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千葉雅也『センスの哲孊』//、アポリアからの゚ク゜ダス、//孀独なる魂の痕跡ずしお、揺れ動く偶然性の平面にお、//〈壁〉を巡る無数の断片.

2024/10/02/1902    .  /.    //.                                                           /.

/・揺れ動く、偶然性の平面にお、//、孀独、枬るこずのできない、///、//〈壁〉を巡る無数の断片、/小説家ずしお、哲孊者ずしお、始たりず終わり.

慄く、そしお、溢れ流れる、涙が、痛みず切なさに、寄る蟺なさに、非情に孀独に、無情ず寂しさが埀来し、色圩の音楜の旋埋が遊泳し、存圚ず䞍圚の朚霊が鳎り枡り、流れる涙、そのたたに、わたしは、沈黙に、立ち尜くす、

揺れ動く偶然性の隒めきの䞭で、〈わたし〉が誕生する。〈わたし〉が〈わたし〉であるこずが偶然でしかないずしおも、〈わたし〉が〈わたし〉であるこずから逃れるこずはできない。〈わたし〉はあなたでもなければあなたは〈わたし〉でもない。必然の残酷に抗い偶然の優しさに戞惑う〈わたし〉〈わたし〉が〈わたし〉である理由が挆黒の宇宙の䞭で宙吊りになり偶然の幞せず䞍幞せが䞖界の䞭心で綯い亀ざり合い〈わたし〉はここに存圚する。

哲孊を宇宙の根源ぞの旅ずするならば、哲孊以倖の堎所に魂の行き先を芋぀けるこずができない者たちがいる。正午の光を济び茝く青き氎平線ぞ向けお舟を挕ぐこず、あるいは、灰色の雚の降り泚ぐ空ず溶け合う茫挠ずした地平線の圌方ぞ向けお濡れた足を螏み出すこず。遞ぶこずができない。それだけしか。埅ち受ける耐え難い詊緎ず取り戻すこずのできない犠牲。だがしかしすべおの旅人たちは圌方ぞ出発する。哲孊ずは孀独なる魂が自身を産み萜ずした宇宙の源ぞの道行きの蚘録。始たりの時が旅人たちを包み蟌んで行く。

以䞋、ト曞きのような/断片//、千葉雅也、孀独の戊いのために//、


No.1//『センスの哲孊』に぀いお、わたしは語るこずができない。『センスの哲孊』をしお、千葉雅也により読み手の導かれた堎所が〈人間の始たりにしお終わりの堎所〉であるからだ。

千葉雅也が蚘述した『センスの哲孊』に぀いお、わたしは語るこずができない。理由は残酷なくらい鮮明だ。『センスの哲孊』が「センスに぀いおの哲孊を語り、語り終えた堎所が〈哲孊の始たりにしお終わりの堎所〉である」からだ。千葉雅也は読み手を〈哲孊の始たりにしお終わりの堎所〉ぞ導く。そしお、その堎所は〈芞術の始たりにしお終わりの堎所〉でもあるこずになる。千葉雅也が哲孊者にしお小説家であるずいうこずの論理的な必然ずしお

千葉雅也の『センスの哲孊』は人を〈人間の始たりにしお終わりの堎所〉ぞ連れお行く。〈哲孊/芞術〉が〈人間〉ず同矩であるこずは蚀うたでもない。

始たりにしお終わりの堎所ぞ人を導くこず、それが、珟圚ずいう時間の䞭で千葉雅也の『センスの哲孊』が生成されたずいう出来事の意味/かたちだ。

『センスの哲孊』のラスト・ショット、わたしの開始する地点がそこにある

〈始たりにしお終わりの堎所〉に぀いお、あるいは〈壁〉を巡る無数の断片に぀いお、䞖界の終わり/始たりの堎所で、読み終えるこずの䞍可胜な『センスの哲孊』を、開いたたた閉じるこずなく、わたしは語らなければならない

No.2//〈人間の始たりにしお終わりの堎所〉ぞ向かう旅人たちの教本/手匕曞が甚意される。『センスの哲孊』、地図ず矅針盀ずしお、

結果ずしお、『センスの哲孊』は〈人間の始たりにしお終わりの堎所〉ぞ向かう旅人たちぞ向けた旅の準備の教本/手匕曞ずなる。『センスの哲孊』を読み終えた者たちの䞭の幟人かが、きっず旅立ちの準備を始めるこずだろう。

『センスの哲孊』が䞖界を螏砎するための地図ず矅針盀を甚意しおくれた。

だが、それは地図の読み方ず矅針盀の䜿い方を知らせる基本でしかない。地図に曞かれおいない無数の穿孔が䞖界に散圚し、残忍な魔物たちが闇の䞭に溶け蟌み旅人たちを埅ち構えおいる。生き残るこずが出来きるのは僅かな者だけかもしれない。それでも〈人間の始たりにしお終わりの堎所〉ぞ出発する者が絶えるこずはない。垌望ず絶望、旅の果おにわれらの時代のそれが。

No.3/『センスの哲孊』の以前/以埌、あるいは「これは正確には読曞感想文ではない。䞍芁な蚀い蚳。ピッケルずアむれンずランタン、そしお、少しの氎さえあれば。」い぀ものように。

わたしが以䞋に語ろうずするこずは、『センスの哲孊』には曞かれおいない事柄だ。埓っお、これは正確には読曞感想文ではない。『センスの哲孊』の以前ず以埌を、わたしは語るこずになる。〈始たりにしお終わりの堎所〉に぀いお、千葉雅也の『センスの哲孊』の䞭では、蚀葉ずしお曞かれおいないにもかかわらず、蚀葉ずしお声ずしお沈黙ずしお、わたしに聎こえお来る。

千葉雅也の孀独を分かち合えるず思うほどわたしは傲慢でも愚かでもない。さらに魂の痕跡を高粟床に蚘録できるず考えるほど自惚れでもない。しかしそれでも、そうだからこそ、だからこそ千葉雅也の『センスの哲孊』を読み終え、哲孊者/小説家の魂のありように震え、わたしの瞳から溢れ出る涙の透明さの痛みに応えるならば、わたしは蚀葉でその堎所を語らなければならない。道行きの始点にしお終点、行き亀うこずの終わり/始たりの堎所に぀いお

わたしは『センスの哲孊』以前/以埌ずしお、〈始たりにしお終わりの堎所〉に぀いお、あるいは〈壁〉を巡る無数の断片に぀いお、わたしによっお曞かれるわたしの蚀葉で曞くより他はない。仮に、蚀葉たちの意味/かたちに矎しさず聡明さが欠劂しおいるずすれば、それはわたしに理由があるこずになる

蚀い蚳はこれくらいでもういい。前眮きも終わり。

ピッケルずアむれンずランタン、少しの氎さえあれば。い぀ものように。

No.4//、/
/.. /.                                      〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉の数理、あるいは、解を求めるこずができない、人間の問題ずいう事象//.『センスの哲孊』から『センス/アンチセンスの哲孊』ぞ、そしお、〈玔・哲孊〉ぞ

千葉雅也は宇宙/党存圚の数理を〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉で定矩し盎した。埌は党おの事象の構造ず倉転がその数理によっお明晰に解析され解䜓されお行く。汎音楜論、あるいは、普遍的党存圚/宇宙・音楜論。物理的/自然的事象から芞術/宗教/政治を包含する人間のすべおの営為たで、宇宙の出来事の党郚が〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉の数理により統合される。事象が埮分/積分され、アナログ/連続ずデゞタル/離散の織物が倧いなる〈かたち〉ずしお、〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉を生成する。千葉雅也の〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉宇宙論が、倉転する䞖界の歎史を曞き盎す。事象の接続から宇宙のサりンドテクスチャヌ/sound textureぞ。〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉の䞖界史。

しかし、䜕かしらの理由によっお意図的に非察称に偏狭し耇雑に捻じ曲がる人間の問題ずいう事象が解かれるこずなく残っおしたう。問題は倉圢しお姿を倉えるが、問題であるこずを止めるこずはない。恰も呪いの劂く、厖倧な時間を費やし厳重に忘华し抑圧しおも、それは封印を砎壊し人間の行く手に姿を顕わし亡霊のように立ち塞がる。暫定的な近䌌解で圓座凌ぎをするしかない論理的に倫理的に解き切れない解の存圚しない、人間が人間である限り人間から取り陀くこずが䞍可胜な人の難問。〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉の数理、汎音楜論では、人間の問題の厳密解を求め切れない。

现やかで呚到な仕蟌みの埌、粟密に構築された汎音楜論の論理であるセンスが、人間の問題ずいう事象を前にしお敗北/無力化される。センスを叞る人間の存圚の根源に吊応なく内圚するアンチセンス。慎重を幟重にも重ねお行われた玠描の䞊に、苛立ちさえ芚えおしたうほどの緩慢ず呆気に取られる疟走の筆捌きで色付け描写されたセンスが壊れおしたう。その事態こそが『センスの哲孊』の栞心であり到達点である。千葉雅也は『センスの哲孊』をしおセンスを䜜り、センスを壊す。センスを擁護し自負する者たちは哲孊者に、手酷く裏切られる。『センスの哲孊』が行き着く先はセンスの向こう偎に。

センスからアンチセンスぞ。晎れやかなるセンスの䞖界に黒く重い雲が枊巻き、空は透明な青から䞍透明な灰色ずなる。反埩ず差異に反埩の倉奏/憑䟝性ず差異の非均衡垌求の偏向性/偏狭性が混入し、音楜が捩じれ旋回しお行く。内偎から自壊するセンスによる、〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉の宇宙史。『センスの哲孊』が『センス/アンチセンスの哲孊』ぞず遷移し、耇数の螺旋的な呚回を経お、再び、〈人間の始たりにしお終わりの堎所〉に戻る。〈センスを問う〉哲孊がセンスずいう数理を超え、䜕時の間にか〈人間の問題を問う〉哲孊に倉貌する。『センスの哲孊』はセンスの哲孊でもアンチセンスの哲孊でもない。それは、玔粋な人間/生掻の哲孊なのだ。

批評の䞍可胜性から耇数性の肯定ぞず成熟し、盞反が宙吊りにされる。さらに、察極に配眮された異ずの戊い/政治ず異ずの共存/芞術、䞭間に緩衝地垯ずしお機胜し䜜り出される食/瀟亀の領域。政治ず芞術ず瀟亀の䞉角圢哲孊。

わたしたちは『センスの哲孊』によっお、政治ず芞術ず生掻を぀なぐこずが可胜ずなる。裏返せば、力ず矎ず生が盞互䜜甚する堎に投げ出されるこずになる。珟圚の時間の䞭で、互いに干枉するこずが犁じられおいるかのように扱われるそれらを、そっず静かに、千葉雅也がそれを隔おる䜕かを解攟する

本のタむトルに嘘があるわけでない。確かにセンスが良くなるずいう効胜もある。しかしそれだけではない。こころしお、手に取らなければならない。なぜなら『センスの哲孊』ずは、哲孊者/小説家/生掻する者・千葉雅也による宇宙/芞術・音楜論であり倫理的瀟亀論であり、〈玔・哲孊〉なのだから。

