シャンソン/イヴ・デュテイユの「子供を抱いて」
僕の好きなフランスの歌手「イヴ・デュテイユ」の紹介をさせて頂きます。
ヘッダー画像はレコードジャケット、彼が描いた絵だったと思います。
アンドレ・クラボーの「パパと踊ろう」1956年
シャンソンでも御古い所で子供とデュエットの歌が有りましたな。
アンドレ・クラボーの「パパと踊ろう」Viens danser avec papa子供の笑い声が可愛いて人気が出たもんです。
歌手、イヴ・デュテイユ
今回のシャンソンは「子供を抱いて」と言う子供を愛おしむ歓びをシンガーソングライターのイヴ・デュテイユが自作自演で唄っているものです。
イヴ・デュテイユは、1949年7月24日生まれで、現在76歳か77歳のフランス人のシンガーソングライターであり、1989年から2014年まではフランス・プレシー 村の村長さんをしていた時代もありました。
パリ17区のバティニョル公園の近くで育った彼は16 歳 の頃からギターを抱えてストリートで弾き語りをしながら腕をみがいていた。
裕福ではないがそれほど貧乏でもない普通のフランス人が住んでいる地区の公園で遊んだ子供の頃の記憶とか日常の何気ない生活の一コマなどメロディーも聴きやすく、フランス語が判らなくても耳当たりの良い曲が多いです。
「子供を抱いて(Prendre un enfant)」
特に僕が好きな一曲です。
この曲は、1977年のアルバム "La tarentelle" (タランテラ)から翌年シングルカットされて、月刊誌 "Notre temps" が1987年に選んだ20世紀の最優秀
シャンソンに選ばれ翌1988年に20世紀の最も美しいシャンソン1位に選ばれた。
歌詞の和訳
子供の手をとり
明日へと導くため、
子供の歩みを支えるため
子供を王のように思い
両腕に抱きしめる
そして初めて、
歓びに咽びながら子供の涙をぬぐい
子供を胸に抱きしめる。
子供の心を受け止め
その子の不幸を和らげる、
優しく、無言で、躊躇わず、
子供を心に抱きしめる
子供を胸に抱きしめる
でも初めて、
自分の歓びを抑え涙を流し、
子供をしっかりと抱きしめる
子供の手をとり
その子に歌を歌う
夜になり、その子が眠りに就けるよう、
愛情込めて子供を抱きしめ
あるがままの子供を受け入れ
悲しむ子供を慰め、
何年もの人生を共に歩み、そして
子供の手をとる
行く末を見守りながら、
子供を受け入れ抱きしめる
「子供たちのすべての権利」
2004 年 4 月に 日本で発売された『待たないで‥‥』というアル バムに入っている一曲だが、「子供たちのすべての権利」について子供の権利条約(児童の権利に関する条約)は、 1989 年の国連総会で採択され、日本では、1994 年に批准された。
イヴ・デュテイユのこの曲は、フランス政府の家庭担当大臣から、条約の精神をわかりやすく伝える曲をつくってほしいと依頼され彼が作詞作曲したものだ。
全部で 54 カ条からなるもので、 内容も多岐にわたっている為に
子供が一読してもなかなか頭に入らないと思われる条約条項を、
イヴ・デュテイユは、「正義」「自由」「真実」という 3 つのキーワードを元に歌にしています。4分19秒の動画です。
「子供たちのすべての権利」の歌詞の和訳
ぼくはこれらの言葉をささげたい
地上のすべての子どもたちに
恐れや苦しみや戦争のさなかに生きている子どもたちに
これらの言葉のもつ力は
いつの日か彼等に
平和や優しさや愛への道筋を開いてくれるだろう
これらの言葉は厳然と存在しているんだ
もし君が此れらを読むことができるのなら
君は幸福に対して
君が吸い込んでいる空気に対して
君の心の中の太陽に対して、権利があるんだ
君は 君自身のものになれるんだ‥‥
勿論、此れらの法学者達により選ばれた難しい言葉は
退屈で 複雑で ほんの少し寂しげにみえる
でもこれらは、君たちにとってはまず何よりも
狼から子羊を守るために書かれた愛の言葉なんだ
これらの言葉は、無垢な心に恐怖を抱かせる
全ての沈黙の壁を打ち砕く事ができるだらうか?
これらの言葉だけが成すすべもなく
深い夜の闇の底に沈んでしまった子供達に対して
もう一度「苦しみを忘れること」を可能にしてあげられるだろう
どんな国の子であれ 全ての子供たちには
一番強い者の声が何時もより良い物とは限らない
ということを教えてくれる
これらの言葉の花束が必要だったんだ
子供たちが いつの日か
彼ら自身の声をあげることができるためには
子供たちには幸福になる権利があるんだ‥‥
君が泣いている時 ぼくは君だよ
でも、君が歌っている時も 笑っている時も
やっぱり 僕は君だ‥‥
君は 君の人生に対して権利があるんだ
君は 君の人生に対して権利があるんだ
君は 君の人生に対して権利があるんだ
ソフトな声で自然体の唄い方で心に訴えてきます。
まあ、聴いてください。ええ歌です。
おおきに、有り難うさんです。
Moderato J
