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『学園戦隊ラミュアーズ』第2話:誘拐を防いだ3人は白鳥レイコの家に招待された。そこで見たモノは...

『学園戦隊 ラミュアーズ』

ラミュアーズとは、ギリシャ神話の
 吸血鬼ラミア
をモチーフとした造語
 である。

第1話

◆第2話 お嬢様レイコ


レイコをタクシーで送り届けると、
さとるたちは、門の前で足を止めた。

「えっ、ここ?」
さとるが目を丸くする。

高い塀と重厚な門。
門の向こうは木々が生い茂り、
屋敷の姿はまったく見えない。

さとる、ここがレイコさんの家だよ」
京子がぽつりと言う。

「私って、けっこうお金持ちの家なの。
さ、いっしょに来て」
レイコが当然のように言い、
インターホンのボタンを押した。

しばらくして、門が静かに開く。
4人が中へ入ると、門は自動で閉じた。

石畳のアプローチが、奥へと続いている。
両脇には手入れの行き届いた庭木。
遠くに、ようやく屋敷の屋根が見えた。

「広っ...」
ひろみが素直な感想を漏らす。

さとる、あなたはここで私のお世話係に
ならない?」
レイコがさらりと名前呼び。

「えっ!? お世話係?」
「似合ってるよ、さとるひろみが笑う。

ひろみちゃん、さとるをいじめないで」
京子が小声でヤキモチを声にした。

屋敷の玄関ホールは、ホテルのロビーの
ようだった。
高い天井、シャンデリア、赤い絨毯。
案内されてリビングへ入ると、
大きなソファとガラスのテーブルが並んでいた。

「ここはおじいちゃんの家だったのよ」
4人がソファに座って待っていると、
レイコの両親が現れた。

「立たなくていいよ、そのままで」
レイコの父が穏やかに言う。
「私はレイコの父です。
        こっちが母の徹子です」

「パパ、ママ、私誘拐されて、この3人に
   助けられたの」レイコが説明する。

レイコを助けてくれて、
          本当にありがとう」
両親は深々と頭を下げた。
「後処理はうちの弁護士たちが処理してく
れたので安心してくれ」

事情を聞くうちに、
レイコが最近何者かに狙われていること、
     いじめグループとのトラブル、
彼氏がリーダーと戦って入院していること
などが明らかになる。

父は少し考え、3人を見つめた。

「どうだろう。落ち着くまで、君たちに
この家に住んでもらえないだろうか」

「そうよ、いつも一緒にいてくれたら
心強いわ」レイコが真剣な目で懇願する。

ひろみは腕を組み、
レイコさんが本気なら、断れないね」
と笑う。

京子はひろみに寄り添いながら、
ひろみちゃんと一緒に住めるなら私、
         どこでも行きます」
と嬉しそうに呟く。

さとるは少し戸惑いながらも、
レイコさんが困ってるなら、
    僕……できることはやります」
と答えた。

その言葉に、レイコは満足そうに微笑む。

第3話 に続く

イラスト集(Instagramへリンク)
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