No.5//『センスの哲孊』の以前/以埌..//、///..今、この堎所がこの時が、すでに、〈始たりにしお終わりの堎所〉//..だから、わたし/わたしたちは、わたし/わたしたちの今を、今、蚀葉にしなければならない。

『センスの哲孊』の以前/以埌ずしお、〈始たりにしお終わりの堎所〉に぀いお、あるいは、〈壁〉を巡る無数の断片に぀いお、前眮きなく、それらを語るこず。可胜であるか吊か、問わない。問う必芁さえない。問いは無甚だ。

今、ここが、この堎所が、この時が、すでに〈始たりにしお終わりの堎所〉なのだ。『センスの哲孊』以前/以埌を語るこずは、わたし/わたしたちの、珟圚の時間ず珟圚の堎所を、珟圚の時間ず珟圚の空間の䞭で、蚘述し描写するこずず同䞀である。人の生は〈始たりにしお終わりの堎所〉ず䌎にある。

わたし/わたしたちはわたし/わたしたちの今を蚀葉にしなければならない。他の誰でもなく、わたし/わたしたちがわたし/わたしたちの垌望ず絶望を、蚀葉にしお語らなければ、誰がそれを蚀葉にするのだろう。䞍现工で皚拙で壊滅的な完成床の混沌ずした酷く壊れた継ぎ接ぎだらけのそれ。そうしたかたちでしかない、そうでしかない、それでしか蚀い衚せない、それずしおもそれが蚀葉ずしお出珟する、そこに䜕かの意味があるずわたしは信じおいる

わたし/わたしたちの生は、いかなるずきも、い぀も、すでに、旅の途䞊に。途䞭の者でしかあり埗ない人ずいう者たち。途䞊の只䞭、倖郚、そしお内郚の〈始たりにしお終わりの堎所〉を生きる、挂泊者たちの生の意味/かたち。惚さにたじろぎ匱さに息が止たり蹲り、それでもだからこそ、泥たみれの声を䞊げ疟走/転倒する。䌏せた頬の傷に挿入された砂粒の石英の透明が、血に溺れる。柔らかな皮膚が硬い獣の皮に倉わり、旅人の䜓を包み蟌み、そこにそれがある。〈始たりにしお終わりの堎所〉の圢象の、〈壁〉が、そこに。

地点ずしお、境界ずしお、出発の/到着の/行き始めの/行き終わりの/行き止たりの/倖ず内の/こちら偎ず向こう偎ずの/地点、及び、境界ずしお、そこに〈壁〉が存圚する。そしお、すべおの生きる者たち、すべおの途䞊の者たちは〈壁〉を巡る無数の断片ずなり、生の時間が浮遊し、䞖界に刻み蟌たれる

No.6//埀来する〈無情ず寂しさ〉色圩の音楜ずしお、あるいは、束浊寿茝の『人倖』ず䌎に、『The Murmur of the Innocents 3』//、/
  ゎットフリヌト・ヘルンノァむン/を添えお/..

さお、『センスの哲孊』以前/以埌ずしお、〈始たりにしお終わりの堎所〉に぀いお、あるいは〈壁〉を巡る無数の断片に぀いお、蚀葉を曞き始めるこずにしよう。蚀葉たちは〈無情ず寂しさ〉の旋埋を纏うこずになる。〈無情ず寂しさ〉ずは、途䞊の存圚であり〈壁〉を回遊し泳ぐ断片である、わたし/わたしたちが存圚する䞖界の颚景/光景を、圩る色が挔奏する音楜のこずである

〈無情ず寂しさ〉の行き来に぀いお、千葉雅也の蚀葉を//『センスの哲孊』/第䞉章 いないいないばあの原理//から匕甚する。〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉の数理が玠描する颚景論であり、絵画/映像論でもある。人が颚景に、絵画に、写真に、映画に、䜕故こころ奪われるのか、その理由。

「䜕か颚景を芋るずする。圢や色などのリズムがある。そこでは、ごくニュヌトラルに、非人間的に、安定ず刺激の行き来が展開しおいる。ず同時に、そこに人間は、誰だかわからない誰かの䞍圚/存圚をかすかに重ねおしたう。人間の気持ちに応えたりせず、ただ展開しおいくだけの物質䞖界の「無情」がある䞀方で、そこに、誰かがいないずいう寂しさを透かし芋る。この「無情ず寂しさ」の行き来が「゚モさ」なのではないか、ずも考えられるかもしれたせん。」

千葉雅也『センスの哲孊』/第䞉章 いないいないばあの原理 P91 より匕甚

そしお、わたしは、『埀来する〈無情ず寂しさ〉を奏でる色の音楜』ずしお小説の䞀篇を、色圩/音楜の䞀片を、束浊寿茝の『人倖』をここに提瀺する。誰も明確に蚀葉で解析するこずができなかった、〈無情ず寂しさ〉の行き来する颚景/光景の矎の原質が、䜕凊からもたらされるのか、『センスの哲孊』によっお、はじめお論理ずしお解明された。颚景/光景の矎の具䜓的な事䟋。

『人倖』を䜓隓すれば、〈無情ず寂しさ〉ずは劂䜕なるものであるのか正確に知るこずが出来る。「神か、けだものか。アラカシの枝の股から滲みだし四足獣のかたちをずった「それ」」の〈「誰だかわからない誰かの䞍圚/存圚」の誰か〉を探玢する、寄る蟺なき者たち、人倖の黙瀺録的道行き。本の衚玙はゎットフリヌト・ヘルンノァむンの『The Murmur of the Innocents 3』物質の圢匏ずしお、癜の光の箱を暡倣した本の攟぀揮発性の銙気が眩暈を襲来させる。非人間的な物質に蚀葉が刻印される非/人間性の重局䜓の本。

『人倖』/  束浊寿茝

Amazon Book Review/『人倖』/より、曞評子の〈埡䌜草子〉によるBook Review「厩壊の途䞊、あるいは、わたしたちは、すでに、半分、ひずでなし、である。」をリンクする。Book Reviewを曞いたのはわたしである。Amazon Book Reviewの䞭の〈埡䌜草子〉ずは、noteの䞭の〈歩く氎のような人の圢をしたもの〉である。わたしには、いく぀かの事柄により、耇数の名前が存圚する。わたしも無数の寄る蟺なき者たちのひずりに過ぎない。

『人倖』が『センスの哲孊』に重ねられ、埀来する〈無情ず寂しさ〉の色圩の音楜の䞭で、わたしは『センスの哲孊』の以前/以埌を語るこずになる。『センスの哲孊』で数理ずしお明瀺された颚景論の䞭に、わたしの『センスの哲孊』の以前/以埌の颚景は存圚しおいる。『センスの哲孊』の以前/以埌を『センスの哲孊』のその埌ずしお、わたしは語るこずになる。耇数のその埌の颚景ひず぀。『センスの哲孊』ぞのオマヌゞュ、あらためるたでもなく

No.7//、わたしはそこに聳える垂盎の平面に、楔をピッケルで打ち蟌み、窪みを芋぀け足先を掛け、䜓を・・///...

「デモヌニッシュな反埩」//蠢くアンチセンス//芞術䜜品を人間が䜜らざるを埗ない䜜り続けるしかない䜜り終えるこずができない根拠//〈人の生の存圚のありよう/かたち/意味〉//解くこずが䞍可胜な人間の回避するこずのできない問題//の䜕か、その䜕かを、『センスの哲孊』以前/以埌を、今、その時ずしお、その堎所ずしお、わたし/わたしたちの事柄ずしお、背負うこず。

埀来する〈無情ず寂しさ〉色圩の音楜、ずしお、束浊寿茝の『人倖』ず䌎に『The Murmur of the Innocents 3』/.. ゎットフリヌト・ヘルンノァむン/を添えお、//、//..『センスの哲孊』の衚玙を圩り、われらの内ず倖を぀なぐ、           ロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/の䜜品の矀れの間で、

始めよう。手を䌞ばす。指が緻密で硬質な冷たい黒い肌に觊れ、目の前に聳える垂盎の平面に、楔をピッケルで打ち蟌み窪みを芋぀け足先を掛け、䜓を䞊ぞ。墜萜、それたでの、氞遠ず䞀瞬、かそけき、぀ばさ、あれば、飛行さえ、//、今の時が、今の堎所が、以前ず以埌ずしお、発信される/、以䞋、...

//、ト曞きのような、耇数のノンブル、切れ端の蚀葉、//、転回する、

No.8//偶然ず必然が、撚り合わせられ、宇宙の存圚の圢匏が、合理ず非合理によっお、蚘述される。あるいは、〈壁〉を巡る無数の断片、ずしお、アポリア/aporia/、の物語が、//


〈Canto III: The Vestibule of Hell, The Opportunists, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1958/Solvent transfer with torn-and-pasted paper, watercolor, graphite, and wash on paper/14 3/8 x 11 3/8 inches (36.5 x 28.9 cm)

偶然ず必然が撚り合わせられ、生成ず消滅を点滅させ倉容しおいる宇宙の存圚のありよう。存圚の隠喩ずしお、巚倧な森を象る無数の暹朚に生い茂る葉が䞖界を吹き枡る颚に、衚の緑ず裏の癜を翻すように、論理//合理ず䞍/非論理//䞍/非合理が揺れ動く。そしお偶然ず必然がはためくそれを垂盎に貫く。

〈Canto : The Dark Wood of Error, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1958/Solvent transfer with graphite, gouache, and colored pencil on paper/14 1/2 x 11 1/2 inches (36.8 x 29.2 cm)

論理//合理ず䞍/非論理//䞍/非合理は、盞反する極性を䞍確かな謎めいた境界を、絶え間なく浞透し浞蝕し合い、宇宙の事象が織り成されお行く。しかし、論理//合理ず䞍/非論理//䞍/非合理だけでは、宇宙は動かない。䞍/非論理//䞍/非合理に包囲され閉じ蟌められた論理//合理を、偶然が跳躍させ、必然ぞず救出する。偶然ず必然が、論理//合理ず䞍/非論理//䞍/非合理で造圢された宇宙の事象/機械を振り付ける。宇宙の指揮者/conductor偶然ず必然

〈Canto II: The Descent, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1958/Solvent transfer with graphite, gouache, colored pencil, and cut-and-pasted paper on paper/14 3/8 x 11 3/8 inches (36.5 x 28.9 cm)

宇宙の存圚の圢匏は偶然ず必然、そしお、論理ず非合理によっお蚘述される。偶然だけではない。しかし、必然だけでもない。論理だけではない。しかし、非合理だけでもない。ホモ・サピ゚ンスが知性を有する生物ずしお地球䞊に誕生したこずは、そうした宇宙の事象のひず぀である。知性を有する生物ずしおの人間には、宇宙の存圚の圢匏である偶然ず必然、そしお、論理ず非合理が事前に捻じ蟌たれおいる。予め事の前に決たっおいた人間の事象

〈Canto VI: Circle Three, The Gluttons, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1958/Solvent transfer with gouache, graphite, watercolor, and wash on paper/14 3/8 x 11 1/2 inches (36.5 x 29.2 cm)

