【わたモテ】喪239 後編 何故ゆりちゃんは一人で帰ったのか?
まず言い訳をしておきたいのは、今回の更新日にかなり期待していた作品が反吐が出るほど醜いものだったため深刻なダメージを脳と心に受けているので、正常な判断ができていない可能性があることをご留意のほどよろしくお願いします。
まず智貴の勃起がミスリードで良かった!!
1コマ目からいきなりスポーンみたいな顔をしていますが

個人的には最近ちょっとシスコン描写が過剰すぎてないかな~?もうちょっと無自覚さ&秘めた感じが欲しいなぁ~と思っていたので、一年にだけ向く嫉妬の怒りを向けるのではなく、姉のバカさに対してキレているくらいのバランスはとても好みでした。
そして今回はリアクターの比重が多い風夏でしたが…
作画のバランスが凄く良い~!!自分の中で風夏は19巻からキャラクターが攻めのバカキャラに変化したことに加えて、怪作「シロイハル」の連載時期と重なり、少し鼻筋の陰影が濃いめになっていたのも相まって印象がこの辺りで固定されてしまっていたので

今回の風夏の「ひっ」や「そんな…..」など弱弱しい部分が、初期風夏寄りな作画も相まってやたら可愛く見えてきた…というのは前回中編で判明した美保の【三年間風夏大好き女】という部分から脳がカップリングフィルターを通して風夏が美化されてたから好意的に見るようになっただけかもしれませんが…
そして前述したような姉弟カプの人気に味を占めて智貴の過剰な描写が増えすぎじゃない?と窘めておきながらどの口が言うかですが
莉瀬美保が風夏を熱い眼差しで見つめるのはズルい…

美保がそうであるように、莉瀬も風夏の顔にヤられてるんだとしたら….
いやさすがに欲張りすぎか….
とカプ前提の話は終わりにして、今回はひさしぶりに真面目な解釈を
初見では「なんで?」となったゆりちゃんの二次会不参加からの一人帰宅。
最初は二次会がカラオケだからかと思ったんですが…
カラオケがどうしてもそこまで嫌なら、時系列的にはこの数か月後に控えているクリスマス回がカラオケ会場だったので整合性がありません。
それに加えて「帰ったらそこで文化祭は終了」と直接的ではないですがネモの現実逃避に理解を示すような
「みんな残ってるのは根本さんみたいに思ってる人もいるのかな」
という台詞
そして「ここに残らなくたって~」
と名言っぽい台詞を繰り返す天丼ネタをかましつつ
一人電車の中で文化祭での写真を見返すだけのページでこの喪239は終わります。
この終わり方はどういう意図かと勘ぐった結果、まさか突然の転校か!?
とよぎったものの「また明日」と言ってる時点でそれはない。
ではなんなのか。
二次会の回避と帰宅。といえば12巻の喪120【モテないから打ち上げる】では智子や吉田がいるため「もうちょっとだけ一緒にいていい?」という台詞からも、やはりカラオケが理由でないことを踏まえての最終コマ

こちらの展開との対比だと思われます。
200話記念でゆり×ネモ回に語られたシェアハウスの夢。
これは吉田や今江会長が望んだ「今が続けばいい」のさらにその先の関係であり、智子グループの中で最もセンチメンタルかつロマンを望んでいることが分かっている彼女は、過去何度も触れている小陽編でのゆりの役割からも分かる通り”気づく人”であることから、我々読み手としては最も視点やエモーショナルを依託しやすいキャラクターです。
そんな田村ゆりはこの文化祭で人前でスピーチが出来るようになり明確に成長を遂げました。それをふまえてもう一度今回の喪239と喪120を比べると
二度繰り返した台詞の通り
「ここに残らなくたって
私の中にも映画の中にも
文化祭の思い出は残ってる」
もう電車を遅らせてなくても寂しくない
という風に読み取ることが出来ます。
もちろんじゃあ駅のホームで写真を見てる方が作画コストの観点からも適当なんじゃないの?とも思いましたが、ホームで1人動きが止まっている状況より、電車の中で”進んでる”ことが演出意図としても合致しやすいことから
ゆりちゃんが一人で帰る=喪120をフックとした成長描写
なのかな。と
久しぶりに「わたモテ」でこうじゃないかな?あぁじゃないかな?と与田話が出来て楽しかった~!!
莉瀬美保風夏 最高~!!!!!
