メンバーインタビュー「自然と人との間で働く」ーケニア・マサイマラで養蜂に向き合うー 養蜂担当:畑中晴凪
こんにちは!2026年2月からWildlife Venturesにジョインし、ケニア・マサイマラで養蜂事業を担当している畑中です。
本記事では、私がなぜこの地で働くことを選んだのか、そして現在どのように現場で養蜂事業に向き合っているのかをご紹介します。
自然と人の暮らしがすぐ隣にあるマサイマラで、日々感じている難しさや面白さが少しでも伝われば嬉しいです!

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これまでのキャリアパス
物心ついた頃から、なぜかずっとアフリカに惹かれてきました。学生時代には東アフリカの国際協力の現場でインターンやボランティアを経験し、人と自然、動物、文化が切り離されることなく存在している世界に強く惹かれるようになりました。そして日本で社会人を経験した今、およそ8年ぶりにケニアの地に戻ってきました。

これまで見てきたアフリカの現場では、人と自然が近い距離で生きているからこそ生まれる豊かさがある一方で、環境・経済・社会の変化の中で、受け継がれてきた暮らしや価値観が少しずつ変わっていく現実もありました。そうした変化の中でも、人々が誇りを持ってきた知恵や文化、人と自然との関わり方が、形を変えながらも未来につながっていくような仕事に関わりたい。そんな思いが、少しずつ自分の中で大きくなっていきました。
その後、新卒で産業廃棄物の中間処理業と環境教育事業を行う会社で働くことを選択。主に国際規格やオーガニック認証の維持・運用・管理、社内コミュニケーションの促進に関わる企画・運営など、組織の仕組みづくりに携わりました。規格を理解するだけでなく、それを現場で機能する仕組みに落とし込み、無理なく定着させながら、経営改善につなげていくことの難しさを学び、「現場で本当に必要とされる仕組みとは何か」「仕組みはどうすれば実際の運用に根づくのか」と考え続ける日々でした。
Wildlife Venturesを選んだ経緯
入社して約4年半、役職にも就き、充実感ややりがいを感じながら働いていましたが、20代後半に差しかかる中で、周囲では結婚や育児に向き合う人が増え、自分の人生を改めて見つめ直すようになりました。そのときに強く思ったのが、「大好きなアフリカの地に戻り、もう一度挑戦したい」ということでした。このまま日本で働き続けたら、きっと後悔する。そんな思いが、自分の背中を押しました。
そんな中で出会ったのが、Wildlife Venturesです。
Wildlife Venturesの事業は、地域資源を活かしながら自然との共存を目指すだけでなく、野生動物から人々の暮らしを守ることにもつながっています。特に、養蜂を通じて人とゾウの軋轢という難しい課題に向き合う取り組みは、自然保護と地域の暮らしを別々のものとしてではなく、つながったものとして捉えている点に強く惹かれました。自分がこれまで考えてきたことや、日本で積み重ねてきた経験を、より現実に近い場所で問い直したい。そう思い、今回ジョインすることを決めました。

現場での担当業務
現在、私が主に担当しているのは養蜂事業です。偶然にも前職で養蜂プロジェクトに携わっていた経験があったことから、現場でのオペレーション構築や管理、スタッフとの連携、日々生じる課題の抽出と改善推進を担っています。

まず大切にしているのは、現場を知ることです。作業実態や飼育環境、管理状況を把握するため、ケニア人メンバーと共に現場に赴き、実際の運用を確認しています。机上で考えるだけでは見えないことが多く、どこに無理があり、どこに改善の余地があるのかは、やはり現場に出て初めて分かることばかりです。

そのうえで、現場分析をもとに、点検基準の明文化やチェックシートの設計・導入、収量向上に向けた施策の立案などを進めています。さらに、施策を現場へ展開した後も、運用状況をモニタリングしながら、ケニア人メンバーと連携して飼育環境の適正性や管理体制、ツールの定着状況を継続的に確認・改善しています。

仕事を通じて感じる困難とやりがい
実際にケニアで働き始めて強く感じているのは、この仕事が「自然」と「人」の両方に向き合う仕事だということです。
ケニアという日本とは大きく異なる環境、そして自然と隣り合わせの現場では、予測不可能なことが日々起こります。天候や道路状況に左右される環境要因に加えて、日本とは根本的に異なる時間感覚や労働観を持つ人・組織との協働も、一筋縄ではいきません。計画通りに進まないことを前提にしながら、その都度、状況に応じて最適な判断をしていく必要があります。

さらに難しさを感じているのが、アフリカミツバチの管理です。アフリカミツバチは非常に攻撃性が高く、環境変化によって「逃去」と呼ばれる、群れが巣を捨ててしまう現象が起こることもあります。日本での養蜂とは異なる前提が多く、伝統的な手法から近代的な飼育・管理へと意識を変え、それを実際の現場に落とし込んでいくことにも難しさがあります。人のマネジメントだけでなく、生き物そのものの特性や自然条件にも向き合わなければならない点に、この現場ならではの厳しさがあります。
ただ、その難しさがあるからこそ、学べることも大きいと感じています。

ケニアに来てから、まだ1ヶ月半。日々直面する課題に圧倒されることもありますが、ようやく現地の呼吸が少しずつ分かり始めてきたところです。どれだけ準備をしても、現場では想定外のことが起こる。だからこそ、変化に応じて考え、周囲と対話しながら、前に進めていく力が求められます。今はその感覚を、毎日の中で少しずつ身につけている最中です。

さいごに
限られた期間の中で、養蜂事業の安定化と収量向上という成果を追求するのはもちろん、変化の多い現場を楽しみながら、ビジネスを動かす視点を自分の中にしっかりと定着させていきたいと思っています。

また、これは少しプライベートな目標ですが、ずっと夢だった「ケニアで牛を飼うこと」にも挑戦する予定です。仕事も暮らしも、この地でしか得られない経験を一つずつ形にしていきたいです。
自然と人との間で働くことは、決して簡単ではありません。けれど、その難しさの中にこそ、この場所で働く意味があると感じています。これから現場で悩み、学び、試しながら、自分なりにできることを積み重ねていきたいと思います。

インターン募集中!
株式会社Wildlife Venturesでは、現在アフリカ・ケニアの自然保護区地域:マサイマラに実際に滞在し、現地で私たちと一緒に活動してくれるインターンを募集しています!興味がある方は是非以下のリンクからご参加ください!
インターン応募フォーム👇️https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdnpZw9pbTRumQxxFW1xe_CmZZMyhD-HbBeojGJJWf6pXBR8A/viewform
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