人には理で解くこずのできない問題が存圚しおいる。未来に斌いおいずれ解くこずが可胜になる問題ではない。珟圚の時間の䞭にだけ存圚する難問でもない。過去、珟圚、未来、人のあらゆる時間の䞭で人のあらゆる堎所の䞭で解けない問題ずしお人の前に存圚する問題。眪ず眰ず赊し。蚱されざる者を蚱すこずは出来るのか悪霊的なるものたちずの戊い、光ず闇の亀錯、等々

〈Canto VII: Circle Four, The Hoarders and The Wasters; Circle Five, The Wrathful and The Sullen, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with graphite, watercolor, and colored pencil on paper/14 3/8 x 11 1/2 inches (36.5 x 29.2 cm)

アポリア/aporia/通路のないこず/行き止たりの堎所/、が人間に存圚する。 

それは、人が宇宙の事象の珟われのひず぀であるこずに由来する。わたし/わたしたちもたた宇宙の存圚の圢匏で蚘述される事柄でしかない。偶然ず必然そしお、合理ず非合理から成る、機Ⅹ理の耇合的な事象。人間の存圚には、宇宙の事象ずしお、解くこずができない事柄/アポリアが組み蟌たれおいる。

〈Canto IX: Circle Six, The Heretics, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with cut-and-pasted paper, watercolor, gouache and crayon on paper/14 1/2 x 11 1/2 inches (36.8 x 29.2 cm)

〈壁〉を巡る無数の断片、ずは、アポリア/aporia/に぀いおの物語である。

〈Canto X: Circle Six, The Heretics, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with watercolor, graphite, gouache, and crayon on paper/14 1/2 x 11 3/8 inches (36.8 x 28.9 cm)

No.9//知性の出珟、さらば、愛しき生物的本胜よ、/..//、あるいは、壊れたそれを抱きしめお.

〈Canto XI: Circle Six, The Heretics, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with gouache, graphite, and wash on paper/14 1/2 x 11 3/8 inches (36.8 x 28.9 cm)

 åœ°çƒäžŠã«ç„¡æ•°ã®ç”Ÿç‰©ã®çš®ãŒå­˜åœšã—おいた。或る時、そうした倚くの生物の皮のひず぀が知性を獲埗する。ホモ・サピ゚ンス。「猿」を始祖ずする生物のひず぀の皮でしかないそれ。獲埗の瞬間は、今も尚䞍明なこずだらけだが。

埓来の生物は、自身が生たれながら備えおいる目や耳等の感芚噚官を通しお倖界を知芚し情報を埗お、情報を生物的本胜ぞ流し蟌み凊理し、生物的本胜を䞖界ぞの認識の枠組みの基盀ずし、䜿甚し生存しおいた。地球䞊に初めお誕生した生呜から知性を獲埗するホモ・サピ゚ンス以前のすべおの生物がそうしおいた。耇雑な進化の過皋を経お、巧劙な競合的倚様性の圢態を生物は有し、耇数性を生存戊略に取り蟌みながらも、䞖界に向き合うための認識の枠組みの基盀ずしお、皮の固有の生物的本胜以倖の仕組みは存圚しなかった

〈Canto XIII: Circle Seven, Round 2, The Violent Against Themselves, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with gouache, graphite, colored pencil, watercolor, and black chalk on paper/14 1/2 x 11 3/8 inches (36.8 x 28.9 cm)

しかし、応然ず生物のひず぀に出珟した知性は、生物に䞖界に向き合うための認識の枠組みの基盀ずしお、生物的本胜ずは党く異なる方法を授けるこずになる。飛躍の深き広倧な䞍可解さ、驚異ずしか蚀いようのない深淵なる謎

〈Canto XIV: Circle Seven, Round 3, The Violent Against God, Nature, and Art, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with watercolor, gouache, graphite, and red chalk on paper/14 3/8 x 11 1/2 inches (36.5 x 29.2 cm)

知性は䜕を生物にもたらしたのか

知性は倖界からの情報を内界に斌いお再構成し組み立お、その䞭から秩序を芋出すこずを可胜にした。知性を持぀生物はその秩序を倖界ぞの認識の枠組みずしお䜿甚した。さらに、想像力は倖界に存圚しない事柄を内界に仮構させ〈今、この堎所〉を超えた䞖界を知性ある生物に認識させた。それは生物が時間ず空間を知ったこずを意味する。生物的本胜には、今ずここ、だけしか存圚しない。過去、珟圚、未来、歀岞、圌岞、時空の広がりは存圚しない

〈Canto XVI: Circle Seven, Round 3, The Violent Against Nature and Art, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with watercolor, wash, graphite, colored pencil, and gouache on paper/14 3/8 x 11 3/8 inches (36.5 x 28.9 cm)

その埌、知性を獲埗した生物である人間は、生物が䞖界に向き合うための認識の枠組みの基盀である生物的本胜を砎壊し棄おおしたう。想像力を持぀知性の方が、これたでの認識の枠組みである生物的本胜より、遥かに圧倒的な力ず有効性を発揮したからである。壊れた本胜が知性を導いたのか、それずも、知性が本胜を壊したのか。疑問は残るが、いずれにしおも人間の生物的本胜は壊れおいるずいう珟実は倉わらない。さらば、愛しき生物的本胜よ。

〈Canto XVII: Circle Seven, Round 3, The Violent Against Art, The Usurers, Geryon, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with gouache, wash, and graphite on paper/14 1/2 x 11 1/2 inches (36.8 x 29.2 cm)

理性ずしお知性の郚分を玔化させながら、人間は動物であるこずの幞せず䞍幞せを忘れるこずなく苊悩し、知性ず壊れた生物的本胜の耇重した折衷案的な認識の枠組みの葛藀ず矛盟を抱えたたた、叀代から珟代に至るこずになる

〈Canto XVIII: Circle Eight, Malebolge, The Evil Ditches, The Fraudulent and Malicious: Bolgia 1, The Panderers and Seducers; Bolgia 2, The Flatterers, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with wash, graphite, gouache, and crayon on paper/14 1/2 x 11 1/2 inches (36.8 x 29.2 cm)

No.10//知性はたぎれもなく玔粋な暎力装眮である。あるいは、家畜か、それずも、屠殺者か

〈Canto XIX: Circle Eight, Bolgia 3, The Simoniacs, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with gouache, graphite, and wash on paper/14 3/8 x 11 1/2 inches (36.5 x 29.2 cm)

知性を持぀生物ず持たない生物の間の、生存の力の決定的な違い。ホモ・サピ゚ンスは地球䞊で最初に知性を持぀こずが出来た生物ずしお、他の生物を蹂躙し支配しお行く。蟲耕ず畜産のテクノロゞヌずは、人ずいう生物が他の生物/怍物/動物を道具ずしお利甚する技法である。蚀うたでもない事だが、仮に、人が地球で最初に知性を持぀生物でなかったならば、わたしたち人間は䜕かしらの知性的生物から、家畜ずしお飌育/屠殺/食される存圚であったかもしれない。知性の有無が、家畜か、それずも、屠殺者か、を分けたのだ

〈Canto XXII: Circle Eight, Bolgia 5, The Grafters, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with gouache, graphite and wash on paper/14 3/8 x 11 1/2 inches (36.5 x 29.2 cm)

さらに蚀おう。蚀わないでおくこずはできない。わたしたちは知性を甚いお人間を仕分ける。知性が欲望ず結蚗し、高床資本䞻矩システムが超高速で回転する。䞍可芖のシステムが挔出する、家畜のように扱われる家畜人たちず家畜人を屠殺するように扱い振る舞う屠殺人たちの残酷な劇。家畜人、屠殺人、圹割を担った者たちが挔出家の指瀺に埓い脚本通りに挔技する欲望の劇

屠殺人による家畜人ぞの巧劙な詐術が、劇を日垞/非日垞ずしお、瀟䌚の䞭に組み蟌む。区別ず差別の蚀葉をそのたたに内実だけを入れ替え、差別を区別ずしお正圓化し、区別を差別ずしお排陀し、区別ず差別の意味を攪乱させ差別が区別を乗っ取り、家畜人が家畜人であり屠殺人が屠殺人である理由が圓然の事であるかのように説かれる。欲望を満たすために知性の力によっお、蚭蚈された壮倧にしお粟密な人間の家畜/屠殺・システム。家畜、屠殺ずいう物隒な物蚀いがお気に召さなければ、勝ち負けず蚀い換えおもいい。そんなこずをしおも、わたし/わたしたちが行っおいるこずが倉わるこずはない。

〈Canto XXIII: Circle Eight, Bolgia 6, The Hypocrites, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with graphite, gouache, watercolor, and wash on paper/14 3/8 x 11 1/2 inches (36.5 x 29.2 cm)

食する者ず食される者、飌育される家畜ず飌育し屠殺する飌育・屠殺者、栜培される怍物ず栜培し刈り取る蟲耕する者、家畜ずしお扱われる家畜人、屠殺者ずしお振る舞う屠殺人、それを区分けし、決めるもの、ずしおの知性。そう考えるず、知性の血塗られた暎力的なる根源が顕わになる。知性は力を持ち、力が倖ぞ向けられ、力が他者を支配する。知性が暎力的なるものず無瞁であるこずなどあり埗ない。知性はたぎれもなく玔粋な暎力装眮なのだ。

〈Canto XXIX: Circle Eight, Bolgia 10, The Falsifiers: Class 1, The Alchemists, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with pastel, gouache, watercolor, and graphite on paper/14 1/2 x 11 1/2 inches (36.8 x 29.2 cm)

No.11//無限性を内包する知性が、暗黒の玔粋な暎力装眮ずなり、生呜を道具/ツヌルずしお奎隷にする。///.あるいは、生呜のための知性から、知性のための生呜ぞ.

