)周囲のあらゆるところで起きている健康被害を無視して、いったい何を得られるというのか?(中略)彼らは口にしないでいれば、目をそらしていれば、問題が消えてなくなると思っているのかもしれません(中略)みな住民のストイックさを語る。町の人々は不平をいわず、自分たちが被害者だと考えたがらない(中略)みなが傍観者になり、誰かがどこかで行動してくれるのを待っている。政府や企業は、情報をやり取りしたり変化していくには複雑になりすぎていて、唯一のなぐさめが金だという望まない状態にこの国は置かれている。これは壮大なスケールの見て見ぬふりであり、もしも我々の周りのあちこちに、現実を直視できる人々がいなかったら、我々は絶望とともに見捨てられる。そうした人々は行動を起こし、さらにはっきりと現実を把握し、それをふまえて行動し、人は自らの意思で現実を直視できるという希望を与えてくれる(中略)すべてを読み膨大なデータから政府が言行不一致で、何度も国民をだましてきたことを知った。 彼が懲役一一五年の刑に処される覚悟をしてまで、自分が突き止めた真実を公表することを決意したのは、自分自身で経験してきたことと、こうした資料から得た詳しいデータだった(中略)動かしたのはデータ、証拠、調査だった。


2011年に日本で地震とそれに伴う津波が起きたあと、ドイツのメディアは、愛する人を懸命に探す人や命を失った人が何万人もいることよりも、放射線の潜在的な危険性に注目していた

福島第一原発事故から学ぶ(中略)被爆した人の長期的な健康被害を正確に測定するのは困難
二〇一一年に起きた福島第一原子力発電所の事故で、放射能被曝(中略)子どもの健康にどんな影響をおよぼすのか。それが明らかになるにはもう少し時間がかかる

どうして日本の国民はもっと声を上げないのか(中略)原発事故は「しかたがある」問題なのだ。「しかたがある」ことを「しかたがない」と受け止めてはいけないだろう

「食べて応援!」キャンペーンと汚染瓦礫処理法案、そしてTPPはワンセット

私たちは、3・11から今なお続く放射能汚染の処理問題や損害賠償などへの対応を見るにつけ、企業と為政者による統治の限界を感じている。

彼ら(※ミクログリア)が、(腸壁の境界警備隊から送られてくる炎症性サイトカインの情報を使って)外壁や血液脳関門を突破してきた侵入者を見つけると、グリア細胞は侵入者から身を守るために、神経細胞の樹状突起を切り離してしまう。このようなことが何度も繰り返されると、残るのは細胞本体だけで、他の神経細胞と情報を伝え合う手段がなくなってしまう。神経細胞同士の情報伝達ができなくなると、もちろん記憶や認知の問題が出て苦しむことになる(中略)グリア細胞はその神経細胞の細胞体をしっかりと保護しているため、わずかな栄養さえも入り込むことができず、その神経細胞は最終的に死んでしまう ※引用者加筆.


痛みがいつまでも続くと、痛みの感覚が悪化するように脳の経路が再構築し始めることがある。これは───ミクログリアのせいだ(中略)さらに強い痛みの信号を発する新たな神経経路が形成される。そうやってゆっくり時間をかけて神経系が変化し、痛みに対する感度が高まるのだ。体の痛みが増えると、作動する脳内の痛み経路が増える。


脳は痛みを遮断する能力を持つ。というのも、急性痛の実際の機能は、私たちを拷問にかけることではなく、危険を告知することにあるからだ(中略)痛みのシステムは、傷ついた身体の有無を言わさぬ代弁者であり、報酬と処罰を合図するシステムなのである。それは、傷ついた身体にさらなるダメージを与える可能性のある行動を私たちが起こそうとすれば罰を、また、そのような行動を断念すれば、痛みの軽減という報酬を与えるのだ。


脳には、危険な物質が入り込まないように血液脳関門という関門があり、ほとんどの物質は薬であっても、脳まで到達できません。水素は、小さい分子ですので、拡散によって、脳の神経に入り込むことが容易です(中略)水素分子は血液脳関門(脳と血液の間に存在する選択的なバリアで脳を有害な物質や病原体から保護しながら、必要な栄養素や酸素を効率的に供給している)などの生体バリアをも、容易に通過することができます。このため、水素は体内のあらゆる組織、細胞内のさまざまな小器官(ミトコンドリア、核など)に到達し、速やかに作用を発揮することができるのです。ですから、たとえ呼吸が浅くなっている場合でも、鼻孔に水素を送り込めば、水素は瞬く間に細胞に行きわたりますので、短時間で症状が改善される可能性が高まります。もっとも重症な場合でも、人工呼吸器で水素を送り込むことが可能になります。


