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1月上旬に読んだ本──天皇の墓から、ミステリ評論、往年の名作まで
1月上旬に読んだ本とメモ。今年はわりと定まった方向で本を読んでいくかも。
『天皇陵』 外池昇
古代より天皇の墓がどう作られ、一度忘れ去られたあとどう場所を特定されてきたのか。そのあたりの事情を実証的に明らかにしていく。天皇の墓について真剣に考えたことはなかったが、ふと天皇の墓が八王子にあるのはなんでだろうと不思議に思って読んでみた。求めていた答えはなかったけれど、知らないことばかりで勉強になった。なにより著者の天皇陵にかける熱意と労力がすごい。
『天皇と葬儀』 井上亮
上と同様の疑問から読んでみた。昭和天皇の葬儀のときの日本の様子を知らない自分としては、当時の記述に驚くことが多い。昭和天皇の巨大な葬儀が平成日本のあり方を決めたのでは、という仮説を立ててみる。
『模倣における逸脱』 笠井潔
ミステリ作家、批評家によるミステリ評論集。「大量死」と「大量生」について知りたかったので読んだ。直接天皇の話をしているわけではないが、上の2冊を読んでいたことで時代背景を踏まえて立体的に理解できた気がする。
『モルグ街の殺人』 エドガー・アラン・ポー
笠井潔の本に影響されて読んだ。中学か高校の頃に読んで以来。批評を経て再読すると読後感が違う。昔読んだときは「犯人が○○はないだろ!」とツッコミを入れてしまった記憶。
『人間椅子』 江戸川乱歩
同じく笠井潔の本に影響されて。読んだことはなかったが、あらすじは知っていた。怖。最後の手紙によって変態の話から普遍的な人間の嫌さに主題が変わる。短いしKindleなら無料で読めるからぜひご一読を…。
『十角館の殺人』 綾辻行人
これも笠井潔の本に影響されて再読。笠井潔の論を踏まえて読むと、殺害された人物の小説上の扱いに思うところあり。それはさておき、ミステリ小説としてめちゃくちゃ面白いので未読の方はこちらもぜひ。
余談。
このロボット歯ブラシが気になっている。
ちゃんと磨けるんだろうか?