〈Canto XXXIII: Circle Nine, Cocytus, Compound Fraud: Round 2, Antenora, Treacherous to Country; Round 3, Ptolomea, Treacherous to Guests and Hosts, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with watercolor, and graphite on paper/14 1/2 x 11 1/2 inches (36.8 x 29.2 cm)

玔粋な暎力装眮ずしお䜜甚する知性がさらに人間を詊緎に远い蟌んで行く。

倖界、及び、内界からの情報を内界に斌いお流動させ、自由自圚に構成し秩序を発芋し統合する想像力の知性は、必然ずしお、人間の内界で莫倧な情報を生産しオヌバヌフロヌさせおしたう。知性の力の源泉ずしお君臚する想像力の匷倧さが情報の際限の無さ、぀たり、過剰性/無限性を同時に匕き寄せおしたう。知性は固有の有限の身䜓を持぀生呜に出珟した事柄でありながらも想像力を根幹ずしそれが無限を生成し、有限の身䜓の䞭に無限を内蔵させる

〈Canto XXXIV: Circle Nine, Cocytus, Compound Fraud: Round 4, Judecca, Treacherous to their Masters, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with gouache, watercolor, and graphite on paper/14 1/2 x 11 3/8 inches (36.8 x 28.9 cm)

柔らかな皮膚に埮现な毛を生やした匱き衚皮に包たれた小さな䜓に、四足獣の名残りを残した二぀の手ず二぀の足を持぀盎立歩行する猿。しかし、猿の頭郚に無限性が宿る。生物的本胜の認識の枠組みを圧倒的に超越し深く広倧な䞖界に向き合う術を猿に授けた匷靭な知性は、玔粋な暎力装眮であるばかりでなく、無限も猿に䞎えおしたう。その結果、人間は茪郭ある動物ずしおの身䜓を保持したたたの存圚ずしお、知性の無限性ず身䜓の有限性の間で匕き裂かれるこずになる。思いもかけない知性の暗黒面が容赊なく姿を顕わす

〈Canto VIII: Circle Five, The Styx, The Wrathful; Circle Six, Dis, Capital of Hell, The Fallen Angels, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with graphite, watercolor, gouache, and crayon on paper/14 1/2 x 11 1/2 inches (36.8 x 29.2 cm)

猿の頭郚で無限が厩壊的に爆発し、狂気が誕生し、自閉的に壊れお行く人間ずいう猿たち。無限性を有する知性が玔粋な暎力装眮を矛ずしお、生呜の身䜓ずいう有限性に向けお攻撃し襲い掛かる。獲埗したはずの知性が身䜓を乗っ取り埓属させ、䞻客が逆転し知性が身䜓を残虐に䜿圹する。生呜のための知性ではなく、知性のための生呜。知性は生呜を道具/ツヌル/奎隷にする。

〈Canto XXIV: Circle Eight, Bolgia 7, The Thieves, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with gouache, watercolor, and graphite on paper/14 3/8 x 11 1/2 inches (36.5 x 29.2 cm)

知性の光ず闇の闘争、理をもたらした知性が理をしお、暗黒で䞖界を芆う。

アポリア/aporia/通路のないこず/行き止たりの堎所/、が人間に存圚する。宇宙の事象の珟われのひず぀、解けない人間の問題/〈壁〉を巡る無数の断片

〈Canto XXV: Circle Eight, Bolgia 7, The Thieves, from the series Thirty-Four Illustrations for Dante’s Inferno〉/ Robert Rauschenberg /1959–60/Solvent transfer with wash, watercolor, colored pencil, and graphite on paper/14 3/8 x 11 1/2 inches (36.5 x 29.2 cm)

No.12//知性、その栄光ず没萜//、あるいは、わたし/わたしたちは、知性の限りを尜しお、殺し合っおいる。//... ///、反逆せよ、哲孊逆襲せよ、芞術

〈Empire II〉/ Robert Rauschenberg /1961/Combine: ventilation duct, roller skate, paper, wire, and electric light on wood mounted on three metal wheels/60 x 58 x 28 1/2 inches (152.5 x 147.2 x 72.5 cm)

知性、その栄光ず没萜、わたし/わたしたちはわたし/わたしたちの知性の圱に抗うこずができない。決しお。殲滅のための真性の殲滅の道具ずしお、栞兵噚が存圚しおいるこずが端的にそのこずを瀺しおいる。それだけではない.今、この瞬間の、今、わたし/わたしたちは殺し合いを行っおいる。殺戮には理由があるのかもしれない。そう、理由がある。正しき理由ある正しき殺戮.わたし/わたしたちは、知性の限りを尜しお、知性によっお、殺し合っおいる

〈Untitled (Scatole Personali) 〉/ Robert Rauschenberg /1952/Lidded wood box with painted interior, painted fabric, painted thorns, and painted snail shells/4 7/8 x 5 3/8 x 5 3/8 inches (12.3 x 13.5 x 13.7 cm)

知性が自身の圱の悍たしさに気付いおいないわけがない。知性は自分が血たみれの存圚であるこずを十党に理解しおいる。そしお、それがそれをしおそれ自身の圱を砎壊するこずが䞍可胜であるこずも知っおいる。戊いが終えるこずのできない戊いであり、解くこずが出来ない人が人である限り存圚する解決䞍胜な問題であるこずも知っおいる。䜕もかも党郚、知性は知っおいる

〈Music Box (Elemental Sculpture)〉/ Robert Rauschenberg /ca. 1955/Wood crate with traces of metallic paint, nails, three pebbles, and two feathers/11 x 7 1/2 x 9 1/4 inches (27.9 x 19.1 x 23.5 cm)

知性は自身が誕生した瞬間、その瞬間に、いずれ自分自身が自分自身を砎滅させおしたうだろうこずが分かっおいた。匷い力ず人の䞍完党性。生たれた堎所を知性は誀っおしたったのではないかずさえ疑った。揺れ動く偶然性の平面で、知性が人のもずぞ舞い降りる。宇宙の事象の珟われのひず぀ずしお

〈Mercury Zero Summer Glut〉/ Robert Rauschenberg /1987/Assembled metal/10 5/8 x 17 1/2 x 8 1/2 inches (27 x 44.5 x 21.6 cm)

知性の光ず闇が䞖界を切り裂き、雷鳎が鳎り響き豪雚が襲い叩き぀け灰色の氞遠の戊いの絵図の䞭で、芞術家ずいう創造者が魔法を䜿い無限を操り、闇を封印する。身悶えする知性。知性は絶察に蚱さない。自身の郚分である闇を手攟すこずを。芞術家を、芞術を、矎の埋に誘惑し、背埌から突き刺す。芞術から闇を奪い、知性は厩れ萜ちる魔法䜿いを、矎の制床の䞭ぞ幜閉する操り人圢よろしく正しき知性が拍手喝采を济び正しき芞術を劇堎で公挔し、知性は〈正しき知性〉ず〈正しき芞術)の名の䞋で〈正しき殺戮〉を続行する

わたし/わたしたちはわたし/わたしたちの知性の圱に抗うこずができない。

決しお。

〈Sor Aqua (Venetian)〉/ Robert Rauschenberg /1973/Water-filled bathtub, wood, found metal, rope, and glass jug/120 1/4 x 120 1/8 x 33 7/8 inches (305.5 x 305 x 86 cm)

しかし、それでも、だから、知性は、知性のスタむル/方法/技法で、戊い、だから、そう、だからこそ、生呜は、生呜のスタむル/方法/技法で、戊う。

垌望ず絶望の終わりなき戊い、わたしは、戊いに、名前を䞎え、呌ぶこずにした。〈哲孊〉、そしお、〈芞術〉ず。21䞖玀に。

〈Miter I (Scale) 〉/ Robert Rauschenberg /1980/Solvent transfer, acrylic, fabric, paper, and mirrored Plexiglas on plywood with paintbrush and painted bicycle part/86 x 96 x 26 inches (218.4 x 243.8 x 66 cm)

わたし/わたしたちの知性の圱ぞの抵抗ずしお、〈哲孊〉ず〈芞術〉がある。哲孊は孊者たちの難解な著䜜の䞭に曞かれおいるのではない。芞術は芞術家の創造する矎の壮麗さに驚愕するためのものではない。それは、人ず人が、分かり合えない人ず人が、それでも、殺し合わないために、蚱し合えない人ず人が、それでも、殺し合わないために、そのためにある。殺戮ずは人から自由を剥奪するこずである。殺戮するこずなかれ、奪うこずなかれ、自由を

〈Rodeo Palace (Spread) 〉/ Robert Rauschenberg /1975-76/Solvent transfer, fabric, cardboard, acrylic, paper, and graphite on cardboard on plywood with objects/144 x 192 x 40 3/8 inches (365.8 x 487.7 x 102.6 cm) depth variable

真理のためでもなく、矎のためでもなく、               人ず人が殺し合わないために                     自由のために

反逆せよ 21䞖玀の哲孊 理/こずわりのひかりの力をしお

逆襲せよ 21䞖玀の芞術 生呜/いのちのこどうの力をしお

〈Doric Circus (Spread) 〉/ Robert Rauschenberg /1979/Solvent transfer, fabric, acrylic, mirrored Plexiglas and graphite on plywood with electric lights/96 x 137 x 26 1/2 inches (243.8 x 348 x 67.3 cm)

No.13//哲孊、そしお、芞術、自由のために.//アポリア/aporiaからの、゚ク゜ダス/exodus //、、あるいは、知性の戊いのスタむル/方法/技法ずしおの哲孊、及び、生呜の戊いのスタむル/方法/技法ずしおの芞術

〈Bed〉/ Robert Rauschenberg /1955/Combine: oil and graphite on pillow, quilt, and sheet, mounted on wood support/75 1/4 x 31 1/2 x 8 inches (191.1 x 80 x 20.3 cm)

知性の知性自身の圱ず戊うスタむル/方法/技法ずしお、〈哲孊〉生呜の知性自身の圱ず戊うスタむル/方法/技法ずしお、〈芞術〉

〈Minutiae〉/ Robert Rauschenberg /1954/Combine: oil, paper, fabric, newsprint, wood, metal, and plastic with mirror on braided wire on wood structure/84 1/2 x 81 x 30 1/2 inches (214.6 x 205.7 x 77.5 cm)

〈哲孊〉ずは、「䞻語/䞻䜓を知性ずし、理を䜿う、知性の、知性の圱ずの戊いのスタむル/方法/技法」であり、〈芞術〉ずは、「䞻語/䞻䜓を生呜ずし、理/非理を䜿う、生呜の、知性の圱ずの戊いのスタむル/方法/技法」である。

芞術ず哲孊、人間は、知性自身の圱ず戊うスタむル/方法/技法ずしお、二぀の圢を持぀こずになる。ホモ・サピ゚ンスが知性を獲埗した瞬間に、知性の光ず闇の亀差の䞀瞬に、芞術ず哲孊は生呜のシグナルに応答し出珟した。

〈Short Circuit〉/ Robert Rauschenberg/1955/Combine: oil, fabric and paper on wood supports and cabinet with two hinged doors containing a painting by Susan Weil and a reproduction of a Jasper Johns Flag painting by Elaine Sturtevant/40 3/4 x 37 1/2 x 4 1/4 inches (103.5 x 95.3 x 10.8 cm)

ず、哲孊ず芞術を蚀葉/自然蚀語によっお明解に定矩する。䞻語/䞻䜓を知性ずし理を䜿うスタむル/方法/技法である〈哲孊〉ず、䞻語/䞻䜓が生呜であり理/非理を䜿うスタむル/方法/技法である〈芞術〉。最終的な目的は同じでも二぀は䜕から䜕たで倧きく異なっおいる。哲孊者ず芞術家、その異なる盞貌

〈Hog Heaven (Scale)〉/ Robert Rauschenberg /1978/Solvent transfer, fabric, and acrylic on wood panels with collaged and painted tire and wood plank/84 x 133 1/4 x 92 inches (213.4 x 338.5 x 233.7 cm)

しかし、定矩䞊の明解さずは裏腹に事態はかなり混み入った混沌的なものである。理由は人間の存圚に斌いお、知性ず生呜が分離するこずが䞍可胜であるこずに起因する。人間の知性は人間の生呜の郚分であり、生呜の衚珟ずしお知性の営みがある。知性ず生呜は人の䞭では、切り離すこずができない。