二〇〇九年に、活断層、地震研究センターの研究センター長である岡村行信は、東京電力に福島沿岸のすぐ沖合にある沈み込み帯が、貞観地震の震源だったと東京電力に伝えている。これは八六九年に起こった大災厄的な地殻現象だ(中略)役人がこの警告を無視したため、津波以後の数週間にわたり現場にいた稲垣たちの英雄的な努力にもかかわらず、三月一二日までの原発三基の炉心は溶融し、大量の放射性物質を空中と海に放出して、チェルノブイリ以来最悪の原発事故を引き起こした(中略)世界中の研究者たちはセーフキャストのデータセットを使って、福島第一原発からの放射線がどう広がったかを学ぶだけでなく、各地の背景放射線の通常水準がどのくらいかを学んだりもしている。この情報は、科学者や公共に対し、次の原発事故があったときに使える便利なベースラインを提供するものだ(中略)通称ブラックスワン事象(あまりに珍しいので、人々が家族を致命的な病気が襲うことは絶対にないとか、市場は決して失敗しないとか、政府は常に安泰だとか信じてしまうような出来事)のために備えをしておくなんて、そもそも可能なのだろうか?実は、もっと大きな時間尺度で見てみると、日本の津波対策は最近の歴史しか見ていなかったことがわかる。

大震災の時(中略)大勢の命が救われたのは、「率先避難者」がいたところ(中略)率先避難者がいると、まわりの人も助かる
未来についてわれわれが知りうることは、おぼろげに見えるかと思う一方で、それを一掃してしまうブラック・スワン的事象(誰も予想しなかった事象)がつねに起こりうる。

健康か病気かは、食事次第


よくするには、根本原因に対する治療を行うしかない。それは「食生活」だ。


能力を強化されていない人間は、遅かれ早かれ完全に無用となると予測する経済学者もいる(中略)この脅威にさらされているのは一般開業医だけではなく、専門医も同様だ


本当に必要なのは、私たちが子どもの頃から教えられてきた神話を見抜けるようになること。これに尽きる。その神話を吹き込んだのは医師・両親・教師



放射性物質が異なれば、半減期や放射線放出量が異なる



放射線を阻止するには質量が必要になる。必要になる質量の大きさは、阻止すべき放射線の種類と、そのエネルギーによって決まる。最も簡単に阻止できるのが、大きくて比較的重いアルファ粒子(ヘリウム原子核)で、1枚の紙で止められる。次に簡単なのがベータ粒子(電子)で、アルミニウムの薄い板でうまく阻止できる。ガンマ線は、非常に高エネルギーの光子の流れなので、超高密度のシールドが必要で、非常に重たい鉛のブロックで遮蔽する(中略)光子はエネルギーと運動量を持っており、何らかの面で反射するとき、光子がその面に与えるエネルギーは、光子にとってはエネルギーの損失分になる。その結果、光子のエネルギーは減り、波長は長くなる(中略)月面に行った人間は地球の表面の約200倍の量の放射線にさらされてしまう。短期間なら大した危険はないが、滞在時間が長くなり、かなり高レベルの放射線にさらされ続けると、がんのリスクが非常に高まる恐れがある(中略)宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンの言葉にあるように、自然はありとあらゆる方法で宇宙飛行士たちの命を奪おうとするかもしれない──放射線被曝もそんな方法の1つだ(中略)プルトニウムは、アルファ粒子を放出しながら崩壊してウランになる過程で発熱(中略)87年というプルトニウムの半減期(中略)半減期とは、その物質の半分が放射性崩壊を起こし異なる核種になるまでにかかる時間のこと


