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日曜日の朝のお散歩⑨「学会の朝、鳴門を歩く」(2026.08.30)

学会の朝、鳴門を歩く


一昨日から、学会で鳴門に来ています。

日曜日の朝。
まだ一日が本格的に動き出す前に、少しだけ町を歩いてみました。

道ばたには、小さなピンクの花。
朝の光を受けて、静かに咲いていました。

少し歩くと、小さな神社がありました。

旅先で神社を見つけると、なぜか足が止まります。
その土地で暮らしてきた人たちが、何を願い、何を大切にしてきたのだろう。
そんなことを、少しだけ考えます。

空を見上げると、雲の間から朝の光が差していました。

昨日まで学会で、たくさんの発表を聞き、
研究について考え、
いろいろな人と話をしました。

もちろん、それも大切な時間です。

でも、こうして朝の町を歩いていると、
頭の中にたまっていたものが、少しずつほどけていくような気がします。

そして、石垣のところで、小さな葉を見つけました。

大きな石と石の、ほんのわずかなすき間。

土がたくさんあるわけでもありません。
決して、植物にとって恵まれた場所には見えません。

それでも、そこから葉を広げていました。

なんだか、しばらく見てしまいました。

人も同じなのかもしれません。

いつも、自分にとって一番いい場所を選べるわけではない。
思い通りにならないこともある。
窮屈だなと思う場所にいることだってあります。

それでも、

今いる場所から、少しだけ葉を伸ばしてみる。

それでいいのかもしれません。

学会に来ると、新しい研究や考え方に触れて、
「もっと頑張らなければ」
と思うことがあります。

でも今朝、石垣のすき間の小さな葉を見ていたら、

大きく伸びることよりも、
まず今日、自分のできる方向へ葉を一枚広げること。

そんな生き方でもいいんじゃないかと思いました。

知らない町を歩くと、
普段なら通り過ぎてしまうものが目に入ります。

花。
神社。
空。
古い石垣。
そして、そのすき間から伸びる小さな命。

学会で学ぶこともあれば、
町を歩いて教えてもらうこともある。

日曜日の朝。

鳴門の町を歩きながら、
今日もまた、小さなことを一つ教えてもらいました。

人生は、教室や本の中だけで学ぶものではない。

たぶん、こうして歩いている時間にも、
たくさんの授業が隠れているのでしょう。

さて、今日も一日が始まります。


<愛用しているお散歩シューズ>


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