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韓国語、伸び悩んでる人ほど勉強を増やしてしまう

「もっと勉強しなきゃ」を手放す勇気。

「最近、韓国語が伸びていない気がする」

そう感じたとき、あなたならどうしますか?

勉強時間を増やす
新しい教材を買う
韓国語アプリを始める
別の先生のレッスンを受けてみる

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。

でも、400名以上の方の韓国語学習者さんにお会いし、
また、私自身も韓国語を学んできて思うのは、

「伸びないから、勉強を増やす」が、必ずしも正解ではない

ということ。

むしろ、伸び悩んでいるときほど、
新しいことを増やす前に、一度立ち止まってみてほしい。

もしかしたら、足りないのは「勉強量」ではないかもしれません。




01|「もっと勉強しなきゃ」と思っていませんか?

韓国語が思うように伸びない。

そんなとき、多くの人が最初に考えるのは、

「もっと勉強しなきゃ」

ではないでしょうか。

勉強時間を増やす
単語をもっと覚える
文法をもっとやる

もちろん、ある程度の学習量は必要です。

でも、ここで一度考えてみてほしい。

今まで勉強してきた韓国語、本当に使い切れていますか?

覚えた単語
習った文法
読んだ文章
聞いた表現

「知っているもの」は、たくさんある。

なのに、会話になると出てこない。

だとしたら、必要なのは新しい知識を増やすことではなく
今持っている韓国語を「使える状態」にすること
かもしれません。

伸び悩んだときほど、足し算ではなく、いったん整理する。

私は、これが大事だと思っています。


02|教材を増やすほど、安心してしまう

「この教材、良さそう!」

そう思って買ったものの、途中までやって、そのまま。

そしてまた新しい教材を見つける。

「今度こそ、これで勉強しよう」

……でも、また挫折。

これ、語学学習では結構よくある話です。

教材だけではありません。

教室を変える
先生を変える
アプリを増やす
YouTubeのチャンネルを次々に保存する

もちろん、自分に合う教材や先生を探すことは大切です。

でも、
「新しいものを始めること」そのものが、勉強した気持ちにさせてくれる
ことがあります。

新しい教材を開くと、ちょっとワクワクする。

「これをやれば、今度こそ伸びるかも」

そんな期待も持てる。

一方で、同じ教材を何度も繰り返すのは地味です。

でも、語学って、案外この「地味な繰り返し」の中で身につく

一冊を完璧に終わらせなければいけない、という意味ではありません。

大切なのは、

今持っているものを、ちゃんと自分の韓国語にできているか。

新しいものを増やす前に、そこを一度見直してみてほしいと思います。


03|単語を覚えているのに、使えない

「単語は結構覚えたんですけど、会話になると出てきません」

レッスンでも、よく聞く言葉です。

これは、単語を覚えること自体が悪いのではありません。

問題は、「使うための覚え方」になっているかどうか。

例えば、

결정하다=決める

と覚えたとします。

でも、これだけを覚えて終わりにしてしまうと、実際の会話ではなかなか出てきません。

ここから少し広げてみます。

「何を決める?」
「どんな場面で使う?」
「一緒によく使う言葉は?」
「似た単語との違いは?」

例えば、「決める」という意味でよく出てくる韓国語に、

결정하다정하다 があります。

どちらも日本語では「決める」と訳せますが、使われ方には違いがあります。

결정하다

何かを検討したうえで「決定する」「決断する」というニュアンス。

회의에서 다음 달 일정을 결정했어요.
会議で来月の日程を決めました。

아직 어디로 갈지 결정하지 못했어요.
まだどこに行くか決められていません。

정하다

日時・場所・方法・ルールなどを「定める」「決める」というときによく使います。

우리 만날 장소를 정했어요.
私たちが会う場所を決めました。

다음 주에 만날 장소 정했어?.
来週会う場所、決めた?