本当の力添えとは、対象者を望ましくない行為から遠ざけようとすることではなく、そうした行為が招く結果に強制的に向き合わせること

原子力発電所の建設に抗議する人々が、その敷地へと続く線路に身を横たえることで、その建設を阻止しようとしている(中略)分別ある運転士は、列車を止めざるを得なくなる(中略)鉄道会社はそれに対抗して、運転士に、列車がきわめてゆっくりと進むようスロットルレバーを絞り、それから列車の外へと飛び出て列車の横を歩けと命じる。抗議する人々はレール上から急いで逃げるしかない(中略)しかし、その次には、抗議する人々が線路に自らを手錠で拘束することになるだろう。そして、運転士は〔万が一でも引いてはいけないと考え〕思い切ってその列車から離れることができなくなる。 しかし、抗議する人々は、運転士が列車を止めるのに十分な時間的ゆとりがある時点で、線路上にいる自分たちの姿を見つけ〔そして列車を止めることになる〕だろうと確信しているに違いないのである。すると今度は、会社側が、次の列車に近視の運転士を差しむけることになる(中略)北アイルランドや中東における異宗派間の殺戮を動機づけているのは、おそらく、こうした不幸なロジックでなのである


北アイルランドは狭い国土のなかに都市や町が詰まっている(中略)カトリック系の家とプロテスタント系の家が背中あわせに並ぶところもめずらしくない。どの家も裏庭に大きな鉄格子をたてているのは、お隣から石や火炎瓶を投げ込まれるのを防ぐため(中略)カトリックとプロテスタントの、摩擦を未然に防ぐのはロイヤル・アルスター警察隊 (RUC)の役目なのだが、隊員のほとんどはプロテスタントなので何の役にも立たない。北アイルランドにイギリス軍が投入されたのも、中立の立場で事態収拾にあたるためだったが、あいにくイングランドは圧倒的にプロテスタントの国(中略)北アイルランド問題の最大の謎は、イギリス政府がそのことを理解するのになぜ時間がかかったのかということ(中略)〔IRAは〕アイルランド人が銃撃されたら、イングランド兵に発砲すると宣言した。するとプロテスタント系のアルスター義勇軍───過激な民兵組織───が、IRAが発砲したら報復としてカトリック教徒を銃撃すると言いだした。当時の〈タイムズ〉は、ベルファスト市民のこんな言葉を載せている。「この町で頭が混乱していないのは、事態をわかっていない者だけだ」。


すべての偉大な真理は、最初は冒涜の言葉として始まる(中略)これまでの人生によって今の自分の人となりが決まるのだ(中略)(※アメリカ国立衛生研究所の医療倫理学部門の責任者でペンシルベニア大学医療倫理・保健政策学部兼副学長の)エマニュエルは、彼が〝外れ値〟と呼ぶ人と同じような増大した創造性を、医学の力によって多くの人に経験させることができないのはなぜかという質問に対して、自らのパラダイムのポイントのひとつである、認知症などの病気を治療できるようになるというかつての希望がなくなったからだと説明している。※引用者加筆.



新入生を研究した学者チームが、若い医学生たちは、なにか非論理的なことを見聞きしても、内部告発をする可能性が低いことを発見した。しかしさらに驚くべきなのは、三年間医学の勉強をし、論理のクラスをとった者は、さらに波風を立てなくなることだ(中略)勉強が終わるころには、九七パーセントが波風を立てなくなっている(中略)「我々がしなければ、別のところがやる」、「長い物には巻かれろ」、「踊りつづけなければいけない」ということなのだ(中略)(※懲役刑受け現在講師となり活動する)サーノフが見たのは、増幅されていく見て見ぬふりだった。みな間違っているのを知っていても、目をそらしていれば、自分も他人も見なくてすむ(中略)医学生たち自身は、自分たちが保守的で従順な「良い子」である傾向が強く、いわれたことにはあまり逆らわないと答えている。そして医学教育の「隠れたカリキュラム」を受けることによって、その傾向はあきらかに悪化する(中略)「この間、サザンカリフォルニア大学で講義をしたときに訊いてみたんです。『この中で人を喜ばせようとする人はどのくらいいますか?』と。四分の三ぐらいの手が挙がりました。それから私は、『いまの教室の中での態度は、就職してからの職場での態度と同じです。私は人を喜ばせようとしていました。あなた方もいまAを取るためにしていることを、将来上司のためにすることになるでしょう』と話しました」(※サーノフから医学生に対しての皮肉)※引用者加筆.