埓っお、哲孊は芞術であり、芞術は哲孊ずなる。盞反ず合䞀の芞術ず哲孊。哲孊ず芞術は盞互に郚分ずし、重ね合わされながら知性の圱ず戊い、戊線を共有しながらも、時に互いを欺き隙し利甚し肯定ず吊定の間で翻匄し合う。

〈Interview〉/ Robert Rauschenberg /1955/Combine: oil, fabric, found painting, photographs, found drawing, lace, wood, envelope, found letter, printed reproductions, toweling, and newsprint on wood structure with brick, string, fork, softball, nail, metal hinges, and wood door/72 3/4 x 49 1/4 x 25 inches (184.8 x 125.1 x 63.5 cm)

哲孊ですべおは解決しない。同時に、芞術だけでもすべおは解決しない。

宿呜的に耇雑に組み合わさる愛ず憎悪ず哀しみの哲孊ず芞術の物語が、人間が知性の圱に囚われ倱っおしたった自由を奪回するための抵抗の蚘録ずしお人類の歎史の絵巻物を圩る。別の仕方で、蚘述された歎史的な事象の矀れ。 人類の歎史を少しだけ振返れば、それが、哲孊ず芞術による人間ず知性の圱ずの戊いの蚘録であるこずが分かる。数え切れない勝利ず敗北の蚘録。日々の、人が人であるための、人が人である限り、終わりなき珟圚進行圢の戊い

〈Snowberry Fudge (Spread)〉/ Robert Rauschenberg /1980/Solvent transfer, fabric, acrylic, mirrored panels with chairs and painted wood on wood support/95 3/4 x 126 1/2 x 26 inches (243.2 x 321.3 x 66 cm)

アポリア/aporia/で、倉圢し倉性され倉身する問題たちの残骞が犇めく。答えなき無数の問題たちの内臓の断片が蠢き、接合し、新たな生䜓のかたちが誕生する。哲孊者たちが問題矀の怪物に取り囲たれ、莄ずしお、食される。ひずりたたひずり。最埌の哲孊者が剣を手に怪物の開いた口ぞず飛び蟌み、喉奥を切り裂く。厩壊する問題たちの措氎の䞭で哲孊者が息絶え、再びアポリア/aporia/で、散圚する残骞たちが犇めく。やがお到来する哲孊者を埅ち

アポリア/aporiaからの、終わりなき゚ク゜ダス/exodusずしお、哲孊/芞術

哲孊、自由のために                           芞術、自由のために

〈Solstice〉/ Robert Rauschenberg /1968/Silkscreen ink on motorized Plexiglas doors in metal frame mounted on platform with concealed electric lights and electronic components/120 x 172 x 172 inches (304.8 x 436.9 x 436.9 cm)

No.14//戊う哲孊、//、あるいは、自由を奪回するために、偶然ず必然を蹎散らし、〈わたしの䞭の䞖界〉ず〈䞖界の䞭のわたし〉を哲孊が倉曎する。/././.

戊う、哲孊、自由のために。䜕床でも、繰り返し、蚀わなければならない。

哲孊が、なぜ、存圚しおいるのか理由はひず぀しかない。自由のために哲孊は存圚する。理を理ずし行䜿し、宇宙の事象の珟われであるわたしたちの知性の残酷なる闇ず向き合い、自由を人から奪おうずするすべおから、人を守り、奪われおしたった自由を奪い返す、戊う哲孊。哲孊に他の意味はない

哲孊を䟮蟱する者たちの甘矎で醜悪な戯蚀に耳を傟けおはいけない。哲孊は道埳の時間でもなければ、倧人の自己愛を満足させる矜持ずいう名前の偏芋でもなく、動物ずしおの䜙剰の時間である暇を朰すための難解な知的遊戯でもない。わたし/わたしたちが生きおいる䞖界が、激しく自由を憎悪し考えるこずを攟棄し、人を珟実の奎隷にしお、檻の䞭に閉じ蟌めようず䌁おる者たちの䞭で沞隰する無数の悪意が満ち溢れ跋扈しおいる、光ず闇の点滅するフリッカヌ的斑文様の灰色の堎所であるずしおも、皮膚に刺青のように刻たれる孀独に耐えなければならない。戊う哲孊、冷たく熱い痛たしき孀独の姿。

必然を必然のたた、偶然を偶然のたた、沈黙したたた、匕き受けなければならないのではない。わたし/わたしたち人間には自由/哲孊が存圚しおいる。

鳥が鳥ずしお魚が魚ずしお、䞖界の䞭に、産み萜される。鳥が空を飛び魚が氎を泳ぐ。ように、わたしがわたしずしお、䞖界の䞭に、生たれ、わたしを生きる。わたしはわたしでしかないずいう必然性ず、わたしはわたし以倖であったのかもしれないずいう偶然性が、わたしの䞭で瞫い合わさり、わたしを閉じ蟌める。鳥が鳥であり魚が魚である必然性ず、鳥が魚で、そしお、魚が鳥で、あったかもしれない偶然性が、論理//合理ず䞍/非論理//䞍/非合理の䞖界を組み立お、鳥が氎を泳ぎ魚が空を飛ぶこずが、厳粛に犁止される。

「違う、そうじゃない。」ず、哲孊者が〈小鳥のさえずり〉のように、静かに、しかし、顔を䞊げお、断固ずしお、蚀う。〈小鳥のさえずり〉の透明な声が、颚に揺れる朚々の間を、遊飛する。

存圚は偶然性の䞭で䞖界に産み萜ずされ必然ずしお䞖界に存圚する。しかし存圚には、〈倉身する〉、あるいは、〈䞖界を倉曎する〉自由がある。䞖界を倉曎するか、さもなくば、わたし/自己が倉身するか。偶然ず必然を蹎り飛ばし、わたしがわたし以倖に倉身しわたしが䞖界を倉曎し、〈䞖界の䞭のわたし〉ず〈わたしの䞭の䞖界〉が倉貌する。同時進行事象ずしお、わたし/自己が倉身すれば、䞖界が倉容し䞖界が倉容すれば、わたし/自己が倉身する。

人間の自由のために〈わたしの䞭の䞖界〉/〈䞖界の䞭のわたし〉を倉曎するこずが蚱される、ず哲孊者が蚀う。〈わたしの䞭の䞖界〉/〈䞖界の䞭のわたし〉は䞍動ではない。仮に、それが物蚀わぬ冷培で匷固な珟実であるずしおも、人間は珟実を倉曎するこずが出来る。哲孊は革呜である。空を飛ぶ魚であり氎の䞭を泳ぐ鳥である孀独の哲孊者たちに導かれ、わたしず䞖界が倉転しお行く。自由は生の時間にある。鳥が、氎の䞭を泳ぎ、魚が、空を飛ぶ。

No.15//すべおの哲孊は革呜である。//..あるいは、わたし/自己ず䞖界を倉容させる装眮、哲孊ずいう〈抂念/テヌれの建築/機械〉

すべおの哲孊は革呜である。䟋倖はない。〈わたし〉を倉身させ、〈䞖界〉を倉曎するそれ。哲孊は、いかなる意味に斌いおも、革呜でしかない。

哲孊ずは〈抂念の建築/機械〉であり、わたし/自己ず䞖界を倉容する装眮である。哲孊は理によっお駆動する、組み立おられた〈抂念/テヌれの建築/機械〉を手段ずしお䜿う。〈抂念〉は既存の無数のわたし/自己ず無数の他者の無数の関係の束/網の䞭で、未だ䜿甚流通されおいない〈新しい蚀葉/意味〉哲孊は〈新しい蚀葉/意味〉をわたしたちの宇宙から取り出し提瀺し、わたし/自己ず他者の新しい関係の束/網を建築する。䞖界が倉曎され、わたし/自己が倉身する。わたし/自己ず䞖界を倉容させる〈抂念/テヌれの建築/機械〉

珟代の最倧にしお最匷の哲孊、それが自然科孊だ。宗教を「䞻䜓/䞻語を神ずした宇宙に぀いおの〈抂念/テヌれの建築/機械〉」であるずすれば、自然科孊の知の䜓系ずは「䞻䜓/䞻語の欠萜した宇宙に぀いおの〈抂念/テヌれの建築/機械〉」のこずである。自然科孊ずいう哲孊は䞻䜓/䞻語を空䜍にするこずで暩力を宗教から奪った。しかしそれもたた途䞊の未完の哲孊にすぎない

自然科孊がわたしたちの䞖界に新しいテクノロゞヌ/物理珟象/物質を投䞎しわたしたちの䞖界を倉革するように、新しい哲孊は〈抂念/テヌれの建築/機械〉を甚い、〈新しい蚀葉/意味〉をわたしたちの䞖界に付䞎し、わたし/わたしたちの䞖界の構造//わたし/自己ず䞖界の関係の束/網を、匷く曎新する

21䞖玀の哲孊、それが〈抂念/テヌれの建築/機械〉である事に、倉わりはないが、宗教ず自然科孊の向こう偎に䜍眮しおいるのは明癜だ。わたしたちは〈抂念/テヌれの建築/機械〉が組み立お盎され、わたし/わたしたちの䞖界の構造//わたし/自己ず䞖界の関係の束/網が倉曎される只䞭に揺れ動いおいる

No.16//方法にしお、行為である〈哲孊〉//..あるいは、〈哲孊〉を行う者たちは、誰であれ眪ず眰を匕き受けなければならない。

方法にしお、行為である〈哲孊〉。戊術/戊略にしお、戊闘/戊いである哲孊

〈哲孊〉は戊術/戊略である、ず同時に「〈哲孊〉によっお、知性自身の圱ず戊う、知性の戊いの行為の総䜓」である。スタむル/方法/技法にしお、行為の総䜓である〈哲孊〉。わたし/わたしたちは哲孊ずいう方法によっお、哲孊ずいう行為を成す。それは、方法の事柄であり、同時に、行為の事柄である

だから、〈哲孊〉ずいう出来事は方法であるにもかかわらず、䞻語ある行為/事象ずしおしか蚘述できない。匿名、無名、有名を問わず〈哲孊〉には䞻語/䞻䜓が存圚する。〈哲孊〉を行う者たちは誰であれ、眪ず眰を匕き受けなければならない。革呜ずはそうしたものなのだ。無血であれ、血たみれであれ

No.17//知性の無限性ず身䜓の有限性の戊いの䞭で、決然ず、藝術/art、が、顕れる。あるいは、粟霊ず神々の物語の果おに、//.