もちろん、実際には文脈によって重なる部分もあります。

だからこそ、

「日本語では同じ意味だけど、韓国語ではどう使い分けるんだろう?」

と考えてみる。

さらに、

결정을 내리다
決定を下す・決断する

결정하기 어렵다
決めるのが難しい

내가 정할게.
私が決めるね。

아직 결정하지 못했어요.
まだ決められていません。

というように、単語単体ではなく、使う場面や一緒に使われる表現までまとめて覚える。

そうすると、「知っている単語」が少しずつ「使える単語」に変わっていきます。


日本語と韓国語は、一対一ではない

そして、もう一つ覚えておいてほしいのが、

外国語は、日本語と一対一で対応しているわけではない

ということ。

例えば、日本語の「約束」。

韓国語では、

약속을 하다
約束をする

と言います。

でも、

약속을 지키다
約束を守る

약속을 어기다
約束を破る

のように、韓国語では「約束」と一緒に使う動詞まで含めて覚えると、ぐっと語彙が広がります。

「気をつける」もそう。

조심하다
気をつける、用心する

と覚えるだけではなく、

길이 미끄러우니까 조심하세요.
道が滑るので気をつけてください。

のように、どんな場面で使うのかまで文単位で覚える。

さらに、日本語の「体に気をつけてね」に近い場面では、

건강 잘 챙기세요.
体調に気をつけてください/健康に気をつけてください。

のような表現もよく使います。

こういうところに、
「日本語を韓国語に置き換えるだけではない」という外国語の面白さがあります。

だから、

単語の意味だけではなく、その単語が韓国語の中でどう生きているのかを見る。

私はこれを、韓国語を学ぶとき&教えるときにとても大切にしています。


04|「正しい韓国語」にこだわりすぎる

これは、真面目な日本人学習者にかなり多いと感じます。

「これ、文法的に合っていますか?」

もちろん、正しく話すことは大切です。

でも、

「文法的に正しい韓国語」と
「その場面で自然に使われる韓国語」は、
必ずしも同じではありません。

例えば、日本語で、

「写真を撮ってもらえますか?」

と言いたいとします。

韓国語にすると、

사진을 찍어 주실 수 있어요?
写真を撮っていただけますか?

と言えます。

もちろん、これで間違いではありません。

でも、旅行先などでは他にも、

사진 좀 찍어 주세요.
写真、ちょっと撮ってください。

でも自然です️⭕️

また、

사진 한 장만 찍어 주실래요?
写真を1枚だけ撮っていただけますか?

のように言うこともあるのです。

つまり、

「正しい韓国語を作る」ことと、
「その場面で自然な韓国語を選ぶ」ことは、
少し違う。

日本語だってそうですよね。

私たちも、いつも教科書のような文章で話しているわけではありません。

「今日無理かも」
「それ、知らなかった!」
「まあ、いっか」

省略したり、くだけたり、途中で言い方を変えたりします。

韓国語も同じです。

だから、学習するときには、

「これは文法的に正しい?」

だけではなく、

「韓国人は実際、この場面でどう言っている?」

にも目を向けてほしい。

そして、少し間違えてもいい。

伝わるなら、まず使ってみる。

そのあとで、

「あ、この言い方より、こっちのほうが自然なんだ」

と修正していけばいい。

語学は、最初から完璧なものを作ってから使うものではないと思っています。


05|インプットだけで満足してしまう

日本人は、もしかすると「勉強した実感」が得られる学習が好きなのではないかな、と私は思います。

単語を100個覚えた

文法を10個勉強した

教材を10ページ進めた


チェックをつける☑️

達成感がありますよね。

私も学生の頃はそうでした。

でも、

覚えた=使える

ではありません。

外に出してみて初めて、

「あれ? これ、言えない」

「この単語、どうやって使うんだっけ?」

と、自分の弱いところが見えてきます。

だから私は、

インプットとアウトプットを別々の作業にしない

ことをおすすめしています。

単語を覚えたら、その単語で一文作ってみる。

文法を勉強したら、自分のことを話してみる。

聞いた表現があったら、自分でも言ってみる。

そして、できれば誰かに使ってみる。

「覚えた」ではなく、
「使ってみた」までを1セットにする!

そこまでやって初めて
【定着】と言えるし、
その韓国語が少しずつ自分のものになっていくものだと思います。


06|全部わかってから、次に進もうとする

実は、私自身もかなりの完璧主義です (笑)

「ちゃんと理解してから次へ進みたい」

「この文法、まだ完璧じゃない」

「もっと覚えてから話したい」

そんなふうにガチガチに考えやすい性格 ( > <꧞)

でも語学を学ぶ上で、これ⬆が意外と遠回りだったんです。

「これくらいで、次に行こう」

⬆このスタンスくらいがちょうどいい️⭕️

勉強を進めていると、
前に一度勉強したことが、あとから別の場面で出てきて、

「あ、前にやったことがここでつながった!」

となることが多々あるんです。

語学って、そうやって何度も出会い直しながら理解が深まっていくものだと思います。

だから、

一回で100%理解しようとしなくていい。

70%くらいで次へ進んで、またどこかで出会う。

そのほうが、結果的に遠くまで行けることがあります。

完璧主義は、一見「真面目に勉強している」ようで、実は自分の足を止めてしまうこともある!

