50さいからの希
ともぞうです。
いつもありがとうございます。
今日は、『希』について、
書いてみたいと思います。
中3の娘には、かなり重度の
乳アレルギーがあります。
完全母乳で育てていたので、ミルクを
飲んだことはありません。
生後9か月の時。
道の駅で購入した、
「濃厚ミルクたっぷり食パン」を小指の爪
くらい、食べさせました。
すると、みるみるうちに、全身が
腫れ上がり、蕁麻疹が広がりました。
この時は、まだ、アレルギーの診断は
されておらず、もちろん、エピペンも
持っていませんでした。
病院で血液検査を受け、その結果、重度の
乳アレルギーであることが分かりました。
それから、現在まで、蕁麻疹は、
数え切れないほど経験しています。
エピペンを使用して、救急搬送されたのは
2歳、3歳、そして、中学3年生の
修学旅行の時の3回です。
2歳のクリスマスの頃。
宅配のお兄さんが、サンタクロースの
格好で来られました。
私が見ていないところで、小さな
チョコレートをプレゼントとして娘に
渡してくださいました。
善意からの行動でしたが、娘は、すぐに
食べてしまい、あっという間に全身に
蕁麻疹が出てしまいました。
3歳の時。
毎週必ず注文していたホットケーキ
ミックスに、ある週から、急に
脱脂粉乳が入るようになりました。
「いつも食べているから大丈夫」と、確認を怠ってしまった私の判断ミスです。
ホットケーキを食べた娘は、全身に
蕁麻疹が出て、呼吸も苦しくなって
しまいました。
関東に住んでいた頃。
小学生の4年間は、入院をしながら、
牛乳の負荷試験に取り組みました。
決められた牛乳を少しずつ飲み、体に
変化がないか確認します。
娘は、スポイドで一滴から始め、
4年間で、三滴まで進みました。
何度も蕁麻疹が出て、途中で中止になる
こともありました。
「もうやめたい」
娘がそう言うことも何度もありました。
関西へ引っ越してからも、負荷試験を
続けていこうとは話していました。
でも、頑張ってきた娘の「やめたい」と
いう気持ちを尊重して、お休みすることにしました。
そんな中、先日の修学旅行で、また
アナフィラキシーを経験しました。
その出来事をきっかけに、娘は、
「もう一度、負荷試験を頑張りたい」と
決意しました。
かかりつけの小児科の先生に紹介して
いただき、アレルギー専門の大きな病院を受診しました。
そこで、初めてお会いした先生と、
一時間ほど、じっくりお話をする中で、
「この先生なら信頼できる」と私も娘も
強く感じました。
その安心感が、娘の気持ちを後押しして
くれたのだと思います。
先生からは、「完治は難しい」とはっきり
言われました。
その言葉は、簡単に受け止められるもの
ではありません。
それでも、医学は、日々進歩しています。
これから先、新しい治療法が見つかるかもしれません。
だから私は、希望を捨てたくありません。
実は、娘のアレルギーが分かってから、
私は、一つ願掛けをしています。
大好きだったビールを封印しました。
いつか、娘が牛乳を飲める日が来たと
したら、その時は一緒に乾杯したいと
思っています。
娘は牛乳。
私はビール。
そんな何気ない乾杯が、私たち親子の目標です。
娘は、「完治しなくても、誤食や誤飲をしてしまった時の備えにしたい」と話して
います。
自分の病気と向き合い、自分の意思で
一歩を踏み出そうとしている娘を見て、
成長を感じています。
すぐに願いが叶うかは分かりません。
それでも、希望を持つことはできます。
いつか娘の牛乳と、私のビールで、乾杯
できる日を信じて。
これからも、一緒に歩いていきたいと
思います。
ゆるダイエット部で頑張っています。
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