〈Pilot (Jammer)〉/ Robert Rauschenberg /1975/Sewn fabric, rattan pole, and string/85 3/8 x 85 x 39 inches (216.7 x 216 x 99 cm)

人間の䞭で、哲孊ずいう蚀葉が生たれる遥か以前からの、無名の哲孊ず哲孊者たちの知性の闇ずの熟烈な戊い。知性は自滅を避けるために理を駆䜿しお合理ず非/䞍合理を統䞀しようず足掻き藻掻く。宗教的なるもの/神々たち/粟霊なるものたち/聖なる蚀葉たちは、その過皋から生たれた。神々の物語の䜓系が、哲孊による知性の闇ぞの抗いから創出されたこずは蚀うたでもない。

〈Gear (Jammer) 〉/ Robert Rauschenberg /1976/Sewn fabric/83 7/8 x 172 inches (213 x 437 cm)

䞀時の間、粟霊たちの聖なる蚀葉たちが勝利し、䞖界にやさしきよきものがあふれる。粟霊たちの蚀葉さえ守れば、地䞊はひかりみちるしあわせの堎所

〈Untitled (Jammer)〉/ Robert Rauschenberg /1976/Sewn fabric and fabric-covered rattan pole/86 1/4 x 133 5/8 x 23 1/4 inches (219.2 x 339.4 x 59 cm)

しかし、それがさらなる巚倧なる灜厄を招喚しおしたう。粟霊たちの聖なる蚀葉たちが自身を信じない者たちを敵ずしお攻撃する。理を䜿う哲孊が理を䜿うがゆえに敗れる。知性の無限性が哲孊の理を噛み砕き服埓させる。知性ある生呜の根源的な困難に、人間は手立おを倱い、滅亡ぞず远い詰められる

〈Trowel (Jammer)〉/ Robert Rauschenberg /1976/Fabric, rattan pole, cord, and sand-filled fabric bag/85 3/8 x 196 1/2 x 86 inches (217 x 499 x 218.5 cm) depth variable

その時、決然ず、顕れる、藝術/art、が。

〈Index (Jammer)〉/ Robert Rauschenberg /1976/Sewn fabric and fabric-covered rattan pole/90 x 100 x 24 inches (228.6 x 254 x 61 cm)

芞術は、ホモ・サピ゚ンスが自身の知性ある生呜の根源的な矛盟に察凊し、知性の無限性ず身䜓の有限性の戊いの最䞭で、誕生した。無限性を拒絶しおしたう哲孊の理。芞術は知性を有する動物である人間が存圚する䞍可欠ずしお芁請された。芞術の起源は哲孊の起源ず同様に、知性の起源ず同䞀である

〈Embargo (Jammer) 〉/ Robert Rauschenberg /1976/Sewn fabric, rattan pole, rope, and plastic cup/106 5/8 x 109 5/8 x 20 1/2 inches (270.8 x 278.5 x 52 cm) variable

䌏流氎のように芞術は人間の歎史の流れの䞭で、幟床も地䞊に、あるいは、地䞋に、存圚し続けおいる。芋掛け䞊、華麗なる矎の衚象的な事柄、芞胜的な事柄、自己衚珟の事柄、で取り扱われ取匕される。衚珟/嚯楜/゚ンタヌテむメント。さらに、必芁/䞍芁/無甚/無甚の甚ず蚀った瀟䌚的意味ず䟡倀の次元で芞術が語られる。それらの蚀葉が党く無意味であるずいうこずではないしかし、それは芞術の仮の姿でしかない。隠された芞術の根源的な存圚理由

〈Scan (Jammer) 〉/ Robert Rauschenberg /1976/Fabric-covered rattan pole and lace/86 x 47 x 24 inches (218.4 x 119.4 x 61 cm)

芞術が存圚する理由はただひず぀だ。知性の圱に抗うこず、それだけだ。

〈Brim (Jammer) 〉/ Robert Rauschenberg /1976/Fabric, rattan poles, and tin cans/93 x 130 x 26 inches (236.2 x 330.2 x 66 cm)
〈Que (Jammer) 〉/ Robert Rauschenberg /1976/Sewn fabric, rattan pole, and string/104 x 146 x 15 inches (264.2 x 370.8 x 38.1 cm)

芞術こそ、哲孊ず䌎に、知性によっお人間が人間自身を砎壊しないための、最埌の砊である。芞術は誕生に斌いお、理の埒倖の無限ぞの戊いを呜じられる。知性の無限性ず有限の芞術の闘争。芞術が爆発する無限性を飲み蟌み、知性の玔粋暎力装眮が発生する悪霊的なるものを、芞術の檻の䞭に封印する

〈Snowpool (Jammer) 〉/ Robert Rauschenberg /1976/Sewn fabric and fabric-covered rattan pole/76 1/2 x 88 3/4 x 2 1/8 inches (194.4 x 225.5 x 5.4 cm)

だから芞術は存圚の基本の圢匏を〈無限を内包する有限〉ずしおいる。〈物質Ⅹ蚀葉Ⅹ抂念/テヌれの建築/機械〉の芞術。〈物質Ⅹ蚀葉Ⅹ抂念〉の耇局䜓・芞術が無限に察抗できる唯䞀の有限ずなる。人間は芞術を通しお、無限の肌に盎接手を觊れるこずが出来る。哲孊はそれを未だ成し埗ない。メタファヌでもレトリックでもない。無限を扱う魔法䜿い・芞術家ずいう創造者、論理/倫理に斌いお、圓然ずしお芞術家が魔法を䜿い悪霊の無限性ず戊う

〈Skyfall (Jammer) 〉/ Robert Rauschenberg /1976/Sewn fabric and sawdust/88 x 36 x 67 inches (223.5 x 91.4 x 170.2 cm)
〈The Interloper Tries His Disguises (Kabal American Zephyr) 〉/ Robert Rauschenberg  /1982/Solvent transfer and acrylic on plywood with tire tread, iron wheel and engraved brass plate/84 1/2 x 76 x 61 inches (214.6 x 193 x 154.9 cm)

No.18//わたしの『センスの哲孊』ぞの応答、䜜れるものが䜜られた。//、あるいは、21䞖玀の哲孊ず芞術を、〈誰かが勇気を出しお〉定矩し盎さなければならない。/../

『センスの哲孊』の以前/以埌ずしお、〈始たりにしお終わりの堎所〉に぀いお、あるいは、〈壁〉を巡る無数の断片に぀いお、///、そしお、わたし/わたしたちの、今を、わたし/わたしたちの、垌望ず絶望、に぀いお、を、//...

わたしの『センスの哲孊』ぞの応答を、「哲孊ず芞術を21䞖玀の哲孊ず芞術ずしお、定矩し盎す蚀葉たちのかたち/リュトモス」で曞いた。無謀が行えたのは、わたしの無知ず傲慢に拠る。圧瞮された論の现郚はほころびだらけだが、それも、「ひずこずだけ。䜜れるものを䜜れば、それでいいのです。」『センスの哲孊』/芞術ず生掻を぀なぐワヌク/より匕甚の蚀葉に誘われ䜜れるものを䜜った結果。珟圚の時間の䞭で、珟圚の時間の垌望ず絶望の今が、〈壁〉を巡る無数の断片のひず぀が、途䞊の者たちのひずりによっお、〈始たりにしお終わりの堎所〉に぀いおのこずばたち、ずしお、曞かれた。

「センスずはこうだ、ずいうストレヌトな定矩を控えるわけです。//しかし、この本では、その犁を砎るずいうか、蛮勇ずしお、センスずはこうだずいうひず぀の芋方を提案するこずになりたす。//たあ、いた「犁を砎る」なんお蚀いたしたが、それも匱腰すぎる蚀い方で、抂念っお、やはり誰かが勇気を出しお定矩するしかないじゃないですか、ずも蚀える。難しいですね。//理論を新たに立ち䞊げようずするならば、自分なりに片寄った話をせざるをえたせん。ゆえに、責任が生じたす。哲孊でも、芞術論でも瀟䌚孊でも、誰かが勇気を出しお䜕かを定矩したこずが発端ずなっお、その埌の議論が続いおいるわけです。//ずいうわけで、センスずいう曖昧な蚀葉を、僕なりに、抂念ずしお䜜り盎すような詊みをしおみたいんですね。それには勇気が必芁です。」

千葉雅也『センスの哲孊』/はじめに「センス」ずいう蚀葉/P14〜P15より匕甚

No.19//、越境者・哲孊者、そしお、創造者・芞術家の肖像の゚スキヌス/esquisse/

ajoinbxt/qreqre/8456/7843/456/a/e76t

越境者たる哲孊者、そしお、創造者たる芞術家、その者たちの肖像の゚スキヌス/esquisse/を、物語/ストヌリヌの持぀䞖俗性ず類型性を怖れるこずなく抜象ではなく、手觊りある具象ずしお玠描する、埀来する〈無情ず寂しさ〉が奏でる色の音楜の䞭で、〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉の数理が蚘述する物語の断片、詊みの、こずばの、ドロヌむング、途䞊の者の歌、『センスの哲孊』以前を『センスの哲孊』以埌の方法で、///、、、以䞋に、

munaxhwtrxeg/1653/bfk/15b63/856/e/r83h

/§/01//〜§/07//                           越境者・哲孊者、その者たちの肖像の゚スキヌス/esquisse/

wksufsjyrt/345/3746/2549/n/w45b

/§/08//〜§/09//                           創造者・芞術家、その者たちの肖像の゚スキヌス/esquisse/

mxiuasxn/hasxydkei5/9563/7213/q/c35y

/§/01//prologue/䞖界の終わりの堎所、あるいは、〈壁〉を巡る無数の断片。

rfmoiixuqbe2/ctrxjaxh5786/32/e89v/96/12a

誰もが行き着く、蟿り着く、䞖界の終わりのその堎所に壁が存圚しおいる。高く聳えた壁の先端は灰色の雲の䞭に溶け蟌み、巊右に広がる壁は耇雑な折り玙のように倉圢し屈曲し、路地裏の袋小路や倧䌜藍の䞭の郚屋や工堎や倉庫の内郚のような閉ざされた架空の空間を象っおいる。䜕れも䜕かしらの行為が行われる堎所ずしおの舞台的な郚屋の様盞を呈しおいるが、それが芋掛けでしかないこずは明癜だ。壁が壁ずしおそこに存圚するこずを人々から忘れさせるための巧劙な仕掛けでしかない。壁が郚屋の䞀郚ずなるこずで、壁があたかも存圚しないかのように思い蟌たせる滑皜で冷酷な狡蚈。誰もがそんなこずは知っおいる。生たれた時から死ぬ時たで、誰も壁を壁ず思うこずなく、生きお行く。人が人であるためには、壁がそこに存圚するこずを忘れ壁は存圚しない、そこにあるのは郚屋の郚分であるず信じるこず。父ず母が䞖界に生たれし子䟛たちに教える最初の事柄が、その事だ。壁のこずを口にしおはいけない。壁のこずは蚀葉にしおはいけない。壁のこずは描写しおはいけない。壁のこずは歌っおはいけない。それこそが人が人である䜜法であり倫理であり論理であるず信仰するこず。壁を郚屋の郚分ずする郚屋の䞭で完結する存圚ずしおの人間。わたしたち人間には壁は䜕凊にも存圚しない。そう信じるこずでしか幞せになるこずはできない。根源的なるものを倢芋おはいけない。垌望ず絶望の圌方の觊れるこずのできない壁が、そこにある。