これは、私自身が経験し、強く感じたことです。


07|「できていないこと」 ばかりを数える

そして、大人の学習者にぜひやめてほしいのが、

できていないことばかり数えること。

「まだ聞き取れない」

「まだ話せない」

「まだこの文法が苦手」

「○年も勉強しているのに……」

あと、よくあるのが、自ら
「万年初級者」と名乗る。

でも、ちょっと待って!

1年前の自分と比べたら、どうでしょう?

韓国語の看板が読めるようになった。

ドラマの一言が聞き取れた。

韓国人の話が前よりわかるようになった。

以前なら言えなかったことが、今日は言えた。

こういう小さな変化って、自分では見落としやすいんです。

でも私は、レッスンで生徒さんを見ていると、

本人が気づいていない成長に気づくことがあります。

「前はここで止まっていましたよ」

「今、自然にその表現が出ましたね」

そんな瞬間を見るのが、講師をしていて嬉しいことの一つです。

だから、自分の韓国語を評価するときは、

「まだできないこと」だけではなく、
「前はできなかったこと」も見てほしい。

そして、できるようになったことは、ちゃんと自分で認めてあげる。

伸びている途中の自分を、自分自身が見つけてあげる。

これも、長く韓国語を続けるためには大切なことだと思っています。


08|韓国語は、勉強量より「使った量」

ここまでいろいろ書きましたが、結局、私が一番伝えたいのはこれです。

韓国語は、勉強した量だけでは話せるようにならない。

もちろん、勉強は必要です。

でも、覚えた韓国語を使う。

聞いた韓国語を真似する。

自分の言葉にしてみる。

間違える。

直してもらう。

また使う。

そうやって、少しずつ「知っている韓国語」が「自分の韓国語」になっていく。

私自身、韓国語を本格的に学び始めた頃は、語学堂に通い、ノートに習った韓国語を書き、覚えたことを使ってみて……という繰り返しでした。

語学堂には日本人の学生もたくさんいましたが、友達同士で「日本語禁止」と決めて、できるだけ韓国語だけで話すようにしていました。

でも、本当に伸びたと感じるようになったのは、
実は卒業後からの実生活です。

韓国人の中に入って、実際に聞いて、話して、失敗して、それでもまた話して・・・の時間
が増えてからでした。

だから、今韓国語が伸び悩んでいると感じている人に、

「もっと勉強してください」

とは、私は必ずしも言いません。

むしろ、

「今持っている韓国語、もっと使ってみませんか?」

と伝えたい。

新しい教材を買う前に。

新しいアプリを始める前に。

もう一度、今まで勉強してきた韓国語を取り出してみる。

そして、実際に使ってみる。

もしかしたら、あなたに必要なのは、
新しい韓国語ではなく、
もう知っている韓国語を使う時間
なのかもしれません。

韓国語の勉強って、やればやるほど「まだまだ足りない」と感じることがあります。

でも、焦らなくて大丈夫。

「もっと」ではなく、「使ってみる」。

その小さな方向転換が、伸び悩みから抜け出すきっかけになるかもしれません。


おわりに

韓国語を長く勉強していると、どうしても

「まだまだだな」

と思う瞬間があります。

私もそうでした。

でも、振り返ってみると、
韓国語が伸びたきっかけは、

新しいことをたくさん覚えた瞬間より、
知っている韓国語を実際に使った瞬間

のほうが多かった気がします。

だから、もし今、

「もっと勉強しなきゃ」

と思っているなら。

今日は新しい教材を開く前に、
今まで覚えた韓国語を一つだけ使ってみる。

それくらいから始めてみてもいいのかもしれません。

韓国語は、覚えた瞬間に完成するものではなく、
使いながら、自分のものになっていくものだから。

そしてその時に、
一番のやりがいと達成感を感じられること
を体験できるはずです✨

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