見出し画像

本日の一冊『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』|私は恐れずビジョンを描きたい


おはようございます。今日は本の紹介です。
山口周さんの『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』光文社新書を紹介します。

この本は、noteで考える猫🐱さんがおすすめされていました。考える猫🐱さんとの素敵なご縁は後ほどご紹介します。

本書のエッセンス

本書の胸に刻みたいエッセンスは、これからの時代は、データや法律などの「客観的な外部のモノサシ」だけではなく、真・善・美といった、「主観的な内部のモノサシ」を持つ必要があるということです。

背景として複数挙げられていますが、最も印象的なのは、論理的かつ理性的に正解を出す技術が普及し、そうやって導かれた解は同じになるから、差別化が難しくなったということでした。

また本書では、「内部のモノサシ」を使わなければ、ビジネスで成果を出せないだけでなく、悪を犯してしまう可能性があることまで示唆されていたのが面白いなと思いました。

バランスが大事

具体的に見ていきましょう。経営での意思決定のクオリティは「アート」、「サイエンス」、「クラフト」のバランスによって決まるとありました。それぞれの定義は大事だと思うので引用しますね。

「アート」は、組織の創造性を後押しし、社会の展望を直感し、ステークホルダーをワクワクさせるようなビジョンを生み出します。「サイエンス」は、体系的な分析や評価を通じて、「アート」が生み出した予想やビジョンに、現実的な裏付けを与えます。そして「クラフト」は、地に足のついた経験や知識を元に、「アート」が生み出したビジョンを現実化するための実行力を生み出していきます。

p53

これはPDCAにも当てはめることができます。
Planをアート型人材が、Doをクラフト型人材が行い、Checkをサイエンス型人材が行うという流れです。
本書では、サイエンスとクラフトが過度に重視されることが書かれていました。これは私も経験していますが、説明を求められた際に、「これは直感で」というのは通用しません。また日本は戦争で“空気“により決定を下した反動で、その傾向が強まっているともありました。

けれどビジョンがなければ、イノベーションも生まれないし、閉塞感も感じます。目標ではなく、人を共感させるビジョンが必要なのです。
アートの中でもデザインは特に経営と似てるとありました。経営もデザインも、選択することと、捨てることが大事です。

自分に活かす

ここからは私の話になります。
私は友人に「愉快なところが一番いいところ」と褒めてもらっています。その言葉を信じてます。一方で、愉快さなんてあんまり役に立たないと思っていました。
本書では、ソニーの会社設立の目的を平たく言うと、「面白くて愉快なことをどんどんやっていく(p35)」と紹介されていました。私は「愉快という言葉が出てきた!」と嬉しく思いました。
今私が、いまいち愉快さを活かせていないのは、ビジョンを描くまでできてないからだと思いました。そして、なぜビジョンを描くことができてないか自分に問いかけたところ、それが正しいとは限らないという恐れに縛られていたと気づきました。
しかし、正解を出すことを目的としなくていいとわかったので、一生懸命美意識を磨いて、ビジョンを描いてみようと思いました。
そして自分で検討したり、または、論理的思考に優れた人に話してみるのもいいと思いました。

ではどうやって美意識を磨く?

本書ではいくつか書かれていましたが、私が実践したいのは以下の3つです。

1  マインドフルネス

モノサシを内に持っていく。自分に持っていくということ。自分とはこの肉体です。自分の心身をできる限り整えることはしたいと思いました。
本書ではマインドフルネスについて言及されていました。瞑想をしたいと思います。

2 VTS(=Visual Thinking Strategy)

これはぜひやってみたいと思います。「ビジュアルアートを用いたワークショップによる鑑賞力教育(p218)」だそうです。作品の情報提供は行われず、徹底的に作品を見ます。
私は何かを見たときに、これの正しい見方は何かと調べることが多いです。専門家になるということは、パターン認識力を高めることですが、それだけだと、本当に見えているのかというと、そうではないように思います。パターン認識ではなく、自分で見るようにしたいです。

3 読書

読書は、善悪の判別にも大いに関わります。本書では、システムに誠実に従うことで悪を犯す危険性があると書かれていました。自分のモノサシを養うためにも、あらためてたくさん読書をしたいと思いました。
たくさんは難しいと思ってしまいますが、先日身近な人との会話で、「オーディオブックだけで年間100冊は読むよ」と聞いて、意欲と工夫次第なのかなと思いました。

感謝

善悪の話が出てきたことも、心に響きました。
戦争や虐殺を食い止めるのは、最後は、真・善・美のところなんだ、これからも誇りを持って美意識を磨こうと思ったのです。

考える猫🐱さん、素敵な本を教えていただいて、ありがとうございます。

考える猫🐱さんは、noteで私が谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』という本を紹介している記事を見て、実際に本を読んで記事にしてくださいました。
そのことが大変嬉しく、私も考える猫🐱さんがご紹介されていた本を読んで記事にすることにしたのです。それが今回の記事です。

他にもたくさん面白そうな本をたくさん紹介されていて、読んでみたいと思っています。あと、いつも登場する猫がとても美しくて可愛いです。
リンクは下に貼っていますので、皆さまもぜひ!


✴︎考える猫🐱さんのおすすめ本

✴︎谷崎潤一郎『陰翳礼賛』について

それではまた🐱🕊️🫶

いいなと思ったら応援しよう!