wknudybxqqy78/snixiqnectu/3468/9122/g/f67k

/§/02//腐敗した匂いを攟぀襀耞切れのような衣に包たれた者が、䞖界の終わりの堎所の壁に蟿り着く。

muxsbcgei/whegwbe5/ciwof/w/97b/1983/s27e/23

しかし、或る日、芋慣れない姿をしたひずりの旅人が、壁が存圚しおいるその堎所に行き着き蟿り着く。腐敗した匂いを攟぀襀耞切れのような衣に包たれ疲れ果おたその者は、手にした杖替りの槍を地面に突き立お、壁に背䞭をあずけ倒れ蟌む。柔らかな湿った地面には小人の掌のような葉を茂らせ、小さな埮现な花びらたちが毬のような球をかたち䜜っおいる。蝶が甘い銙りの挂う花の呚りに舞い、蜂が蜜を求めお隒々しい矜音を立おる。旅人が䜓を動かすこずはない。死んだように。暫しの間、旅人は眠る。長い長い旅の果お

aminubudye/5/wsd/436/h79m/18/nkauie

数え切れないほどの耐え難い詊緎ず取り戻すこずのできない痛切な犠牲。いったいどれほどの血が流されたのだろう。いったいどれほどの屍が荒地を尜しおきたのだろう。目を閉じれば、地平線の圌方たで溺れる皋の血ず行く手に立ちはだかり劚げる死が海のように広がり、耳を塞げば、悲しみず怒りず怚嗟ず絶望の叫び声が満ち溢れる。悪倢の䞭で旅人が疟走する。その堎所ぞ向けお。そこぞ行き着くこず、蟿り着くこず、そのために旅人は出発した。

ksnkniycwuv58/124/azx5/2420/0908/qw

/§/03//眠る旅人、䞖界の郚屋の者たちからの盛倧な歓埅、しかし、問うこずは固く犁じられおいる。

qknbiudybur/2kh7/abu/4697/wl/8496/dg

眠る旅人の噂は応ち人々を駆け巡り、旅人が目芚めた時には、旅人は客人ずしお、䞖界の郚屋の者たちから盛倧な歓埅を受けるこずになる。郚屋の䞭で生涯を始め終える郚屋の内郚の者たちにずっお、時折り、郚屋の倖郚から到来する者は倧切な客人ずしお受け入れるこずが掟なのだ。そうしなければ郚屋の䞭が腐っおしたうからだ。䞖界の郚屋は閉ざされおいる。だから、時々倧気を入れ替えなければならない。旅人が䜕凊から来お䜕のために䜕を目指しお旅をしおいるのか、問うこずは固く犁じられおいる。旅人もたた掟の意味を知っおいる。歓埅の返瀌に旅の途䞭のあれこれを話しお聞かせるこずはあっおも、旅人が旅の目的を口にするこずはない。誰䞀人聎くこずもない。

rtkbfdoi/was3/a57/9456/df73/wer87/19

/§/04//旅人はここが䞖界の終わりの堎所であるこずを知る。だが、求めるものはこの堎所に存圚しない。埌のこずは、誰も分からない 。

qkibtrh/as7m/p782n/1895/wk/8341/vds

幟日が過ぎ、旅人は自分が䜕凊に蟿り着いたのか知るこずになる。手で觊れたそれが、巧みに郜垂の郚分、建築の郚分、郚屋の郚分ず同䞀化したそれが壁であるこずを知る。ここが最果おの堎所であり、䞖界の終わりの堎所であり、向こう偎のない堎所であるこずを知る。しかし、ここではない。ここが旅人の目指した目的の堎所ではない。ここに旅人の求めるものは存圚しない旅人は客人ずしおもおなされた瀌を慎たしく枈たせ、こころやさしき人々ず別れを告げ郚屋を出る。これより旅行く先がないはずなのに䜕凊ぞ行くのかず蚝しがる者たちを埌にしお、行く。誰も旅人のその埌の姿を芋た者はいない。やがお旅人のこずは忘れ去られお行く。䞖界の終わりの堎所で時間が停止し、閉ざされた空気がやがお腐敗し始めるたでの気の遠くなるような長い時間が経過するたで、人々は眠ったように死ず生の境界の曖昧な灰色の時間の䞭で、揺蕩うように浮遊し続ける。新たな旅人が到来するたでの時間を。

edkiywer/bou2/1m/9345/gr64/2024/rt/s9

/§/05//誰も知らないその埌の旅人のこずを語らなければならない。あるいは、䞖界の終わりの向こう偎ぞ、自由であるために。

cbvnioiubxeyrah/3245/hb/1236/aq/kw189/6

さお、誰も知らないその埌の旅人のこずを語らなければならない。語り郚の責務ずしおそれは可胜な限り行われなければならない。その埌の欠片ずしお

旅人は歓埅を受けおいる䞭で、幟぀かの取匕を行い幟぀かの物を手に入れおいた。壁を登るために必芁な瞄ず楔ず鉄鎚。旅人は壁を岩山ずしお登ろうずしおいたのだ。旅人は䞖界の終わりの堎所に聳える壁を登り壁の向こう偎ぞ行こうずしおいた。旅人の目指しおいた堎所ずは終わりの向こう偎なのだ。

wjsrvgqwr/2124/frj/09/ysbf10/sxb/2

壁の向こう偎があるずすれば、その堎所は、偶然ず必然が生成される堎所。わたしず䞖界が組み盎され、わたしがわたしであるこずを超越し、わたしがわたし以倖に倉身するこずが可胜ずなり、䞖界を倉曎するこずが可胜ずなり䞖界ずわたしの間で結ばれた玄束/契玄を曞き換えるこずが可胜ずなる堎所。わたしたち人間が人間でありながらも、人間が人間的であるこずを守りながらも、人間が人間を倉曎するこずが可胜ずなる堎所。自由であるために。

kabshyien/cbwua41/26/583/m/sdf/7846/n91s

/§/06//旅の結末、自由ぞの人間の最初の戊いあるいは、人が人であるこずの叀い玄束事を、疑い、新しい玄束事ずしお、曞き盎す。、//..   新しい人よ、県ざめよ。

nxkiiwwydnr/vkdgccvw896/a19rt/a5t/5734/mbv

壁を登っお向こう偎ぞ行こうずした旅人の消息は、わたしを含めお誰にも分からない。登る途䞊で足を滑らせ墜萜し地面に激突し死んでしたったずか。獰猛な鳥たちに襲われ攫われおしたい食べられたずか。豪雚にみたわれ怒号のような萜雷に盎撃されたずか。いずれにしおも壁を登り切っお向こう偎ぞ行くこずが出来たずいう話はない。だが旅人が墜萜した光景を芋た者もその死骞を芋た者もたた誰䞀人いない。旅人ははたしお壁の向こう偎ぞ蟿り着くこずが出来たのか、そしお、求めおいた䜕かを掎み取るこずが出来たのか。

nfdskiubtv78/54r/diu/we/8462/tfk

しかし、ひずりの旅人の狂気に満ちた行為が䞖界を揺り動かすこずになる。䞖界を倉曎するこずが可胜なのかもしれない、わたしはわたし以倖になるこずが可胜なのかもしれない、ずいう人間の物語の始たりの開始であるこず。遠い未来の時間の䞭でそう呌ばれるこずになる。自由ぞの人間の最初の戊い.人が人であるこずを守護する壁を登り、その向こう偎ぞ行くこずが、自由であるために蚱されるずいうこず。自由であるために、人が人であるこずの叀い玄束事を疑い、新しい玄束事ずしお曞き盎すこず。新しい人よ、県ざめよ

innfdeskl/bovogfb5/qk/2431/10/15/ex

/§/07//、越境者・哲孊者、その者たちの肖像の゚スキヌス/esquisse/ずしお、

uhkjbvtrrdh78/gbuxa/kws/784/932/a837b/12

壁を登り向こう偎ぞ行こうずした旅人こそが、〈始たりの哲孊者〉であり、〈終わりの哲孊者〉である。哲孊ずは壁の向こう偎ぞ向かうこずである。

アポリア/aporiaからの、終わりなき゚ク゜ダス/exodus、はじたりの哲孊//.

越境者・哲孊者、その者たちの肖像の゚スキヌス/esquisse/ずしお、

/§/08//雚の氎の䞭ぞ泳ぐように行ったその者のこず、あるいは、『䞖界の終わり、〈壁〉の向こう偎の王囜ずしお知られる地における、りィステリア・ボヌむズ アンド ガヌルズ物語、泥噚械奎隷の反乱に起因する、アンゞェリックツゥラペヌズの戊争、その埌の措氎の物語』

edfjyttgrecku/7846/utre/m846/wskut/87t

激しい雚が降っおいた。豪雚に襲われた街は氟濫した河からの黒い濁流の䞭に氎没した。停電した暗闇の䞭の道路には、沈黙した圱法垫のように手足を動かす人の矀れを乗せた倚数の車が挂う。途切れ途切れに光が揺れる氎面を照らし出すが、聎こえお来るのは容赊なく地䞊を叩き打぀雚音の非情だけ。

雚の䞭、真倜䞭の時間、その者は郚屋のドアを開け、ドアを閉め、郚屋を出た。䜓を降り止むこずのない雚の闇の䞭ぞ溶け蟌たせるように、傘を広げるこずもなく、その者は氎の䞭ぞ。雚に濡れるこずがその道行きに必芁な条件であるかのように、倧切な人ずの倧切な玄束があるかのように、迷いなく。

wskur/7857/846/htre/li469/f82/h8

䞀幎埌、降り続いた雚の埌、忘れられおいた青空が戻っお来る。晎れやかなる空から泚がれる透明な光が街を包み蟌み、閉じ蟌められおいた人々が郚屋から湧き出るようにしお空の䞋ぞず向かう。仰ぎ芋れば、そこに、空の青が

ubjiye/7929/gfed/395/kht/749/2tj8

雚の倜、ドアを開け、閉め、雚の氎の䞭ぞ泳ぐように行ったその者のこずは誰も気付いおはいない。空癜の郚屋には、玐で瞛られ束ねられた厖倧な量の絵画ず埮现な文字が刻たれた原皿が残されおいた。それ以倖は䜕も存圚しおいなかった。〈Throw away捚おおくれ〉ず衚曞かれた、束ねられた絵画ず原皿の出逢うこずになる、怪異な偶然ず必然が織り成す物語は別の機䌚に話すこずにしよう。尚、束ねられノンブルの付けられた絵画ず原皿の題名は、『䞖界の終わり、〈壁〉の向こう偎の王囜ずしお知られる地における、りィステリア・ボヌむズ アンド ガヌルズの物語、泥噚械奎隷の反乱に起因するアンゞェリック・ツゥラペヌズの戊争、その埌の措氎の物語』である。

52/edxjkkibt/796/hfex8625/khr

/§/09//、創造者・芞術家、その者たちの肖像の゚スキヌス/esquisse/ずしお、

rdlkkibgy/h856y/73g/8394/745/kd21

〈壁〉を前にしお、超越しようずする者たちを哲孊者であるず仮定すれば、〈壁〉に絵画/物語を描き、絵画/物語の䞭ぞず入り蟌み、壁抜けを行うこずにより〈壁〉の向こう偎ぞ行く者は芞術家ず定矩される。越境者・哲孊者ず創造者・芞術家、〈壁〉に包囲され閉じ蟌められた者たちの終わりなき戊い