リース博士の教育プログラムでは、医学生たちに横隔膜を動かす深呼吸をおこなって集中する方法を教え、自分の考えや感情にとらわれず「天井から自分と患者のやりとりを見る」よう教えている。「当事者の立場から一歩離れて事態を観察することによって、余裕をもって患者とのやりとりを見る意識が得られます」と、リース博士は言う(中略)自分が社会階層のどのあたりにいると思うかによって、相手にどの程度の注意を払うかが決まってくるようだ。自分のほうが下位にいると感じているときには相手に注意を払い、自分のほうが上位だと思うとあまり注意を払わなくなる。つまり、相手のことを思いやれば、それだけ注意を払うようになり、注意を払えば、それだけ相手のことを思いやっている、ということだ。注意は愛情と表裏一体なのである


たとえ権威に逆のことを命令されても、良心をはっきりと目覚めさせておけることが、本当の強さだと言えるだろう。

知恵ある人とは体制など無用の長物だと証明する者のことだ。体制は人間のエゴの集まりにすぎない(中略)利口であるよりも、人に親切でやさしいことのほうが必要なのだ



本書は、いつの日かあらゆる子供たちが、悪の性格とその防止のための基本原理を学校で注意深く教えられるようになる、との期待のもと書かれた本である(中略)集団の中の個人は自分の倫理的判断力を指導者に奪われがちになるが、われわれはこうしたことに抵抗しなければならない。ということを子供たちに教えるべきである(中略)犠牲者が勝利者になるといったことが、どのようにして起こるのか私はしらない。しかし、それが起こることだけは知っている(中略)こうしたことが起こるときには、つねに、世界の力のバランスにわずかながらも変化が見られるのである。



健康を守るための経済的・身体的防衛策
健康という資産を守り抜くためには、病気や怪我に関する専門知識だけでなく、それらを解決するための「備え」が不可欠です。日々変化する経済ユーチューブ情報を積極的に取り入れ、自らの体を守るための具体的な対策を講じることが重要です。
健康管理において特に注意すべき要点を、以下の2点に集約します。
1. 貧血の予防と早期対応
薬剤(抗がん剤等)による肺や腎臓への負荷、あるいは放射線被曝など、特定の要因に起因する貧血は、全身の健康状態を急激に悪化させるリスクがあります。これらの原因による貧血を未然に防ぐ知識を持つとともに、万が一の際に迅速に対処できる経済的・医療的リソースを確保しておくことが肝要です。
2. 関節機能の維持と身体能力の担保
膝や股関節の機能低下は、単なる移動の不自由にとどまらず、全身の代謝や内分泌系(甲状腺ホルモンの分泌など)のバランスにも悪影響を及ぼす可能性があります。日頃から適切なリハビリテーション法を習得し、関節の可動域と筋力を維持することは、生涯にわたって自身の体をコントロールするために不可欠な備えとなります。

この先の人生で余裕があったら、キルギス(国土の約40%が標高3,000m超、4000〜5000m級の山脈が連なる山岳国家。最高峰ポベーダ峰は約7,439m)に観光旅行に行ってみたいです(先日の映像を見て行きたいと思った)。格闘技は素人ですが、癌予防のために通っている低酸素トレーニングではRIZIN○チャンピオン(階級、現か元かも伏せます)も鍛えているのでキルギス選手が気になっていました。キルギスの街の交差点での映像を見るに、日本と同じように足の不自由な年配の方も多かったので、日本で暮らせたら楽になるのでは?と感じた(経済的な課題は大きいと思いますが)。低酸素トレーニングでは様々なジャンルの現役プロ選手、元プロ選手が鍛えておられます。私と同じように癌予防の方も多いです。ちなみに私の癌予防法は、現在5、60から70歳代の年齢でこれまで運動はあまりしてこなかったけれど、辛い病気では死にたくはない、という開眼された奥様向けフィットネスと全く同じフィットネスでのカリキュラムです(男性は80歳代の方もちらほらあります。元アスリートで完璧な体型の70歳代男性も多い)。ご病気の方へのアドバイスは酸素カプセルの中で週に3回握力を鍛えることです。私は今、膝の半月板と靭帯を損傷しているので毎日酸素カプセルに入りますが、週に3回、カプセル内で握力を鍛えています。最新の鍛え方は、強いものと弱いものの2種類の握る握力を鍛える器具を用意して両方で鍛えるのが良いようです。私はハンズで買えるものを使っています。酸素カプセル内でハンドグリップで握力を鍛えると元気がみなぎり(あふれるほどいっぱいに満ちて勢いよく広がること)ます。ちなみに富裕層は高酸素ルームであらゆることをしています。