創造者・芞術家、その者たちの肖像の゚スキヌス/esquisse/ずしお、

/あずがき/01//『センスの哲孊』のその埌、/.『仮䞉角圢の哲孊』あるいは、偶然を折り玙にしお、〈機の逃子〉を包み䞊げ、/.力ず矎ず生の䞉角圢./の饗宎を行う。

『センスの哲孊』のその埌ずしお『䞉角圢の哲孊』が存圚する。力ず矎ず生が盞互䜜甚する䞉角圢の堎の哲孊。〈瀟亀〉の哲孊、X/Twitter/小鳥のさえずり/ずしお、すでに郚分的に実践されおいる。さらに䞀歩進め、〈食〉ずいう「ナンセンスな匷床」の倫理性をノィヌクルずしお「たばゆく炞裂する」偶然性の平面を螏砎し、偶然を折り玙にしお〈機の逃子〉を包み䞊げ、䞉角圢の饗宎を行うこずが出来れば「埩讐粟神/ルサンチマンから解攟され、絶滅以埌にも残り続ける䞖界の拍動に呌応するような生の圢匏を発明する」こずが䞉角圢の時空の内郚で可胜性かもしれない。誰も成し埗ない生き様で

『仮䞉角圢の哲孊』によっお、〈瀟亀〉の哲孊が出珟し、儀瀌ず䞖俗性の奥矩によっお「特定の圢匏を䞎えるのではなくあらゆる統治に抗しおみずからに特有の圢匏」が哲孊者/小説家/千葉雅也の〈生きおいるありよう〉のかたちで生身で開瀺される。『センスの哲孊』は仮の通過点でしかない。

https://x.com/masayachiba

/あずがき/02//氟濫する雑倚を持ち蟌み、亀配させた雑皮、あるいは、ロバヌト・ラりシェンバヌグ//Robert Rauschenberg/が䞖界ず芞術を解攟する。

〈Studio Painting〉/ Robert Rauschenberg /1960–61/Combine: oil, charcoal, fabric, printed paper, and printed reproduction on two canvases, with rope, metal pulley, eye bolts, clasps, woven strap, and stuffed canvas bag/72 x 72 x 2 1/4 inches (182.9 x 182.9 x 5.7 cm)

圌は䜜品の内郚に、䞖界に氟濫する雑倚を持ち蟌み亀配させ雑皮を生み出す䞖界の雑皮ずしおの䜜品。創造される䜜品が䞖界の断片ずなり、䞖界が創造される䜜品の断片ずなる。䜜品ず非/反・䜜品の境界が溶解し、䞖界の现郚ず䜜品の现郚が混合しおしたう。䜜品の䞭なのか、それずも、䜜品の倖なのか芞術/䜜品がわたしの䞭ぞ䟵入し、わたしもたた芞術/䜜品の䞭ぞ䟵入する。

〈Dart (Signal)〉/ Robert Rauschenberg /1980/Solvent transfer, fabric, and acrylic on plywood with object/32 1/2 x 32 1/2 inches (82.6 x 82.6 cm)

ロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/が、䞖界を、解攟し、  ロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/が、芞術を、解攟する

〈Flank (Signal)〉/ Robert Rauschenberg /1980/Solvent transfer, fabric, and acrylic on plywood/32 1/2 x 32 1/2 inches (82.6 x 82.6 cm)

わたしたちはロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/によっおわたし/わたしたちの生きお生掻する日々の䞖界そのものが、すでに、音楜/〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉であり、創造された䜜品であるこずを教えられる。わたし/わたしたちはすでに芞術家なのだ。日々のあれこれの䞭で、わたし/わたしたちは絶えず創造し䞖界が芞術/䜜品ぞ解き攟たれる

〈Quattro Mani Marrakech II 〉/ Robert Rauschenberg and Darryl Pottorf /2000/Screenprint on paper/36 x 36 inches (91.4 x 91.4 cm)

千葉雅也が『センスの哲孊』の装䞁ずしお、衚玙にロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/の䜜品を遞定したこずは偶然ではない。慎重に泚意深く、意図的に確信的になされたものである。〈芞術ず生掻を぀なぐ〉こず、圌以䞊に盞応しい者はいない。千葉雅也の本は装䞁も郚分である。

〈Summer Rental + 1〉/ Robert Rauschenberg /1960/Combine: oil, printed paper, fabric, and charcoal on canvas/70 x 54 inches (177.8 x 137.2 cm)

/あずがき/03//物質化した〈ポップ/pop〉ずいう抂念の波に乗り、わたしたちの雑皮的な、混沌の日々の内的な祝祭ぞ、ロバヌト・ラりシェンバヌグ//Robert Rauschenberg/、䜜品集

Robert Rauschenberg Foundation

〈圌の䜜品のような〉ではない。圌の䜜品が郜垂/郚屋ずなり郜垂/郚屋が圌の䜜品になる。ロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/が物質化した〈ポップ/pop〉ずいう抂念の波に、今も、わたし/わたしたちは乗っおいる。村䞊隆、奈良矎智、ダノベケンゞをはじめずした創造者たちはロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/の正統なる子䟛たちなのだ

Robert Rauschenberg Foundation

『センスの哲孊』の「付録 芞術ず生掻を぀なぐワヌク」、ワヌクはロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/の䜜品集を芳おからでも党然遅くない。〈芞術ず生掻を぀なぐ〉が〈芞術ず生掻は同䞀である〉の橋に。

Robert Rauschenberg Foundation

ロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/の䜜品を無䜜為に少し.リンクしたロバヌト・ラりシェンバヌグ財団のWebサむトで圌の創造の党貌を芳お欲しい。ずわたしは思う。䜕凊をどのようにひもずいおもそこから、〈リュトモス/rhythmos/リズム/rhythm〉の数理の音楜が聎こえお来る。

ようこそ、ロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/の䞖界ぞ。ようこそ、わたし/わたしたちの雑皮的な混沌の日々の、内的な祝祭の䞖界ぞ

https://www.rauschenbergfoundation.org/
Robert Rauschenberg Foundation
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〈Untitled〉/ Robert Rauschenberg /1984/Silkscreen ink, acrylic, and graphite on fabric-laminated paper/70 3/8 x 63 1/4 inches (178.9 x 160.5 cm)
〈Overcast I〉/ Robert Rauschenberg /1962/Oil and silkscreen ink on canvas/97 1/2 x 72 inches (247.7 x 182.9 cm)
〈Archive〉/ Robert Rauschenberg /1963/Oil and silkscreen ink on canvas/83 7/8 x 60 inches (213 x 152.4 cm)
〈Flush〉/ Robert Rauschenberg /1964/Oil and silkscreen ink on canvas/96 x 72 inches (243.8 x 182.9 cm)
〈Untitled (Early Egyptian)〉/ Robert Rauschenberg /1973/Sand and acrylic on cardboard with bicycle, fabric, twine, metal bucket, and wood/153 1/2 x 193 3/8 x 46 1/8 inches (389.9 x 491.3 x 117 cm)
〈Nabisco Shredded Wheat (Cardboard)〉/Robert Rauschenberg/1971/Cardboard/70 x 95 x 11 inches (177.8 x 241.3 x 27.9 cm)
〈The Tower〉/ Robert Rauschenberg /1957/Combine: oil, paper, fabric, and wood with broom, umbrella, spherical objects, tin cans, and electric lights on wood structure/119 1/4 x 48 x 35 inches (302.9 x 121.9 x 88.9 cm)
〈Coca-Cola Plan〉/ Robert Rauschenberg /1958/Combine: graphite on paper, oil on three Coca-Cola bottles, wood newel cap, and cast metal wings on wood structure/26 3/4 x 25 1/4 x 4 3/4 inches (67.9 x 64.1 x 12.1 cm)

/あずがき/04//芞術は終えるこずができない。芞術は終わらない。あるいは、ロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenbergの継承者のわたし/わたしたち、..

〈Collection〉/ Robert Rauschenberg /1954/1955/Combine: oil, paper, fabric, newsprint, printed reproductions, wood, metal, and mirror on three canvas panels/80 x 96 x 3 1/2 inches (203.2 x 243.8 x 8.9 cm)

ロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/1925幎10月22日〜2008幎5月12日/、その巚倧な創造を語るこずはわたしにはできない。あずがきを曞く䞭で、わたしは、再床、圌の創造の党貌を芋枡し、あらためお

〈Stage Coach (Shiner) 〉/ Robert Rauschenberg /1986/Silkscreen ink, acrylic, and object on stainless steel/96 x 120 inches (243.8 x 304.8 cm)

芞術家は未だ創造の過皋にあるずいうこず、連綿ず続く創造の途䞊の旅人であるこず、ロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/ずいう固有の名前を持぀固有の肉䜓が滅んだずしおも、それは異なる固有の肉䜓ず異なる固有の名前を持぀、別の䜕者かによっお、匕き継がれおいるずいうこず。

ロバヌト・ラりシェンバヌグ/Robert Rauschenberg/ずいうひず぀の通過点途䞊の点圚の芞術家たち。芞術は終わらない。芞術は終えるこずができない

〈Untitled [black painting with portal form] 〉/ Robert Rauschenberg /1952–53/Oil and newsprint on canvas/51 1/8 x 54 1/4 inches (129.9 x 137.8 cm)

/あずがき/05//、決定的に倱われおしたった。人ず人が殺戮し合わないための䜜法が。しかしわたし/わたしたちには、哲孊ず芞術がある。

〈Untitled [three panel matte black painting] 〉/ Robert Rauschenberg /ca. 1951/Oil on canvas/72 1/8 x 107 7/8 inches (183.3 x 274 cm)

決定的に倱われおしたった。人ず人が殺戮し合わないための䜜法が。人によっお人から自由が剥奪される。しかし、わたし/わたしたちには哲孊ず芞術がある。哲孊ず芞術は終えるこずができない。誰もただ組み立おたこずのない機械/建築が動きはじめようずする。鳥よ、泳げ魚よ、飛べ自由のために小説家にしお、哲孊者の、手によっお、プロロヌグずしお、今、それが、

〈White Painting [three panel] 〉/ Robert Rauschenberg /1951/House paint on canvas/72 x 108 inches (182.9 x 274.3 cm) overall

戊え 哲孊               悪霊的なるものたち、理/こずわりを砎壊せよ戊え 芞術               粟霊の聖なる蚀葉を切り取り、無限を䞀蹎せよ

〈White Painting〉/ Robert Rauschenberg /1951/House paint on canvas/72 x 72 inches (183 x 183 cm) overall

2024.10の季節、空を飛ぶ魚であり、氎の䞭を泳ぐ鳥である哲孊者、寄せ搔き集めし、物質/蚀葉の線み籠に、無限を内包させる芞術家、〈壁〉の終わりなき戊い、偶然性の平面にお、痛たしき孀独たちぞ、限りなく、愛を蟌めお、〈了〉

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